Der König Hat Eselsohren

チューリヒ美術館展@国立新美術館



午前中、特に行きたいプログラムがなかったので、チューリヒ美術館展へ。

これ、出品作品についての情報がなさ過ぎて、前売り券を買いそびれた。
だって、この美術館、一昨年いってるんだもん。
収蔵作品を全部見たわけではないだろうが、とりあえず、そのときの展示作品は、隅から隅まで見てるんだもん。
唯一心残りだったのは、セガンティーニだけを集めた展示室が閉室だったんで、1枚も見られなくてがっかりしたこと。
だから、セガンティーニは来るの?来ないの?!と思いながら、予告サイトを度々見ていたのに、全く、セガンティーニの「セ」の字も出てこない。
が、会期が始まった直後に見てみたら、一番最初の展示室の内容として、セガンティーニって書いてあるじゃん!!

だったら早く言ってよ~!!(ノД`)

というわけで、ほぼ、セガンティーニだけを目当てに行ったんですが。

…2枚しかないorz
終了~。

いや…もっと他にも、有名な作品があるはずなんだが。
それこそ、代表的な作品で、サン・モリッツにないものは、大体チューリヒにあるはずなんだが…(ノД`)

またチューリヒまで行かないとダメか?orz


と、思い切りがっかりしたところで、お次はモネ。

展示の仕方が悪い、とまでは言えない。
でも、混みすぎてるせい?
そのバカでかい睡蓮、そんなに近くで見て面白い?
や、どういう風に描かれているんだろう?と思って、近くから見るのは当然なんだけど、こう、至近距離を左から右へと歩きながら見て終わり、という人がほとんど。

それ、面白いですか?

遠くから見ると、ちゃんと、周りの夕景が写り込んだ水面に、睡蓮が浮いている様がわかるんですが。
そうですね、ちょうど隣の展示室、セガンティーニの絵の前くらいがちょうど良いかと(笑)

人の隙間から垣間見えるのを、頭の中で継ぎ合わせて鑑賞しましたよ。
ったく。
どうせなら、絵の手前3メートルくらいのところにロープを張って、み~んな遠くからしか鑑賞できないようにして欲しい。
間近に見たって、ぶっとい絵の具の線が、グジョグジョとのたくってるだけなんですからf(^_^;


ホドラーがそこそこ枚数来ているのはいいね。
ま、ホントは、こんなのごく一部でしかない、ってくらい、これでもか~!!とホドラーが展示されてる美術館なんだけど(笑)
でも、上野の方のホドラー展と合わせたら、結構な数を見られることになるし、ここのは結構バランスの良いチョイスになってるのでは?

それ以外にも、こないだまでやってたヴァロットンとか、あとやっぱりスイスと言ったら外せないクレーとか。
ジャコメッティに至っては、親戚まで(笑)
他にもココシュカだとか、ドイツ表現主義だとか、日本ではなかなか見る機会が少ない作品も、ちゃんとある程度のボリュームをもって揃えてきてくれているあたりは良かったね。
まぁ、ココシュカの作品の前で、何あれ、よくわかんない、的なことを言ってるカップルがいたりもしましたが(笑)

つーか、どうせなら、スイスをメインに、ドイツ語圏の作家の作品の割合をもっと多くしちゃった方が面白くない?
セガンティーニが少なかったんで、文句を言いたいだけなんだけどf(^_^;
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