Der König Hat Eselsohren

Landsberg am Lech(レッヒ川沿いのランツベルク)

先日Judithに会ったときに、日曜日にハイキングに行こうと誘われてたんですが、あいにく天気が悪いと言うことで昨日の夕方電話がかかってきて、Landsberg(ランツベルク)へ行くことに。

ってか、Landsbergってどこ?くらいの感じに全然知りませんでしたf(^ー^;
実際にはロマンチック街道沿いの古い町なんですが、手元にあるガイドブックですら、地図に名前がようやく載っている程度で、街に関する詳しい記述は皆無。
今回は来るときに、成田空港で南ドイツだけのガイドブックを手に入れたんで、ロマンチック街道なんてばっちりだぜ!くらいに思ってたのに…(笑)

ともかくミュンヘンから電車に乗って約30分、Kauferingという駅に、Judithの下の妹Soniaが迎えに来てくれていました。
Soniaは昨年からニュージーランドに留学していたんで、会うのはこれが初めて。
そのままSoniaの運転する車でLandsbergへ。
Landsbergにも駅はあるんですが、ミュンヘンからだと乗換があってめんどくさいらしい。

車を駐めて、まずは街を囲むStadtmauerとそこに建つ塔まで、えっちらおっちらと上る。



残念ながら塔そのものには上れなかったけれど、ここからは思いっきりLech川を見下ろして、遠くまで見晴らすことができる。
大きい街だと旧市街を囲む壁は取り壊されてしまっていることが多いけれど、ここはまだかなり残っていて、本当に中の建物が壁で守られてる感じ。
JudithはAbiturのあとここに住んでいたことがあって、あそこに彼氏が住んでたとか、まぁ普通の観光ではあり得ない話が出てきて、それも面白かった(笑)

とにかく壁沿いに進んでいくと、これまた古そうな建物。
へぇ!スゴイ!と見上げていたら、Soniaがもっと下がってみて、というんで下がってみると…



うっわ!おとぎ話の世界が目の前に…!!本物だよ~!!
まさに絵本に出てきそうなんですが、こここそが町の入口の門(Stadttor)だったとか。
ここがまた5月から10月までしか中に入れないのが残念orz
馬に乗って入っていきそうだよね~と話しながら門をくぐっていった中は、完全なる石畳の、まさに日本人が考えるヨーロッパの町並み←私の勝手な思い込み?f(^ー^;
Stadttorは町の中でも特に高台に当たるので、近くのHl.Kreutz Kirche(聖十字教会)の中を見物した後、町の中心へと向かっていくと、目の前に開ける古い町並み。



赤い屋根の家々の中に立つ、ひときわ大きな教会・Stadtpfarrkirche。
さすがはバイエルンの教会だけあって、ちゃんとタマネギ型の塔がついてます(笑)
もちろんこの中も見学したけれど、何よりもここへ来るまでに通った細い路地や、この教会に近い町の中心部のカラフルな家並みの綺麗なことと言ったら!!
路地好きにはたまりません(笑)
さらにこの建物の壁画と、古い木のバルコニー。
ちょうどここへ辿り着く少し前から、風が凄く強くなってきていたけれど、その風で窓にはまっているガラスがふるえてるのが見えるッスよ(笑)



そして、Schmalzturm(シュマルツトゥルム)をくぐった先には、



ひときわ壮麗なRathaus(市庁舎)。
世界遺産にもなっている有名なヴィース教会と同じく、Zinmmermanの作だとか。
残念ながら、内部墓移送中で入れませんでしたが。
そして教会の側から反対を見ると、町の中心であるMariaburunnen(マリアの泉)と先ほど通ったSchmalzturm。



その並びがまた、良い感じなんだよねぇ…。





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いったん続きを書いたのに消えてしまった…orz
では気を取り直して。


路地好き・町並み好きにはたまらなく魅力的な町でありながら、残念なことにここで雨が降ってきてしまったんで観光は断念。
かといって帰るにはまだ早いので、なんとJudithのおばあちゃんちへ行くことに(!)
おばあちゃんはここから少し離れたSchongau(ショーンガウ)で一人暮らし。
このおばあちゃんち、外から見ると普通の一軒家なんだけれど、中が完全に分かれていて、おばあちゃんは2階に住んでいる。
中はそんなに広くはないけれど、とても綺麗で住みやすそうな感じ。
ここでおしゃべりをしながら、コーヒーとSoniaが作ってケーキをいただいた…というと聞こえがいいけれど、おばあちゃんの話はほとんど理解できないf(^ー^;
JudithとSoniaの話は大体わかるんだけどなぁ。
しかもおばあちゃんは耳が悪いこともあって、こっちの言うこともなかなか通じない(笑)
まぁ、大変といえば大変だったんですが、うちはもう祖父母は全員亡くなっているんで、ちょっと羨ましいかも。
おばあちゃんだって、こうして頻繁に孫達が遊びに来てくれたら嬉しいだろうねぇ。

そしてその後、電車に乗るために再びKauferingまで戻ったものの、上手く時間が合わなかったため、思いがけずJudithの家族が住む家にお邪魔したり、それで結局さらにもう1本電車を乗り逃がしたり(笑)と、予想外のことばかりの一日だったけど、日本からガイドブックを携えてくるだけではわからない、Oberbayernの町や暮らしをちょこっと垣間見れて、実に興味深い一日でした♪


ま、そのせいか、珍しく11時くらいに寝ちゃいましたが…f(^ー^;
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