Der König Hat Eselsohren

Grindelwald(グリンデルヴァルト)(1)

昨夜降り出した雨は、夜通し土砂降りに。
風も強くて、目が覚めたほどだ。

朝になって、やや弱まったものの、なかなか止まない。
困ったなぁ。
雨だろうが何だろうが、今日はグリンデルヴァルトに移動しなきゃならないんだが。
やっぱりインターラーケンに泊まったりせずに、最初からグリンデルヴァルトに行けば良かったかも。

それでも荷造りをして、PCに向かって、と時間を潰しているうちに、雲間に青空が現れ、山々には雲がかかっているものの、次第に晴れてきた。
助かった~♪

助かったといえば、もうひとつ。

ホテルのネット接続は有料となっていたので、ギリギリまで繋がないでいたのだが、色々いじっていると、ホテルの無料接続ウィンドウにたどり着いた。
フロントでバウチャーをもらってパスワードを入力すれば、無料で接続できるっぽい。

早速フロントで聞いてみると、部屋での接続は有料だけれど、目の前のラウンジでは無料だという。
早速バウチャーを受け取って、部屋へ戻り、ラウンジへPCを持ち出す前に、試しに入力してみる。

やっほ~♪繋がった~♪

部屋がちょうど1階(日本でいう2階)で、ちょうどラウンジの上あたりになるので、無線が部屋まで飛んでいるらしい。

昼近くまでダラダラして、出発。
駅の近くの銀行が開いていたので、試しに覗いてみると、ATM発見!!
無事にお金もおろすことができた。


グリンデルヴァルトに着いたら、ホテルの送迎車を呼ばなければならないのだけれど、ちょうど誰かが呼んだ車が駐まってる!!
便乗させてもらって、ホテルへ。

確かにこの道では、送迎してもらわないと無理…f(^_^;

残念ながらまだチェックインはできなかったので、スーツケースだけ預けて、歩いてグリンデルヴァルトの街へ。

ここもまた、土産物屋と飲食店とホテルばかり…なのに、インターラーケンに比べて、ずっと綺麗で、上品な雰囲気。
がちゃがちゃ、がつがつしていない。

なにより団体客用の大型観光バスが走っていない!
団体客はいるはずなのに…Σ( ̄□ ̄;)

やっぱり最初からこっちに来れば良かったか(笑)

ただ、ホテルを村はずれの所にしてしまったので、夜になってから戻ってくるのは難しいかも。
バスはどれも18時台でおしまいだf(^_^;
幸い、ホテルにちゃんとしたレストランがあるので、そこで食べることを前提にした方がよさそう。
でも、数は少ないながら、20時まで開いているスーパーも見つけたので、適当なものを買って帰って、部屋で食べるんでもいいか。



天気がかなり良くなってきたので、今日はFirst(フィルスト)まで行ってみようかと思い、Firstbahnの乗り場へ行ったが、上の様子を映し出している画面を見ると、Firstは雲の中だ!!Σ( ̄□ ̄;)
下ではすっかり晴れていても、確かにどの山も、中腹から上は雲がかかっている。
Firstがこれでは高さのさほど変わらないMönlich(メンリヒ)も似たようなものだろう。

雲がかかってないところ…ここから見て明らかなのはPfingstegg(フィンシュテック)だな!
あそこに上ろう!

フィンシュテックへのロープウェー乗り場近くからは、アイガーの向こうに見えているのは、シュレックホルンとフィンスターアールホルンかな?




フィンシュテックの上はあまり混んでなくて、とても快適!
日差しは強いが、日陰になるととても涼しい。

上からはグリンデルヴァルトの村と、




Grosse Scheidegg(グロッセ・シャイデック)方面とが一望のもとに。





カフェのメニューを見て、RugenbräuとRugen offenは何が違うのかと聞いてみたら、offenは生だという。
じゃ、そっちで!!
国によって、生の表現方法も違うんだなぁ(笑)


ビールを飲みながら、これからどうするかを検討。
他の展望台はどこも雲の中だろうから、行っても仕方ない。
昨日行きそびれたトリュンメルバッハの滝に行ってもいいんだけど…どうせならここからハイキングコースを辿って、Oberer Gletscher(オーバラー・グレッチャー)に行ったらどうだろう?
所要時間1時間10分と短いし、地図に出ているコースがどんなものかわかるし。
無理そうなら引き返してくればいい。

ということで、1時間近くゆっくりしたところで、出発!


昨夜の雨で、相当ぬかるんでるんじゃないかと思いきや、そんなこともなく、道もわかりやすい。
歩いてる人がほとんどいないけど(笑)

道ばたにリンドウが咲いていたりして、なかなか良い感じ。




ただ、途中に、足元がかろうじて見えるかどうかというようなトンネルがあるのが、穴蔵苦手な私にはちょっと辛いが、なんとか通過。
もう引き返せない(笑)

上を見上げると、自分のいるすぐそばまで、雲が迫っている。




ずっと平坦だった道が、途中の休憩場所であるMilchbach(ミルヒバッハ)のレストラン近くになって、ちょっとした山道に。
急に登りになると息が切れる…f(^_^;

ここでちょこっとだけ休んで、息を整えたところで再度出発。
おそらく氷河から解けて流れ出た川の音が、囂々と響いている。
ここからは山道で、まさに氷河の方に上っていくみたいなんだけど…。

もしかしてこの鉄線が破られたような所から向こうへ行くんですか?f(^_^;



確かに山と山の間にあるグレーの部分は、氷河に見えなくもないが…。
向こうの山腹にある建物は、氷河の先っぽを見る場所だろうし。
でも、あっちはちゃんと道が造られているけれど、こっちはなさそうだなぁ…。

ここで遭難してもつまらないので、撤退!!(笑)
山を下りる方の道へ。

下まで降りてきたら、山の間に、青白く光る氷河が見えた!



100年ほど前までは、このすぐ近くまで、氷河が迫っていたらしい。



バスに乗って村まで戻り、駅で、明日ユングフラウまで行く電車のことを聞いてみる。
かなり混んでそうなんで、指定席を取れたら、と思ったのだが、座席の指定自体が限られた電車だけで、あとは完全に自由らしい。
じゃ、もう適当に行って、乗れるときに乗ろう!
急ぐ旅じゃないし♪

追加料金が必要なところだけ、往復切符を買う。
地球の歩き方にも出てはいたけれど、56フランって往復料金だったのか!!Σ( ̄□ ̄;)
だったら、もし明日上まで行ってみて曇ってたら、明後日またチャレンジしてもいいな(笑)


途中のスーパーでワインとチーズを買って、ホテルまで戻る。

村の道はだんだん慣れてきたけれど、この教会から上へ上っていくところだけは結構きつい…f(^_^;
それに全く街灯もないから、歩いてこれるのはせいぜい20時過ぎまでだろうな。
今日はホテルのレストランに行ってみることにしよう。


部屋にレストランのメニューが全部合ったので、内容を検討した上で入るレストランを決めていく。
窓の外にアイガーやシュレックホルンが見える席に通されて待っていると、手渡されたのは英語と日本語のメニュー…。

気を回してくれたのはわかる。

が、いまや、ドイツ語で書かれたメニューの方が、どんな料理なのかわかるし、注文しやすいんですが…f(^_^;


まぁ、いいや。
料理もワインも美味しかったし、アミューズグールと、食後にクッキーなんかが載った皿が出てきた。
お菓子は食べきれなかったけれど…。


隣のテーブルが予約席なのが、最初から気になっていたのだが、こっちが食べ終わるちょっと前くらいに、フランス人のご夫婦がやってきた。

こっちの料理が下げられた頃から、英語であれこれ話しかけられたのだけれど…。

英語で答えようとしてもドイツ語になってしまう!!(笑)
英語とドイツ語のチャンポンになりつつ、旅行話。
やっぱ、もうちょっと切り替えがきちんとできるように、英語もドイツ語も精進しなければ…f(^_^;

でも、すくなくとも、ホテルのレストランでナンパされることはなさそうです(笑)



夜寝る直前になって、ふと気付いてバルコニーに出てみると、夕方までと違い、雲がすっかり晴れている。
いつもうちから見ているのと同じ北の空なのに、見違えるような、文字通りの満天の星空だ。

この星空も写真に撮れたらいいのだが、あいにく、三脚ひとつ持っていないので、どうにもならない。

そのまま撮って星が写っていたら、それはペロリンガ星人の大円盤群だ(笑)
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