所長の加藤です。
今日は、建築主が最も気を使うところの一つ、建物の基礎に使用するコンクリートのことで、4つあるコンクリートの強度についてお話してみたいと思います。
この点につきまして、工事業者の施工管理者が、意外といろいろな点で認識違いがあり、設計・監理者の業務として監理を徹底しなければならない重要なポイントです。
4つのコンクリート強度
1・呼び強度
生コンクリートを注文する際に指定する強度。
2・設計基準強度
建物の構造的強度(耐震性など)を決定する強度。
3・耐久設計基準強度
2の設計基準強度とは別の観点で構造体コンクリートの耐久性を決める数値。
4・品質基準強度
基準となる強度が 2. 3. のいずれか大きい方で決まる。
これに、施工ばらつき補正が加わって品質基準強度となる。
更に、コンクリートの打設時期によって決まる外気温度補正を加えたものが[呼び強度]なる。
設計・監理者はもとより、工事業者の施工管理者もこの4種類のコンクリート強度を充分に理解していなければならない。
一般的には、資金融資を受ける住宅金融支援機構の木造住宅工事仕様書によると、特記が無い場合、設計基準強度(構造計算に用いられる強度)21N/mm2に構造体強度補正値(3N/mm2)を加えて、呼び強度を24N/mm2とするとあります。
更に、外気温度補正値を加えたものを最終「呼び強度」として生コンクリート業者に指示しなければなりません。
施工管理者は、「呼び強度」を[設計基準強度]とを間違って生コンクリート業者に指示することがあり、基礎の強度不足につながる恐れとなります。
これは、設計・監理者がいる場合、工事業者の施工管理者に指示し、生コンクリート業者にコンクリート調合書を提出して頂き、それを設計・監理者がチェックすることで阻止することができます。
以上、設計・監理業務の重要な一端をご紹介させて頂きました。
今後も設計・監理の重要ポイントについて、ご紹介していきたいと思います。
http://www.archi-base.com(設計事務所のページ)
今日は、建築主が最も気を使うところの一つ、建物の基礎に使用するコンクリートのことで、4つあるコンクリートの強度についてお話してみたいと思います。
この点につきまして、工事業者の施工管理者が、意外といろいろな点で認識違いがあり、設計・監理者の業務として監理を徹底しなければならない重要なポイントです。
4つのコンクリート強度
1・呼び強度
生コンクリートを注文する際に指定する強度。
2・設計基準強度
建物の構造的強度(耐震性など)を決定する強度。
3・耐久設計基準強度
2の設計基準強度とは別の観点で構造体コンクリートの耐久性を決める数値。
4・品質基準強度
基準となる強度が 2. 3. のいずれか大きい方で決まる。
これに、施工ばらつき補正が加わって品質基準強度となる。
更に、コンクリートの打設時期によって決まる外気温度補正を加えたものが[呼び強度]なる。
設計・監理者はもとより、工事業者の施工管理者もこの4種類のコンクリート強度を充分に理解していなければならない。
一般的には、資金融資を受ける住宅金融支援機構の木造住宅工事仕様書によると、特記が無い場合、設計基準強度(構造計算に用いられる強度)21N/mm2に構造体強度補正値(3N/mm2)を加えて、呼び強度を24N/mm2とするとあります。
更に、外気温度補正値を加えたものを最終「呼び強度」として生コンクリート業者に指示しなければなりません。
施工管理者は、「呼び強度」を[設計基準強度]とを間違って生コンクリート業者に指示することがあり、基礎の強度不足につながる恐れとなります。
これは、設計・監理者がいる場合、工事業者の施工管理者に指示し、生コンクリート業者にコンクリート調合書を提出して頂き、それを設計・監理者がチェックすることで阻止することができます。
以上、設計・監理業務の重要な一端をご紹介させて頂きました。
今後も設計・監理の重要ポイントについて、ご紹介していきたいと思います。
(有)アーキベース一級建築士事務所
新潟市の不動産土地情報・建築設計事務所http://www.archi-base-f.com(不動産のページ)http://www.archi-base.com(設計事務所のページ)
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