おさい銭 歌 藤原彩代（ふじわらさよ）
作詞・曲 長谷川弓子
編曲 池多孝春
2002年 ガウスエンタティメント
ひさ～～し振りに、歌手の藤原彩代からメールが来て、何事かと思ったら
【昔わたしがレギュラーで出てた おさい銭 というTV番組に池多先生と弓子先生にゲストで
出て頂きましたよね？当時の映像をDVDに変換するのでお送りしましょうか？作詞家や
作曲家がTVに出ることはあっても、編曲家がTVに出ることは少ないので池多先生の思い出
に、貴重な映像ではないかと思いまして】
とのこと。
あ～～～～、嬉しい、動いている池多先生の映像。
2002年。今から12年前の映像。
そうそう、たしか、おさい銭 番組がスタートした当初に先生の事務所でロケして、わたしも呼んでもらったよね！
思い起こせば名古屋の知人から、十数年前の当時JAZZ&POPSのピアノ弾き語り１本で生計をたててた私に
「長谷川さん、昔、歌謡曲の作詞や作曲やってたよね？また挑戦してみたら？僕が親しくしている編曲家の池多孝春先生を紹介してあげるから、勉強に通ってみれば？」と薦められて夏の暑い日に銀座のパイプ屋で３人で待ち合わせて、ご紹介頂いたのが最初でした。
で。
作詞・作曲を全く辞めてしまっていた訳ではなかったので、なんとか恥ずかしくないと思われるストック作品を引っ張りだしてきて、後日先生の事務所に行きました
譜面も持たずデモテープだけ持っていって、先生にお聞かせすると
先生「ふ～～ん、面白いなあ、あなた他にも曲持ってるでしょう、」とおほめの言葉
先生「えっと、こっちの歌はここを例えばこんな風に手直しして、もう一度考えてみて」
「それから、現在はカラオケで素人さんが歌える歌を作らないと、作曲家は儲からんぞ」
わたし （ も、儲からない？？ それは困るう～～～カラオケ仕様ってことか・・・）
先生 「今度から譜面だけでいいから 」
わたし （ あっ、そうか！専門家だから譜面だけでいいのか、楽チン！）
まあ、そんなやりとりがあり、曲を書いては先生に見て頂き、手直し、プレゼン用のデモテープを作り・・ということを繰り返してきました
先生と知り合ってほぼ３年くらいたったある日、電話がかかってきて
「若い女の子でデビューさせたい子がいるんだけど、明日事務所の社長と一緒にウチに来るからあなたの作品が合えば面白いと思うので、あなたも来て」とのこと。
翌日、先生の事務所で藤原さん、事務所の社長、そしてわたしの初顔合わせ。
いろいろ作品を社長に聞いてもらって、社長が選んだのが【おさい銭】
そして、【おさい銭】が、藤原彩代のデビュー曲となり、またわたしと池多孝春先生との初仕事、初レコーディングとなりました。
わたしは、レコーディングスタジオに入るのがほぼ２０年ぶり！
むかーーしアナログレコードの時代は、録音するのにぶっといテープを回してたのに、レコーディング機材が様変わりしていて
クリビツテンギョーー!!!!
【河内おとこ節】【浪花節だよ人生は】【与作】など、演歌の大御所編曲家として知られる池多先生も、もとはジャズメン出身で、【おさい銭】は華やかな７０年代歌謡曲黄金時代を彷彿とさせるアレンジに仕上がっていて、スタジオも大盛り上がりしました。
そして。
ジャズ、ラテン、民謡、浪曲、シャンソン、クラシック、演歌、etc・・・・・
と、先生は本当に引き出しが多く、音楽の話をしだすと、延々と何時間も話しが止まらなく、ついついいつも、事務所で先生の話しに付き合って、長居をしてしまっていたワタシ。
曲を書く→先生に電話→事務所に行く→長話しに付き合う→家に帰って曲の手直しをして
また先生に電話→事務所に行く→長話しに・・・・・
というのが、いつの間にかワタシの生活パターンの一部になっていました。
先生がこの6月に亡くなられてから、なんだか、今はそこの部分がぽっかり穴が開いてしまい、呆然としているというのが正直なところです。
光栄にも音楽部門でわたしは、先生の長話しのお供をさせていただいてたワケですが
実は、先生がとても大事にされていた、【カラオケ愛好家の会】では熟年女性の皆様が、先生と一緒にグループで温泉旅行に行ったり、美味しいもの食べに行ったりもして楽しんでらしたみたいで先生曰く、熟年グループと一緒に旅行に行くといいんだよ！！何かあったらクスリ持ってるから！！との事。
本当に楽しそうでした。
日本を代表する演歌界の大御所編曲家として、さぞ日常生活も、飲めや歌えや毎日美女がとっかえひっかえ・・と思いきや、先生の日常生活は極めて地味で
半身不随の奥様のお世話、病院に車椅子を押して先生が連れていかれるんですよ、お酒も一滴も飲まれず、浮いた噂も・・わたしの知る限りではなかったなあ・・
そんな先生を慕って、事務所には本当に色々な人が来て、私も色々な人とご縁ができました・・
彩代ちゃん、ありがとう、DVD楽しみに待ってるね！！！
先月、6月22日、23日の2日間にわたって山口県岩国市で行われたJP1カラオケネットワーク全国大会の初日の打ち上げ写真が送られてきましたので載せます。
前列は、審査員団です。
右から私、作詞家の麻こよみ先生、テイチク制作本部長の池田純先生、作編曲家の若草恵先生。
後列におひとりで写っているのは、JP1カラオケネットワーク中国広島支部長の三田博司先生です。
出場したカラオケフアンの皆様、実行委員会の皆様、先生方お疲れ様でした。
久々のブログです。
先週の日曜日（１１月２５日）九州は小倉に、カラオケ大会の審査に行きました
１００名余りの九州地区のカラオケファンの熱唱に、おひとりずつコメント審査。
忙しかったなあ・・・
せっかくの九州でも、観光の時間はありませんでした。
思ったより、周防灘の寒風が吹いて寒かった
でも、周防灘で獲れたお魚を頂いたのが、美味しかった！！
やはり、地方に行くと美味しい地元のお食事を頂くのが、楽しみのひとうであります。。
