(有)アーキベースのブログ

(有)アーキベースの日々の活動や休日の出来事など

基礎コンクリート強度について

2015年12月28日 | 日記
所長の加藤です。

今日は、建築主が最も気を使うところの一つ、建物の基礎に使用するコンクリートのことで、4つあるコンクリートの強度についてお話してみたいと思います。

この点につきまして、工事業者の施工管理者が、意外といろいろな点で認識違いがあり、設計・監理者の業務として監理を徹底しなければならない重要なポイントです。

4つのコンクリート強度
1・呼び強度
生コンクリートを注文する際に指定する強度。

2・設計基準強度
建物の構造的強度(耐震性など)を決定する強度。

3・耐久設計基準強度
2の設計基準強度とは別の観点で構造体コンクリートの耐久性を決める数値。

4・品質基準強度
基準となる強度が 2. 3. のいずれか大きい方で決まる。
これに、施工ばらつき補正が加わって品質基準強度となる。
更に、コンクリートの打設時期によって決まる外気温度補正を加えたものが[呼び強度]なる。

設計・監理者はもとより、工事業者の施工管理者もこの4種類のコンクリート強度を充分に理解していなければならない。

一般的には、資金融資を受ける住宅金融支援機構の木造住宅工事仕様書によると、特記が無い場合、設計基準強度(構造計算に用いられる強度)21N/mm2に構造体強度補正値(3N/mm2)を加えて、呼び強度を24N/mm2とするとあります。

更に、外気温度補正値を加えたものを最終「呼び強度」として生コンクリート業者に指示しなければなりません。

施工管理者は、「呼び強度」を[設計基準強度]とを間違って生コンクリート業者に指示することがあり、基礎の強度不足につながる恐れとなります。

これは、設計・監理者がいる場合、工事業者の施工管理者に指示し、生コンクリート業者にコンクリート調合書を提出して頂き、それを設計・監理者がチェックすることで阻止することができます。

以上、設計・監理業務の重要な一端をご紹介させて頂きました。

今後も設計・監理の重要ポイントについて、ご紹介していきたいと思います。


(有)アーキベース一級建築士事務所

新潟市の不動産土地情報・建築設計事務所

http://www.archi-base-f.com(不動産のページ)
http://www.archi-base.com(設計事務所のページ)


完了検査

2015年12月24日 | 日記
お疲れ様です。

本日、店舗兼貸家住宅の検査機関の完了検査が終了致しました。

完了検査とは、建築確認検査機関の検査官(又は市役所の建築行政担当)が現地に出向き、図面通り工事が完了しているかを検査致します。

検査内容は、「敷地の変更や建物配置の移動は無いか、窓の配置(採光、換気、排煙計画)に変更はないか、24時間換気は図面通りか、指定された材料を使っているか、シックハウス対応の仕上げ材や防火対応の材料を使っているか、間仕切りの位置や部屋用途が変更されていないか・・・・」など、様々な点を検査していきます。

ただしここで言う検査は、「建物が建築基準法に違反していないか、申請図面(確認申請書の図面)と変更がないか」を確認する事が主となり、欠陥や施工不良をチェックする検査ではありません。(現在は、住宅瑕疵担保履行法という法律ができ、別のタイミングで検査機関が工事中の現場をチェックする制度があり、ほとんどの住宅現場でこの検査は実施されているのですが、・・・まだまだミスや知識不足の施工不良は防げていないと思っています。)

完了検査申請の際も、添付書類として施工途中の基礎写真や軸組写真を提出は致しますが、ほんの一部の写真となり、なかなか検査機関が欠陥や施工不良を見つけるための写真とはなりません。(抜粋となりますし・・・)

やはり、欠陥や、知識不足による施工ミスを防ぐためには、設計監理者が工事中に細かく現地をチェックすることはもちろんですが、工事の際、施工者(現場監督)、設計監理者がきちんと情報共有し、また密に打ち合わせを重ねていくことが、欠陥のない建物が完成してものだと痛感しています。

スイマセン・・・・長くなってしまいました。

もちろん、何の問題もなく完了検査はパス致しました~

なんとか、検査機関の事務の方に無理言って、検査済証を明日頂いてお施主様にお届けしてくる予定です~

まだ現場では細かい工事や外構などが残っていますので、引き続ききっちり監理していきます~。



プライベートの方ですが、昨日長男、次男共にフットサルの試合でした。

昨日は、次男チームの応援、審判に行ったのですが、3試合の審判をして本日、腰と脚が筋肉痛です。

次男チームの結果は、8チーム中1位でした~

欠席者の多い中、頑張りました。

長男チームは、順位決定はなかったのですが、2勝1敗1分けという結果でした。

5人制のフットサルで5人で出場(今回は5人、5人で別れて2つの試合会場にそれぞれ参加)でしたので、こちらも、一人の交代もなしの中、頑張ったと思います。




今日はクリスマスイブですね。

本日も、毎年恒例の「クリスマス大作戦」、妻と準備して実施します~。



(有)アーキベース一級建築士事務所

新潟市の不動産土地情報・建築設計事務所

http://www.archi-base-f.com(不動産のページ)
http://www.archi-base.com(設計事務所のページ)


プライベートはサッカー浸け?

2015年12月19日 | 日記
お疲れ様です。 加藤久和です。

昨日から、所長の硬めのブログがスタートしました~

週1回または2回となりそうですが、今後もどうぞよろしくお願いします。


そんな本日土曜日は、事務所休業日ですが、ただいま残務デスクワーク、メールチェックと返信作業中です。

夕方から秋葉区体育館で、冬期間だけフットサルに替わった子供たちの練習があるので、一緒に行く予定です。

明日日曜日は、午後から長男のフットサルの練習試合があるので、応援と審判!?として・・・・参加してきます。なるべくミスのないように審判頑張って参ります!

実は、以前のブログでも書いているのですが、私、サッカー未経験者にもかかわらず、サッカー4級審判とフットサル4級審判資格を持っているんです・・・・。全然ダメダメですが・・

来週には、毎年1回受けなければならないフットサル4級審判の更新講習会もあり、年末には次男と妻が参加するフットサルの試合もあり・・・、年内のプライベートはサッカー浸けとなりそうです。

業務の方は、来週、建築検査機関の完了検査もあるので、設計、監理業務の方もきっちり進めて参りたいと思います。



(有)アーキベース一級建築士事務所

新潟市の不動産土地情報・建築設計事務所

http://www.archi-base-f.com(不動産のページ)
http://www.archi-base.com(設計事務所のページ)




建物でお困りのお客様からのご相談

2015年12月18日 | 日記
久しぶりのブログに登場致します所長の加藤です。

今マスコミの話題になっております杭工事の偽装事件を起こしている建設業界のこと、新潟の不動産業界のことなど、少しずつ日常の仕事ぶりとしてお伝え致してまいりたいと思っております。

本日は、最近、私が設備会社の社長様よりご相談頂いたお話を致したいと思います。

「ハウスメーカー設計施工による、築約5年の鉄筋コクンリート造共同住宅の廊下に、雨が漏水して困っている」とのご相談でした。

ご連絡後、調査建物の現状を見せて頂き、業者さん立会いの下、水をまいて漏水部のチェックを実施致しました。

調査の結果、漏水の原因は
1・建物の外壁塗装の施工不良。(外壁に浮きがあり水が浸入)
2・後付けしたバルコニー窓と外壁の接続部に実施した止水材(コーキング材)施工不良。
という結論に至りました。

いずれも、ハウスメーカーの現場責任者(現場監督)の施工管理不足と設計・監理者の現場チェック不充分が招いた漏水でした。
今回は、もう少しメーカーの現場監督と設計監理者が施工仕様を協議検討し、サッシ取り付け業者がきちんと施工ノウハウを持っていれば、起こることのない漏水事例でした。

今回のように、私どもでは、建物でお困りのお客様からのご相談が増えております。

今後もお客様に喜んで頂き、アーキベースに依頼して良かったと思って頂けるよう、不動産売買仲介業者並びに建築設計事務所として、自らも身を引き締めて邁進して参りたいと思います。


(有)アーキベース一級建築士事務所

新潟市の不動産土地情報・建築設計事務所

http://www.archi-base-f.com(不動産のページ)
http://www.archi-base.com(設計事務所のページ)


雪が降ると・・・

2015年12月16日 | 日記

お疲れ様です。

明後日から雪みたいですね。

今年も、私(オデッセイ)、妻(ヴィッツ)、義理の母(イスト)、そしてプリウスの4台分、計16本のスタッドレスタイヤ交換をしました~・・・

結構腰にきましたが・・・・頑張りました。

これで、いつ雪が降っても心配ないのですが・・・・、ただ雪が降ってしまうと、お客様にご紹介する土地物件確認の際、敷地現況を正確に撮影出来ず、現地情報を伝えにくいたといった問題があり、困ってしまいます・・・・

私どもでは、土地物件写真を撮影する際、なるべく多くの現地状況写真をホームページに掲載するようにしています。

やはり、物件写真は少ないより多い方が良いはずですし、ほとんどの方が、一生に一度の買い物となりますので、些細な情報でも知りたいはずです。

これからの時期は、どうしても積雪状況の物件写真が多くなってしまいますが、そんな時は、冬場の敷地前面道路の除雪状況などもお伝えできればと思ってます。

今後も、買い物施設、病院、学校等へのアクセス情報はもちろんですが、生活する上で必要な情報、周辺情報などを多く掲載していきたいと思います。

まだまだアーキベースのホームページでは情報不足となりますが、アーキベースに相談してよかったと思って頂けるよう頑張ります!!


(有)アーキベース一級建築士事務所

新潟市の不動産土地情報・建築設計事務所

http://www.archi-base-f.com(不動産のページ)
http://www.archi-base.com(設計事務所のページ)