■
■今日のモスクワは 。気温はマイナス14度。少し暖かくなりました 。
■さっそく株式コーナーにいきましょう 。
■木曜日のMICEXのインデックスは、前日比2.58% の1,679.79と1,700台を切ってしまいました 。売買代金は約691億Rblで、77社が 、157社が でした。
■ 上げ組代表:(終値 / 前日比/売買代金)
『アエロフロート』・・・72.77Rbl / 2.06% / 約3,875万Rbl
■ 下げ組代表:
『ルコイル』・・・2,132.75Rbl / 4.1% / 約116億Rbl
『スルグト』・・・32.25Rbl / 4% / 約20億Rbl
『AvtoVAZ-3』・・・1,862.51Rbl / 3.55% / 約820万Rbl
『ノル・ニッケル』・・・4,656Rbl / 3.16% / 約54億Rbl
『タトネフチ』・・・114.92Rbl / 3.02% / 約5億Rbl
『UES』・・・33.02Rbl / 2.61% / 約290億Rbl
『ロスネフチ』・・・232.81Rbl / 2.46% / 約5億Rbl
『ガスプロム』・・・280.1Rbl / 2.2% / 約122億Rbl
『ガス・ネフチ』・・・114.38Rbl / 1.81% / 約9,040万Rbl
『モスエネルゴ』・・・5.29Rbl / 1.51% / 約4,646万Rbl
『ズベルバンク』・・・8万9,550Rbl / 1.49% / 約26億Rbl
『ロステルAO』・・・208.01Rbl / 0.68% / 約4億Rbl
■昨日は何と言っても、スタート時のドカーンという が致命傷でした 。その後は欧州市場開始後も、NY市場開始後も 。こういう日もあるもんです。はい 。
■スタート時の大きな は、何と言っても前日の原油先物が57$まで値を下げて終了したことが大きな原因だったようです 。はい。それで投資家達はこれを機に利益確定に出たようですね 。
■ガス独占企業『ガスプロム』は、終了間際に、同社の電力事業部門と『SUEK』社(SCEC/シベリア石炭電力会社)の石炭事業部門の統合発表のニュースが流れましたが 、株価に良い影響を与えることは出来なかったようです 。
■今週、ひたすらロシア株式市場を支え続けてきた電力系の株も今日は全滅 。現在ロシアに数社ある電力卸売会社(OGK)の株は、ここ2~3日間で10%~20%上昇 、そして地域電力会社(TGC)の株に至っては20%~100%まで上昇 していました。
■しかもこれら電力会社のファンダメンタルと、急激な株価上昇はとてもバランスのとれたものではなく 、まさに投機筋が買い、そして売りに走った模様です 。結果としてOGKは3~7%の下落 、TGCは5~15%急落 しています。
■特に『TGC-14』は、短期間で100%上昇 しましたが、一瞬にしてそれを失っています 。そりゃ~株価が1日に30~50%も上昇しては、投機筋も、もう今か今かと売りのタイミングを見てるでしょうし 、まぁ~こんな株には手を出してはいけない 、という良い見本でしょうか 。
■ちなみに、電力最大手『UES』(統一エネルギー機構)の場合は、キチンとした基盤がありますので 、この株の上下は常識的です。はい 。
■電力系は投機筋の仕業だとしても、やはりキーとなる石油株が大きく足を引っ張っています 。アナリストは今後の原油相場の動向について次のようにコメントしています。
今後の原油相場の変動については、私は、“異常に寒い米国の天候”というアイデアは徐々に功を奏し、それから2月21日に近づくに連れて、イランの核プログラム抑止に関する要求不履行に対する世界各国の決議を活かすアイデアが波及し始めると思う。
■イランとの問題で、何れは石油株も上昇すると思いますが 、それがいつになるのか、それまで持ちこたえられればいいんですがね 。まぁ~今日は今週を締めくくる最終日。昨日の結果を真摯に受け止めつつ 、ドキドキしながら、結果を追いましょう
■ちなみに今日のスタートは昨日の結果に反発し、 の株が多いようです。はい 。
■さて、今日は自動車業界 のお話しです 。
■今週の火曜日にロシア自動車業界全体の昨年の結果をお伝えしました。外国ブランド車が躍進して、ロシア国産車はますます独占していたシェアを受け渡す羽目になっているというのが要点でしたが 、今日は株式コーナーでもお馴染みの、ロシア最大手乗用車製造メーカー『AvtoVAZ』社のお話し 。
■外国ブランド車が現地生産化する中、『AvtoVAZ』社はますます窮地に追い込まれていきます 。その同社の昨年の結果に関する記事がありましたので、ご紹介しましょう それでは記事へLet`s Go
ロシア最大手の乗用車製造メーカー『AvtoVAZ』社の昨年の国内販売台数は17%減少した。しかし、輸出台数は増加している。
『AvtoVAZ』社は2月8日、昨年は72万4,000台を販売し、その内の18万6,000台が輸出だったと発表した。同社は2005年には74万4,000台を販売したが、国内は64万8,000台、国外が9万6,000台だった。従って、『AvtoVAZ』社の販売総数は3%減少し、ロシア国内では11万台減少(-17%)したことになる。
『AvtoVAZ』社広報担当イワン・スクリィールニクは、国内市場の販売台数激減の原因の説明は避けつつ、こう語った~『販売数は急落したのではなく、若干減少したのです』。
ロシア自動車市場調査の大手調査会社『ACMホールディング』のデータによれば、2006年の国産・外国製車種のロシアでの販売台数は約20%増加したという。アナリストは、石油で豊かになるロシア自動車市場に大きな成長をもたらした世界のトップ10の自動車メーカーが急進するロシアで、今後『AvtoVAZ』は競争激化の波にさらされると予言している。
なお『AvtoVAZ』社は販売台数が減少したものの、製造台数は昨年96万6,000台に増加している。『AvtoVAZ』社は2007年にも77万2,000台を製造すると伝えている。
■広報担当のコメントは、開き直っていますね~ 。まぁ~数字で言う限り、別にウソを言っているわけではない 。この辺のロジックの上手さが、ロシア人の特徴の1つです。はい 。
■同社はアフリカや南米などに乗用車『LADA』やオフロード車『NIVA』を輸出していますが、シェアを徐々に絞られていく国内市場よりは、輸出の方が好調のようです 。
■昨年の同社の国内での販売台数は53万8,000台で、前年比17%減 。それでも今年は目一杯製造するようですネ 。
■総括すると、今年『AvtoVAZ』社は13車種とそのモデルチェンジ車を110車製造するとか 。
■今年も頑張るようですね~ 。まぁ~皆さん、あたたかい目で見守ってあげようではありませんかっ 。
■ではでは
■今日のモスクワは 。気温はマイナス14度。少し暖かくなりました 。
■さっそく株式コーナーにいきましょう 。
■木曜日のMICEXのインデックスは、前日比2.58% の1,679.79と1,700台を切ってしまいました 。売買代金は約691億Rblで、77社が 、157社が でした。
■ 上げ組代表:(終値 / 前日比/売買代金)
『アエロフロート』・・・72.77Rbl / 2.06% / 約3,875万Rbl
■ 下げ組代表:
『ルコイル』・・・2,132.75Rbl / 4.1% / 約116億Rbl
『スルグト』・・・32.25Rbl / 4% / 約20億Rbl
『AvtoVAZ-3』・・・1,862.51Rbl / 3.55% / 約820万Rbl
『ノル・ニッケル』・・・4,656Rbl / 3.16% / 約54億Rbl
『タトネフチ』・・・114.92Rbl / 3.02% / 約5億Rbl
『UES』・・・33.02Rbl / 2.61% / 約290億Rbl
『ロスネフチ』・・・232.81Rbl / 2.46% / 約5億Rbl
『ガスプロム』・・・280.1Rbl / 2.2% / 約122億Rbl
『ガス・ネフチ』・・・114.38Rbl / 1.81% / 約9,040万Rbl
『モスエネルゴ』・・・5.29Rbl / 1.51% / 約4,646万Rbl
『ズベルバンク』・・・8万9,550Rbl / 1.49% / 約26億Rbl
『ロステルAO』・・・208.01Rbl / 0.68% / 約4億Rbl
■昨日は何と言っても、スタート時のドカーンという が致命傷でした 。その後は欧州市場開始後も、NY市場開始後も 。こういう日もあるもんです。はい 。
■スタート時の大きな は、何と言っても前日の原油先物が57$まで値を下げて終了したことが大きな原因だったようです 。はい。それで投資家達はこれを機に利益確定に出たようですね 。
■ガス独占企業『ガスプロム』は、終了間際に、同社の電力事業部門と『SUEK』社(SCEC/シベリア石炭電力会社)の石炭事業部門の統合発表のニュースが流れましたが 、株価に良い影響を与えることは出来なかったようです 。
■今週、ひたすらロシア株式市場を支え続けてきた電力系の株も今日は全滅 。現在ロシアに数社ある電力卸売会社(OGK)の株は、ここ2~3日間で10%~20%上昇 、そして地域電力会社(TGC)の株に至っては20%~100%まで上昇 していました。
■しかもこれら電力会社のファンダメンタルと、急激な株価上昇はとてもバランスのとれたものではなく 、まさに投機筋が買い、そして売りに走った模様です 。結果としてOGKは3~7%の下落 、TGCは5~15%急落 しています。
■特に『TGC-14』は、短期間で100%上昇 しましたが、一瞬にしてそれを失っています 。そりゃ~株価が1日に30~50%も上昇しては、投機筋も、もう今か今かと売りのタイミングを見てるでしょうし 、まぁ~こんな株には手を出してはいけない 、という良い見本でしょうか 。
■ちなみに、電力最大手『UES』(統一エネルギー機構)の場合は、キチンとした基盤がありますので 、この株の上下は常識的です。はい 。
■電力系は投機筋の仕業だとしても、やはりキーとなる石油株が大きく足を引っ張っています 。アナリストは今後の原油相場の動向について次のようにコメントしています。
今後の原油相場の変動については、私は、“異常に寒い米国の天候”というアイデアは徐々に功を奏し、それから2月21日に近づくに連れて、イランの核プログラム抑止に関する要求不履行に対する世界各国の決議を活かすアイデアが波及し始めると思う。
■イランとの問題で、何れは石油株も上昇すると思いますが 、それがいつになるのか、それまで持ちこたえられればいいんですがね 。まぁ~今日は今週を締めくくる最終日。昨日の結果を真摯に受け止めつつ 、ドキドキしながら、結果を追いましょう
■ちなみに今日のスタートは昨日の結果に反発し、 の株が多いようです。はい 。
■さて、今日は自動車業界 のお話しです 。
■今週の火曜日にロシア自動車業界全体の昨年の結果をお伝えしました。外国ブランド車が躍進して、ロシア国産車はますます独占していたシェアを受け渡す羽目になっているというのが要点でしたが 、今日は株式コーナーでもお馴染みの、ロシア最大手乗用車製造メーカー『AvtoVAZ』社のお話し 。
■外国ブランド車が現地生産化する中、『AvtoVAZ』社はますます窮地に追い込まれていきます 。その同社の昨年の結果に関する記事がありましたので、ご紹介しましょう それでは記事へLet`s Go
ロシア最大手の乗用車製造メーカー『AvtoVAZ』社の昨年の国内販売台数は17%減少した。しかし、輸出台数は増加している。
『AvtoVAZ』社は2月8日、昨年は72万4,000台を販売し、その内の18万6,000台が輸出だったと発表した。同社は2005年には74万4,000台を販売したが、国内は64万8,000台、国外が9万6,000台だった。従って、『AvtoVAZ』社の販売総数は3%減少し、ロシア国内では11万台減少(-17%)したことになる。
『AvtoVAZ』社広報担当イワン・スクリィールニクは、国内市場の販売台数激減の原因の説明は避けつつ、こう語った~『販売数は急落したのではなく、若干減少したのです』。
ロシア自動車市場調査の大手調査会社『ACMホールディング』のデータによれば、2006年の国産・外国製車種のロシアでの販売台数は約20%増加したという。アナリストは、石油で豊かになるロシア自動車市場に大きな成長をもたらした世界のトップ10の自動車メーカーが急進するロシアで、今後『AvtoVAZ』は競争激化の波にさらされると予言している。
なお『AvtoVAZ』社は販売台数が減少したものの、製造台数は昨年96万6,000台に増加している。『AvtoVAZ』社は2007年にも77万2,000台を製造すると伝えている。
■広報担当のコメントは、開き直っていますね~ 。まぁ~数字で言う限り、別にウソを言っているわけではない 。この辺のロジックの上手さが、ロシア人の特徴の1つです。はい 。
■同社はアフリカや南米などに乗用車『LADA』やオフロード車『NIVA』を輸出していますが、シェアを徐々に絞られていく国内市場よりは、輸出の方が好調のようです 。
■昨年の同社の国内での販売台数は53万8,000台で、前年比17%減 。それでも今年は目一杯製造するようですネ 。
■総括すると、今年『AvtoVAZ』社は13車種とそのモデルチェンジ車を110車製造するとか 。
■今年も頑張るようですね~ 。まぁ~皆さん、あたたかい目で見守ってあげようではありませんかっ 。
■ではでは