Der König Hat Eselsohren

Basel(2)

ついに23日。
今日この日のために、ここまで来たんだよ。
出掛ける用意をする手にも力が入る(笑)

というか、恐ろしいことに、今回特に何も言われていないのに、チケットを買っていないf(^_^;
野外フェスの場所や行き方を調べるために、たびたびチケット販売のサイトは経由していたのだけれど、なんだか恐ろしく高いので、ずっと後回しにしてしまったのだ。

もし今日うまく連絡がつかなかったら、自分でチケットを買わなければならない。
が、改めてチケット販売サイトを見てみたら、ネット経由で買うには自分で印刷しなきゃならないようになってるが、このしょぼいホテルにはビジネスセンターなんてあるはずもない。

いくら何でもAbendkasse(当日券売り場)が無いということはないだろうけれど、もし当日券もなく、PeterやRüdeに連絡がつかなかったら…会場の外で聞くか~♪(笑)

天気予報では、18時頃から雲や雨のマークになってるのが、とても気になる。
なぜ今まで降らないで、ここへ来て天気が悪くなるかな?
でも今のところとても良い天気。

そうはいっても野外フェスに雨具は必須なので、それをバッグに入れ、ガイドブックはいらないからしまい(というか捨てていってもいいのだが…)、夜寒くなった場合に備えてパーカを…って、あれ?
パーカはどこにしまった?

ちっちゃなものならともかく、パーカほどの大きさのものがスーツケースの中で見つからないということは、それはすなわち無いということだ。

どっかに忘れてきた!!Σ( ̄□ ̄;)

思い返してみるに、山からベルンに向かうまでは着ていたわけだから、そのままベルンのホテルのクローゼットに下げたままに違いない。

どうする?!

ベルンのホテルに電話で確認して、取りに行こうか?
どうせ片道1時間だし、電車は乗り放題だ。
うまくいけば3時間で往復できる。

で、ドイツ語で「ヨットパーカ」って?f(^_^;
電子辞書にも載ってない!

それに他の単語を駆使して確認できたとしても、本当に3時間で往復できるかというと、そうそううまくいかない気がする。
下手して5~6時間かかっちゃったら、何のためにスイスに来たのかわかんないぞ?!


やめました(笑)
あとでゆっくりベルンのホテルにメールで連絡しよう。
それに今日の最高気温だって31度だし、今日の夜から急にそんなに気温が下がるなんて考えられないf(^_^;


とはいえ、まだ10時半。
この時間から会場に行っても仕方ない。
昨夜のコンスタンツのライブから、そのままバスでバーゼルへ来るんだろうから、たぶんみんな来ているとは思うのだけれど、フェス自体が18時からでは、まだサウンドチェックすらしていないだろう。

じゃ、まずはバーゼル美術館に行ってみますか。
ヨーロッパ屈指の美術館と書いてあるし、疲れない程度に回ってから、Park im Grünenに行ったら、ちょうど良い感じだろう。

でも、その前に、今日の帰りの交通手段を確認しておかなければ。
一応、昨日のうちにトラムの時刻表を確認してきて、最終の時間は頭に入れてある。

問題は、それよりも遅くなってしまった場合だ。
明日にはスイスを離れるので、今財布の中には50フラン札1枚と小銭しかない。
トラムの最終に間に合わなくて、タクシーを使ったら…?

乗り換え場所のBärfusserplatzや少なくともSSBの駅前からなら、おそらくタクシーを拾えるだろうし、おそらくお金も足りる。

でも、会場のPark im Grünenからでは、遠すぎて絶対に足りない…。
わざわざタクシー乗り場へ見に行ってみたけれど、どうもタクシーでカード払いができそうな感じはないし…。

ま、何とかなるだろう!!
国境近くの街だもん、もしスイスフランが足りなくても、ごり押ししてユーロで払えるに違いない!!(笑)



ということで、美術館へ向かう。
ここも今前庭で、Sommerfestなんてものをやってるらしい。





さて、中に入ってみる。
入ってすぐの右手にショップがあって、その前にこの美術館の図録が山積み。

って、えぇぇぇ~っっっ???!!!
この表紙!!ってことは、この絵はここにあるの???
だったら絶対に見たい!!

ということで、入ることに決定!
しかも料金をユーロでも払える上に、オーディオガイドに日本語版もあるので、太っ腹にオーディオガイドもつけちゃう!!(笑)

いや~、実際、15世紀のものから21世紀のものまで、こことは別に現代美術館が別館になってるのに、かなりの分量で並んでますよ。
チューリヒとどっこいか、それ以上です。
なにしろスイス人画家としては、ホドラーとベックリンがかなり収集されてるもんで、量としてはチューリヒをしのぐ勢い。
特にここにあるベックリンの「死の島」は、沢山同じ作品がある中で、最初に描かれたものだそうで、インパクト強烈!!

そして最上階でとうとう会うことができました。
ピカソの「アルルカン」。
これ、確か高校の美術の教科書の表紙だったと思うんだけど、凄く好きだったんだよねぇ。
物凄い存在感を醸しているのに、実際に見てみると、かなり薄塗りなのが意外。
実物を目の前にして、感慨ひとしおです。


現代美術館の方に行く時間と余力があれば、行きたいところだったのだけれど、ここでちょうどお腹が空いたので、美術館のカフェで少し遅めの昼ごはん
14時だしね。
と思って、美術館の前庭に腰を下ろした頃から、空が急に曇り始める。
なんかやな感じ。
つーか、単なる雨ならともかく、雷になっちゃうと、ライブはどうなるの?!


かくなる上は、なるべく早く会場に行ってみなければ。
そしてここはカード払いにして、フランの消費を節約(笑)


で、予想以上に早く、SBBの駅前でトラムを乗り換える頃には、雨が降ってきた!!Σ( ̄□ ̄;)
これで中止とか言われたら、マジでカンベンしてくれ!!な感じorz





…っな感じでさらに続く後編はまたあとで!!
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Schweiz」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事