路地裏てくてく

中国、蘇州での暮らし。
私目線で見つけたおもしろい、かわいい、おいしい、グッときたを写真とことばで綴ります。

牛肉を買いに!韓国市場へ。

2012-04-29 | 円区

蘇州には多くの日本人が住んでいますが、それ以上に多いのが韓国人。
円区には韓国市場があり、おいしい牛肉が手に入るというので行ってきました。
新区からだと、68番のバスで50分、沁苑邻里中心で下車すぐの中天湖畔广场にあります。
まだ試していませんが地下鉄だと东方之门で降りて北へ800m程歩けば行けると思います。

市場の中は・・・新区の市場と違ってキレイ~!
野菜、果物、肉、卵、魚、キムチなどいろんなものが揃います。
日本では見かけない果物がたくさんあって、味見させてくれます。
皮ごと食べられる細長いブドウがおいしかったので買ってみました。

お目当ての肉ですが、さすが韓国。
カルビや豚トロなどもあり!
パック詰めで薄くスライスされたお肉が並ぶ!
肉を見て美しい・・!と思ったのは初めてです。
日本製と同じく韓国製品は安心できる。

中国では牛肉を売っている地元スーパーもあるけれど、
赤身が多く匂いもあるので、もう牛肉を買うのは諦めていました(涙)
久しぶりに美味しそうな牛肉を見てテンション上がりまくりです。

今日は市場の方でなく「choice」というお店で、ステーキ用に
サーロイン200gを2枚、1.5cmくらいの厚みでほしいと言うと切ってくれました。
その前にお値段を「200g50元くらい?」と聞いたら
言い値通り2つでちょうど100元でした。
ちょっとまけてくれたのかな?
日系スーパーのお肉より断然安いと思います。

実は今日は結婚記念日だったので、奮発してしまいました。
たまにはいいかなー。
和牛にはかなわないけど、ちゃんとお肉の味がして美味しかったです。

日本にいたらこんなに牛を求めたことなかったけど、
食べられないとなると欲しくなる。
牛肉が食べられるって幸せ~ギュウギュウ~~

CoCo都可茶飲

2012-04-26 | 食べもん
 

ここ中国の街ではドリンクショップをよく見かける。
中でもCoCo都可茶飲は人気のチェーン店。
オレンジの看板と水滴のキャラクターが目印です。

メニューはコーヒー、紅茶、タピオカミルクティー、プリンミルクティー、
レモンジュース、チョコレート系、小豆入りなど
種類が豊富で、どれも甘くておいしい。

値段も6元、7元、8元くらいで
熱的(ホット)、凍的(コールド)が選べる。
コップ一杯入れてくれて、こぼれないようにパックまでしてくれる。

中国の食べ物、飲み物は基本的に何でも味がしっかりついていて
ペットボトルのお茶にも砂糖が入っていたりする。
ヨーグルトだってプレーンヨーグルトがないのが悲しい。

関西人の私は特に薄味なので、
食堂のメニューでもレストランでも、なるべく味が薄そうで
プレーンなものを無意識に選んでしまうのだけれど
でもときどき、買い物の帰りや疲れたときに
甘くてジャンクなCoCoのジュースはお手軽で、今ちょっとマイブームです。

中間テスト

2012-04-20 | 中国語

昨日、一昨日と学校の中間テストがありました。
中間テストという響きが久しぶりで、ちょっとワクワク、緊張もしながら
試験勉強をして、当日を迎えました。

私なんかは、「試験」となるとがんばらなくっちゃって思ってしまうのですが、
うちのクラスのいろんなお国の方々は、やることが自由奔放でほんとうにビックリ
というか笑ってしまいました。

試験当日に通訳を連れてくる奥さま、電子辞書を引きながらテストを受ける人、
カンニングどころか隣の人と一緒に問題を解く人・・・
それでも、あっけらかんとしていて、
なんかいいなあ・・
そんな生き方も楽しいな~って思ってしまいました。

試験の結果は文法、会話とも思ったよりできたのでホッ。
今は開放感でいっぱいです~
そう、この開放感が好きで頑張ってしまうんだな~

ギター放浪記。

2012-04-16 | 生活

ある日、夫がギターを持って帰ってきた。
キーボード、二胡に続き楽器はこれで3つ目だ。

今度は何で突然ギター?と聞いてみると、
どうやらマンションの下で拾ったらしい。
モノがまた増えたけど、捨てられたギターかわいそうだからいいか。
ポロロンとしたギターの音色好きだし、
これはワインを飲むときのBGMに弾いてもらうしか無い。

しばらくしてあることに気付いた。
このギター、何度チューニングしても狂うらしい。
だから捨ててあったんだ。

ふと見ると寂しげなギター、捨てられ拾われ、さすらいの旅。
今度は誰のもとにいくのかな。

好きなものに囲まれて暮らす。

2012-04-15 | 日本のもの

かご、ざるの類が好きで、中国にも持ってきました。
中国にも竹細工はあるのですが、日常の道具という枠を超えていません。
比べて日本のものは、日用品でもあり工芸の粋にも達していると思う。

このざるは、岩手の鈴竹細工です。
カゴアミドリというネットショップで買ったのですが
東北地方をはじめ、世界のいろんなかごを扱っていて、かご好きにはたまらないお店です。

これは他の楕円ざると違いとても繊細に編まれていて
大中小のサイズを入れ子にしたときのたたずまい、
楕円の形と持ち手にこれはもうやられてしまいました。

小はおにぎりや天ぷらに、中と大は買ってきた野菜を洗って置いておくのにちょうどいい。
何より、キッチンに置いてあるだけでかわいい。
これからの季節だと、枝豆やざるそばにも活躍しそうです。

なぜか手仕事のものを見ると、ほっとします。
清々しく、あったかい気持ちになります。
日々の緊張から解き放ってくれる、それはもう道具以上の意味があるんです。
好きなものに囲まれて暮らすってそういうことだと思う。

異国での暮らしだからこそ、私にとってはなくてはならないものです。

春の食材で。

2012-04-14 | 生活

春の味が食べたくて市場で菜の花を買ってきた。
黄色い花が少しだけ咲いていて、束のまま花瓶に生けたい感じ。
花瓶が無いので洗ってざるにあげ、晩ご飯までお花をを観賞~
野菜を洗い、ざるに置くだけでなんかかわいい。

さて、菜の花は日本のと品種が違うのか、葉っぱがチンゲン菜みたいで茎もうんと太い。
マスタード和えにしてみたら、うん、美味しい。けど食感はチンゲン菜。
菜の花特有の苦みも無く、アレレ?これはもはや花が咲いたチンゲン菜では??

見て楽しい、食べておいしい。
たとえチンゲン菜でも春らしい気分になったので
ま、いっか。

文字の芸術、書法。

2012-04-10 | 中国語

毎週火曜は学校で书法[ shū fǎ ]の授業があります。
中国では書道は书法(書法)と言います。

今日習ったのは、唐詩の一節で、「白日依山盡」という文字で
意味は「太陽が山の際に沈んでいく」です。

真ん中にあるのが、先生がサラサラ~っと書いてくれたお手本。
抑揚があってほんとに美しい字。
私の薄っぺらい字と全然違う、なかなか先生のようにうまく筆さばきができません。
汚い字で恥ずかしいです。

と言うのも、中国の书法は、日本の書道とは書き方がまったく違うのです。
まず筆の持ち方はは3本の指で筆を垂直に持ち、
点やハネ、留めなどは枠を縁取るようにして書きます。

ちょっと説明しにくいですが、日本で習った書道は2度書き厳禁だったと思うけど
こちら本場では、まるで塗り絵のようにうまいこと形を作る感じです。
筆のかすれは日本では勢いがあってよいと褒められましたが、
中国ではゆっくり丁寧に書きましょうと言われました。

书法は文字の芸術。
書いていると時間も忘れてしまうくらいで、
精神的に集中できる、好きな授業です。

哀愁のパンダ。

2012-04-08 | 蘇州の街

太湖国家湿地公園に行ってきました。
湖がある広大な公園で、園内を自転車や遊覧船で巡ることができます。

一番のメインは熊猫館。パンダ館です。
2頭いたのはいたのですが、どちらも覇気がない様子。
一頭は初め寝ていたのですが、むくっと起き上がり
しばらく背中を向けて座っていました。
肩を落として座っている背中が妙に哀愁を帯びていたのが可笑しかった。
休みの日に縁側にぼんやり座るお父さんの後ろ姿みたい。
ぬいぐるみではありません。



2頭ともメスで、“新月”と“竹韻”と言う名前だそうです。
全部回れなかったけど、パンダ以外に特に見所はない感じです。
それにしても、日本の比ではないくらいめちゃめちゃ広い公園で、久しぶりに歩きました。
恋人同士や家族連れでお弁当持ってのんびりするのにいい場所です。
入場料90元。遊覧船20元。


I LOVE ホットケーキ

2012-04-07 | 食べもん

ホットケーキが嫌いな人なんて世の中にいるのだろうか。

ふっくら焼けた狐色の丸い生地にバターの塊とメープルシロップ。
こんなシンプルな取り合わせなのに、そこはかとなく幸せが漂っている。

ホットケーキの仲間にパンケーキというのがあるけど、
こちらはなんとなく響きがオシャレで、カフェメニューにありそうだ。
片やホットケーキは昭和のにおいがする純喫茶。
大抵はホットケーキが二段になって出てくる。

しかし、数あるメニューの中でホットケーキを注文するのは難しい。
(ーだいたいホットケーキを出している店は限られているが。)
期待が外れると、なんでわざわざこんなもの注文したんだろうと
とってもわびしい気持ちになってしまうからだ。

ホットケーキを注文するコツは、まず、コーヒーがおいしい店ということ。
そして、頑固な店主と常連客がカウンターでおしゃべりしているような老舗喫茶で、
男性の常連客がホットケーキを食べていたらほぼ間違いない。
と、あくまでも私的イメージですが・・・
逆に、古めかしい店構えから、ここはホットケーキが美味しそうな店。と
入る前からメニューを決めて入店するのも楽しい。

席につき、メニューに書かれたホットケーキという地味な文字列から
それがテーブルに運ばれてきたときの喜びのギャップは大きい。
ちょこんと添えられたステンレスの器に入ったメープルシロップや、
ナイフとフォークで切りながら食べる一連の動作にもおいしさが含まれている。

のんびりした休日の午後に、自分でホットケーキを焼くのも好きだ。
フライパンに生地を流し込み、プツプツと穴ができるのを待ってひっくり返す。
生地がだんだんと膨らんでいく様子を見ているだけで幸せを感じる。
焼けたバターの匂いで一気にお腹はぎゅるるる~
ひっくり返した面がきれいに焼けたときは、ヨシッと小さくガッツポーズ。
お皿に移し、アツアツのホットケーキにたっぷりバターをのせ、
切り口にもメープルシロップを染み込ませていただく。

簡単でなんて幸せな食べ物なんだろう。
何といっても見た目の可愛さ。
ホットケーキのTシャツがあったら絶対買ってしまうと思う。
そして出来たての温かさと、部屋に広がるバターの香り。
切り分けて家族にもあげて、おいしく焼けたねって言いながら
一緒に食べると数倍おいしい。
ぐりとぐらの絵本に出てくる大きな卵色のパンケーキみたいに
鉄のお皿に入れて食べるのが最近のマイブーム。
私にとってホットケーキは、味そのものだけでなく、夢を食べているんだと思う。

おばあちゃんになってもホットケーキを食べ続けて、
ホットケーキをおいしく食べる達人になりたい。

文化市場

2012-04-06 | 生活

道前街をふらふら歩いていると蘇州文化市場という建物が目につき
文化市場ってなんだろう?と興味をそそられ中に入ってみました。
1階は本屋、2階は文具、3階は絵画用具・書道用品の売り場になっていました。
1階は参考書や試験用問題集などが多く占めており、学生御用達の本屋という感じです。

「文化市場」の意味は漢字そのままです。
今までスーパーで買っていたけど、文具専門店がちゃんとあったんですね。
ローカルなお店で、中は綺麗ではありませんが用事があれば使えると思います。

この日は、学校で発表のときに必要な画用紙とクレヨン、書道の下敷き、
それと、素朴なクラフト紙みたいな絵画用紙を便せんにするつもりで買いました。
3.5元とお安いのでどんどん気兼ねなく使えそう。
他にも書道用の紙で、薄くていい風合いの紙があり、
紙フェチの私にはたまらなく、ラッピングに使えそうとか想像するのが楽しくて、
売り場に長い間たたずんでしまいました。
日本にいたら買うけど、ここでの生活では必要ないかもと思い直し、買うのは諦めました。

文具はFaber CastellやRotringなど輸入物もあったのが嬉しかった。
クレヨンはやっぱりサクラクレパスを手に取ってしまいました。
ボールペンひとつとっても、日本の文房具はほんとにいいですよ。