Der König Hat Eselsohren

Salzburg(2)

薄暗さが増す中、会場へ。

しかし、ここはどういう構造になっているのだ?
建物の正面(?)にカフェとは別の入口があって、ここにチケットブースもあるので、おそらく入場はここからなんだろう。
でも、内部ではカフェの中を通っていったところに両開きのドアが見えるところを考えると、カフェの客の横を通って入口?

電話でどう説明したら行き違いなく会えるかと言ったら、きっと建物の外だろう。
異常なまでに寒い中、まずはPeterに電話してみる。
しかもここドイツじゃないから、国番号をつけなきゃならない。
お互いに外国の携帯って、めちゃくちゃ料金が高いと思うんだけど…f(^_^;

無事呼び出し音が鳴ったものの、20回鳴らしても出ない。
Rüdeも同じく。
困ったなぁ。
もう一度Peterに掛けてみてもダメ、

試しに様子を見てみるために、脇の方で車が駐車している方に行ってみると、ぴったりとドアが閉じられた中からリハの音がする!!
そりゃ出るわけないよ!!
仕方ないからMarcに掛けてみるが、そもそも繋がらない?!

これは困ったぞ。
リハが終わるのを待っているのは無理なほど寒い。
それにリハが終わったらすぐに電話に出るという保証は無いしな。

外から様子を見ていると、中で会場へのドアを出入りしている人が時々いるのが見える。
知った顔では無いのだが。
それこそスタッフだったら顔を知ってるから話は簡単なんだけど。

でも、試しに行ってみよう。

ドアを押したら、中から直接リハの轟音(笑)
目の前を階段が遮っているので、ちょっと回り込んでみたら、そこが会場だった。

えっと、勝手に入っちゃったけど、いいのかな?f(^_^;
PAブースの向こうの方にMarcが立っているのが見えるが、ブースの前を横切るのは気が引ける。

と、Marcが会場の向こうからさっきのドアの方向に歩いて行くのが見えたので、これはうまくいくとドアの辺りで会えるかと思い、急いで行ってみたが、なんとMarcは階段を上って行ってしまった。

むむ~。

仕方ない。
せっかくリハ中に来たんだから、リハを見よう(笑)

スタッフも色々と働いて入るが、さすがにだだっ広くて中途半端なところで見ていたら、照明の加減で顔がよく見えなかったが、Peterがこっちに手を振っている。
気づいてくれたようだ。
ギターを置いてこっちに降りてきた。
ハグ!

が、普段の「Wie geht's?」ならともかく、「あけましておめでとう」的なことをドイツ語で言われたらどう返していいのやら?f(^_^;
なおさらドイツ語が出てこないよ…。
しかもパスもまだ無いんですけど…(笑)

ドラムの向こうから、Floが「コニチハ~!」と声を上げる。
「Guten Appetitはなんて言うんだっけ?」
「いただきます」
「タタタタムス」
う~む、やはりここはまだ難関らしい(笑)

ひとまず、ここにいても良さそうだし、なによりも客席側から見るなんてこういうときしか無いんだから、ゆっくり楽しませてもらおう。
ついでにおにゅうのカメラのテスト。
AUTOモードだとやはりブレやすいようだけど、シャッター速度優先にすると照度が足りない。
痛し痒しといったところか。







さっきから会場内にいた人たちがMarcに連れられて、ステージ脇から上がっていく。
小型TVカメラを持っているところを見ると、取材?
つーか、Marc、私のパスは?f(^_^;

「Rotweinflaschengrün」での位置に合わせて照明を直しているところで、リハ終了。

PeterもFloも後ろへと下がっていってしまったけれど、どうしたらいいんだか?
Rüdeはステージの前で誰かとずっと話している。



そこへMarcが取材だから、とRüdeに言いに来た。
つーか、パスは?f(^_^;

Rüdeが小走りにこちらへやってきて、挨拶もそこそこにこれからインタビューだから、と去って行きそうになる。
「私はどこにいれば…?」
「え~っと、バックステージに来るよね?」

ステージの脇を通ってバックステージに入っていくとNicoとスタッフがPCに向かっている。
すぐ手前の椅子の上に「ここでいいよね?」と言って私の荷物を置くと、Rüdeは急いで階段を駆け上がっていった。
つか、ここ、いきなりMarcとNicoの部屋ですか?f(^_^;
ま、ここにいる限りは大丈夫。

まずは壁に貼ってある今日の予定を撮影。



ん?
夕食「BUY OUT」って、ケータリング無いの?
ニューヨークの時以来だな。

そして、2時出発と書き加えられている。
この近い距離でも、夜中に移動するのか。
大変だな。

とりあえずバックステージを探検。
とはいっても、すぐ上の階はドアがびっちり閉まっている。
さらにその上の階ではインタビュー中なので、さすがに行くわけにはいかない。

仕方ないので、自分の荷物を置いている椅子にでも座ってるか。
見知ったスタッフが声を掛けていくので、居心地は悪くない。
しかも、ちょうど今日のセットリストをNicoが印刷して、スタッフに配りついでに1枚くれる。

お!
「Heimatlied」がある♪
やった~!!ひさしぶり~!!
「Lass mich nie mehr los」が入ってるのも予想通り。
「Titel」が入ってるのは意外!
そして残念なことに、この時期だったらやるだろうと思っていた「Frühling」が入っていない…orz
さらに残念なことに、きっとやらないだろうと思って暗記する努力すら放棄していた「Disco4000」が入ってる…Σ( ̄□ ̄;)

そしてイラストは相変わらず。
つか、あれ?
日付間違ってない?

と思ったら、Nicoも日付間違いに気づいたっぽい。
でも、Floに言いに行こうにも、まだインタビュー中。
結局そのままに。

スタッフの一人が、冷蔵庫に何が入ってるんだ?とか言いながら開けている。
おぉ、今日はビールが入ってるぞ!!
でも寒くて飲みたくないなぁ(笑)

しかも2つある冷蔵庫のうちのこっちは、ちょうどビールが置かれている段の辺りに、今日のゲストのPelzigの名が書かれた紙が下がっている。
飲んじゃいけないのかな?

今日の喫煙所は、この部屋から数段階段を降りたところのドアの外らしい。
外で喋りながらタバコを吸う人が後を絶たず、ほとんどずっと、ちょっとドアが開いているので冷気が上がってくる。
インタビューが終わったらしく、Peterは外で誰かと喋りながらタバコ。
なかなかプレゼントを渡す機会がない。

Rüdeが、ちょっと寝てくる、といって上に上がっていった。

しばらくしてPeterが、「Aiko、夕飯食べに行こう」というので急いでダウンを着て、帽子をかぶる。
こういうときはとにかく猛ダッシュで付いていかないと。

IngoがPeterに、サウンド・オブ・ミュージックがどうのこうのと話している。
さっき、電車の中でガイドブックを読んでたら、ザルツブルクが舞台で、実際にここで撮影した、と書いてあったな。
そういえばIngoはオーストリア人だった。

いったいどこへ行くのかと思ったら、Sternbräuという、さっきWintermarktをやっていたところにあるレストランだった。
しかも予約している?

なんと上の階の大きい部屋が予約席だった。
いつのまにか先にFloが来ている(笑)
ちょうどPelzigがリハをしている間に、全員でここで食事することになっていたらしい。

まず飲み物の注文を、というのだけど、メニューが無いぞ?
とりあえず大きいHellesを(笑)

飲み物がやってきて、次は食べ物の注文を、というのだが、やっぱりメニューが無い。
でもIngo的には、なによりもヴィーナ-シュニッツェルを食え、ということらしい。
店のお姉さんにKleineportionはあるか?と訊くと、ちゃんとあるという。
良かった良かった。
グラーシュを食べたのが昼過ぎだったので、まだ空腹感がみじんも無いのだが、これなら安心して頼める。

Ingoが隣から、「サウンド・オブ・ミュージックは知ってる?」
「もちろん」
当然知ってるし、昔々に見たよ。
昔過ぎて、ほとんど忘れてるけどf(^_^;
「オーストリアではほとんど知られてないんだよ」
「マジ?!」
「アレはアメリカ映画だからね。アメリカと日本では有名だけど」
「ドレミの歌なんて、日本の子供ならみんな知ってるよ」
文化の違いって大きいなぁ。

でっかいテーブルの斜め向こうの方から、大きな声でFloが話しかけてくれるのだが、なんだかよくわからない。
単にみんながあっちでもこっちでも喋っているから、というだけじゃなく、絶望的なくらいにドイツ語がわからない…orz
耳が慣れてないから聞き取れない、と言い訳するも、この3日間で聞き取れるようになるかなぁ???




MarcがRüdeは?と訊くと、誰かが、来ないって、と答える。
食事より睡眠優先か?f(^_^;

Marcが雑誌とともに持って紙類の一番上、切り離し前のパスみたいに見えるんだけどどうなんだろう?
それ、くれるんじゃないの?
そのうち気づいて、1本くれるんじゃないかと思ったが、それどころか雑誌に挟んで、パタンと閉じてしまったf(^_^;

スープを頼んだ人には先にスープが出て、そのあとメイン。
ほとんどみんなシュニッツェルなのに、付け合わせが違う。
どうやらあれこれ言ってたのは、付け合わせのことだったようだ。
何も言わなければ、普通に茹でたジャガイモが出てくるが、小さなジャガイモを丸ごと揚げたのを注文している人が多い。
絶対にこれじゃなきゃダメだ、くらいに(笑)

みんなが食べ始めた頃には、Nicoもやってきた。
かと思ったら、Marcは注文した料理が出てきてもそのまま下げてもらい、会場に戻る。
どうやら開場時間のようだ。
仕方のないこととはいえ、来るのもバラバラ、人数もアバウト(笑)




隣からIngoが、そのジャムをつけて食え、という。
う~ん、あんまり好きじゃないんだけどなぁ。
酢豚のパイナップルとか、サラダのリンゴとか、甘いものが中に入っていることがそもそも嫌いなので、わざわざジャムをつける意味がわからない。
…という個人の好みを越えて、日本人の口には合わないんじゃないか?という興味というか、日本人が良く、外国人は納豆食べられないんじゃないか的なことを思うのと同じような関心で、みんながこっちを見ているf(^_^;
「…う~ん、あんまり。」
ご期待に添えたようで、Ingoに至っては、うぇ~っっと吐く真似までしてやがる(笑)

でもある意味、ドイツやオーストリアでも、このジャムについて好き嫌いがあると言うことは明らかになったな!
今度から堂々と、つけずに食べよう♪

来るのもバラバラなら、全員が食べ終わるのを待つでもなく、Peterを含めて数人、食べ終わったらタバコを吸いに出て行く。
自由だなf(^_^;

幸いFloが残っているので、出るときは一緒に出よう。
そうしないとパスないしf(^_^;

スタッフの一人が、デザートに、ザルツブルク名物のZalzburgernockerl(ザルツブルガーノッケール)というスフレのようなお菓子を頼んでいた。
なんか小山のような、それでいてふるふるしたスフレにジャムを掛けているのだが、どうやら物凄く甘いらしい。
みんなで回し食いしているが、一口食べては悶絶している(笑)
一周して目の前に回ってきたが、そもそも甘いものが嫌いなのに、ドイツ人ですら甘いようなモン、食えるか!!

写真だけとっておこうとしたら、Ingoがスマホを貸せ、というので、なぜかノッケールと記念写真(笑)




Nicoが話している内容からすると、ケータリングを頼むよりも、こうした方が安くすむっぽい。
確かに無駄も出ないし。
でも、こうして明白に自分が頼んだ分も支払ってもらっちゃうと、なんか申し訳ない。
その点、ケータリングの方が気楽だし、外で食べるなら、ニューヨークのときみたいに、各自が支払う方がホントに気が楽だ。

そろそろ出よう、ということで部屋を出ると、来たときには気づかなかったけれど、途中にガラス張りの喫煙所がある。

みんなここへ吸いにきてたのか。
それならなおさら、付いてこなくて良かった。
Peterがガラス越しにポーズ(笑)

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