1987年に公開された“ラストエンペラー”は、かなり印象深かった映画の一つ。
わずか3歳で即位し清朝最後の皇帝となった、のちの満州国皇帝・愛新覚羅溥儀。
亡くなる1967年までの波乱な生涯を描いた歴史大作です。
かつて “皇帝” だった人物が、のちには戦犯として収監され長い収容所生活を送る。
そして出所後には庭師となって一般市民として暮らして行くんですけど、
何とも切ないですよね、権力の象徴だった人が一転し庭師として生きているだなんて
今では観光地のかつての自分の城・紫禁城。
いわば自分のを訪れるんです、入場券を買ってね。このシーンがまた切な~い
そう、このラストシーンが、もんのすごくっ良かったんですっ ホント良かったな
のっつど泣いでまったんず
この人ってとにかく歴史に翻弄された気の毒な人なんだよねぇ。
考えてみれば、即位した幼少期からずっと誰かに利用された人生でね。
けどこのラストシーンを観ていたら、
最後の最後でやっと全てのシガラミから解き放たれたのかもなって思える。
そんな感動のラストエピソードです
ところで、この映画で溥儀を演じた香港出身の俳優ジョン・ローン
青年期~老年期までの主人公を見事に演じ、まんず!素晴しかった
若き皇帝を演じる彼の丹精な顔立ちと華麗な身のこなし&美声
だいたい“弁髪”っちゅー不思議なヘアスタイルがこれほど似合う男は彼以外にいるかっ
というほどGOOD
その美しさといったらまぁ~
「こんな皇帝にならあっさり“イチコロ”だなこりゃぁ」なんて、
デレデレ しながら観ていた、若かりし頃のわたくし UJでした。
なんて熱く語り過ぎて前置きが長くなりましたが
さて本題。
そんな皇帝や西太后が存在していた激動のこの時代に、
彼らとともに生きた青森県人がいたこと、みなさん知ってました?
と言うわたくしも、最近まで知りませんでした (>_<) すいませんっ。
で、こちらの方
★ 工藤 忠(ちゅう) / 本名・鉄三郎(てつさぶろう)
板柳町出身で、皇帝・溥儀の侍従武官を務めた方です。
あの感動しきり!だった映画の世界に地元の人物が生きていただなんてねぇ。
皇帝の一番近くに常に付き従っていた重要な人物であり、
かつ皇帝・溥儀にとっては、最も信頼厚き心許せる身内的存在だったそう。
話を聞けば聞くほど、エピソードを知れば知るほどドラマ性十分な工藤忠の人生。
もっとほかにも知りたくなって、板柳町の資料館に行ってみました。
よし行くべっ
こちら、工藤忠閣下生家 “皇帝の森”
生家だったところを改修、今現在は資料館として開放しています。
ちなみに “皇帝の森” というステキな名は?
いずみ涼さんの小説「皇帝の森-ラストエンペラー溥儀と工藤忠の時代-」から名付けたそうです。
衣類や工藤忠直筆の書、関連本や書物など関係資料合わせて約60点を展示。
溥儀と忠が一緒に写った写真などあって見ごたえは十分でした~
本題前に熱く語ってしまった映画“ラストエンペラー”
みなさま、この機会にぜひご覧になってくださいませね。
そう、映画を観てから資料館にお出かけ頂くと、なお一層感動感激 します
さて、見学後はちょっと でも。
展示スペース隣には喫茶コーナーや手作りの小物も販売されていて、
お茶しながら、溥儀や忠に想いを馳せ語らうのもいいですよねぇ。
こちらの資料館は、忠の子孫にあたる故・工藤正道さんの遺志を奥様が受け継ぎ、
守ってらっしゃいました。
伺ったこの日も色々話を聞かせてもらい、更に当時を知ることができた充実の数時間でした~。
そして、おまけ これ、オシャレですよねぇ
喫茶スペースに飾ってあったランプ、あまりにステキだったのでご紹介
柔らかく温かな灯りがとっても自然で、本当にステキなランプなんです。
青森市で “工房 森のめぐみ”を開いている工芸職人・木村利光さんの作品です。
捨ててしまいそうなもの、自然のつる、木の枝や皮、葉や和紙などを使って、
こういったランプシェードなどを製作しているそうですよ。
★「工房 森のめぐみ」
青森市新城字山田101の101 電話/017(787)3892
地元青森出身の人だから・・ということだけではなく、
工藤忠という人物そのものが魅力的な人であり、
溥儀や、当時忠が接したほかの人物たちも、きっととても魅力的な存在だったはず。
しかもそれほど古い時代の話じゃないんですよね、身近な歴史デス。
ぜひ“皇帝の森”で、その身近な時代を感じてくださいませ。
先に“ラストエンペラー”観てからねん
★★★ ・・・ ★★★ ・・・ ★★★
工藤忠閣下生家 “皇帝の森”
◆開館時間/10:00~17:00 ※休館日/毎週月曜日、第4土曜日、日曜日、祝祭日、年末年始
◆住所/青森県板柳町小幡字柳川86
◆TEL/0172-73-3725
◆アクセス/JR板柳駅より車で約15分
◆入場料/大人1名(18歳以上)200円 ※ただし障害をお持ちの方、付添の方1人は半額
※10名以上の団体の場合は要予約 ※喫茶コーナーのみご利用の方は入場無料
わずか3歳で即位し清朝最後の皇帝となった、のちの満州国皇帝・愛新覚羅溥儀。
亡くなる1967年までの波乱な生涯を描いた歴史大作です。
かつて “皇帝” だった人物が、のちには戦犯として収監され長い収容所生活を送る。
そして出所後には庭師となって一般市民として暮らして行くんですけど、
何とも切ないですよね、権力の象徴だった人が一転し庭師として生きているだなんて
今では観光地のかつての自分の城・紫禁城。
いわば自分のを訪れるんです、入場券を買ってね。このシーンがまた切な~い
そう、このラストシーンが、もんのすごくっ良かったんですっ ホント良かったな
のっつど泣いでまったんず
この人ってとにかく歴史に翻弄された気の毒な人なんだよねぇ。
考えてみれば、即位した幼少期からずっと誰かに利用された人生でね。
けどこのラストシーンを観ていたら、
最後の最後でやっと全てのシガラミから解き放たれたのかもなって思える。
そんな感動のラストエピソードです
ところで、この映画で溥儀を演じた香港出身の俳優ジョン・ローン
青年期~老年期までの主人公を見事に演じ、まんず!素晴しかった
若き皇帝を演じる彼の丹精な顔立ちと華麗な身のこなし&美声
だいたい“弁髪”っちゅー不思議なヘアスタイルがこれほど似合う男は彼以外にいるかっ
というほどGOOD
その美しさといったらまぁ~
「こんな皇帝にならあっさり“イチコロ”だなこりゃぁ」なんて、
デレデレ しながら観ていた、若かりし頃のわたくし UJでした。
なんて熱く語り過ぎて前置きが長くなりましたが
さて本題。
そんな皇帝や西太后が存在していた激動のこの時代に、
彼らとともに生きた青森県人がいたこと、みなさん知ってました?
と言うわたくしも、最近まで知りませんでした (>_<) すいませんっ。
で、こちらの方
★ 工藤 忠(ちゅう) / 本名・鉄三郎(てつさぶろう)
板柳町出身で、皇帝・溥儀の侍従武官を務めた方です。
あの感動しきり!だった映画の世界に地元の人物が生きていただなんてねぇ。
皇帝の一番近くに常に付き従っていた重要な人物であり、
かつ皇帝・溥儀にとっては、最も信頼厚き心許せる身内的存在だったそう。
話を聞けば聞くほど、エピソードを知れば知るほどドラマ性十分な工藤忠の人生。
もっとほかにも知りたくなって、板柳町の資料館に行ってみました。
よし行くべっ
こちら、工藤忠閣下生家 “皇帝の森”
生家だったところを改修、今現在は資料館として開放しています。
ちなみに “皇帝の森” というステキな名は?
いずみ涼さんの小説「皇帝の森-ラストエンペラー溥儀と工藤忠の時代-」から名付けたそうです。
衣類や工藤忠直筆の書、関連本や書物など関係資料合わせて約60点を展示。
溥儀と忠が一緒に写った写真などあって見ごたえは十分でした~
本題前に熱く語ってしまった映画“ラストエンペラー”
みなさま、この機会にぜひご覧になってくださいませね。
そう、映画を観てから資料館にお出かけ頂くと、なお一層感動感激 します
さて、見学後はちょっと でも。
展示スペース隣には喫茶コーナーや手作りの小物も販売されていて、
お茶しながら、溥儀や忠に想いを馳せ語らうのもいいですよねぇ。
こちらの資料館は、忠の子孫にあたる故・工藤正道さんの遺志を奥様が受け継ぎ、
守ってらっしゃいました。
伺ったこの日も色々話を聞かせてもらい、更に当時を知ることができた充実の数時間でした~。
そして、おまけ これ、オシャレですよねぇ
喫茶スペースに飾ってあったランプ、あまりにステキだったのでご紹介
柔らかく温かな灯りがとっても自然で、本当にステキなランプなんです。
青森市で “工房 森のめぐみ”を開いている工芸職人・木村利光さんの作品です。
捨ててしまいそうなもの、自然のつる、木の枝や皮、葉や和紙などを使って、
こういったランプシェードなどを製作しているそうですよ。
★「工房 森のめぐみ」
青森市新城字山田101の101 電話/017(787)3892
地元青森出身の人だから・・ということだけではなく、
工藤忠という人物そのものが魅力的な人であり、
溥儀や、当時忠が接したほかの人物たちも、きっととても魅力的な存在だったはず。
しかもそれほど古い時代の話じゃないんですよね、身近な歴史デス。
ぜひ“皇帝の森”で、その身近な時代を感じてくださいませ。
先に“ラストエンペラー”観てからねん
★★★ ・・・ ★★★ ・・・ ★★★
工藤忠閣下生家 “皇帝の森”
◆開館時間/10:00~17:00 ※休館日/毎週月曜日、第4土曜日、日曜日、祝祭日、年末年始
◆住所/青森県板柳町小幡字柳川86
◆TEL/0172-73-3725
◆アクセス/JR板柳駅より車で約15分
◆入場料/大人1名(18歳以上)200円 ※ただし障害をお持ちの方、付添の方1人は半額
※10名以上の団体の場合は要予約 ※喫茶コーナーのみご利用の方は入場無料