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劇団あおきりみかん

けいこば日記

【短歌部】発表会その2

2014年05月02日 | Weblog
劇団あおきりみかん短歌部。
発表会後半。
お題は「恋」。


これっきり
これで最後に
したいのに
ことばが出ない
くちびるふさがれ

「これは、すごいなぁ!」
「韻を踏むというのがありますけど、語頭に持って来ると強いイメージになりますよね。全部揃えてもよかったけど、くちびるふさがれだけ外したことによって、強い意思を持っていたのに最後自分の内面に落としたイメージになりましたね」



接点のないはず
元彼・友達が
Facebookで
つながっており

「ぞっとしますね」
「完全に奪われてますね」
「現代のソーシャルネットワークを読んでますね」
「現代社会を切っている」



え、コイって
なんだったっけ
おいしいの?
一度でいいから
鯉こく食べたい

「お腹空いてたんだね」
「相手がいて話してるんですかね」
「聞かれてしらばっくれてるのか、はたまた遊び心なのかわかると良かったですね」



しあわせに
なってほしいと
おもうんだ
もしできるなら
ささえになりたい

「かわいいなぁ」
「全部ひらがなにすることによって、やわらかい朴訥な人物像をイメージさせるので、本心なんだなと想像出来ますね。いっそのこと最後だけカタカナにするとより強く思ってるイメージになったかもしれないですね」
「そうか?」



あのひとの
いる場所すること
ぜんぶすき
見たくないのに
しぜんとみちゃう

「かわいいなぁ」
「この人はさっきの人と同じ人だと思うんですが、2行目と4行目だけを漢字にすることによって、1、3、5行目を浮き立たせる技法を使ってますね」
「そうかぁ?」



これが最後でしたが、
「まって!白紙だったけどあぶり出ししたら出てきた!」
と遅れて提出した人が…

恋とかなんとか
ウダウダいわずに
オレをみろ
だっておまえが
好きなんだ

「これはもう散文ですね」
「自由律俳句みたいな」
「こんな句なのに、あぶり出しで書いたんですよね」
「男らしいんだかなんなんだか」



ということで、全部出揃いました!
次回、投票と結果発表!!
どれに投票しようかな?


【短歌部】発表会その1

2014年05月02日 | Weblog
劇団あおきりみかん短歌部。
名古屋市内某所で、稽古後に部活動中。
それでは、読手の花村広大くんに読み上げてもらいましょう。
お題は、「恋」です。


背を向けて
一歩踏み出す
つまさきを
彩るサクラ
見えなくて

「これは…結構ガチだね」
「あ、みんな今回こういう感じ?」
「真面目にやる感じだね」
「これは、失恋の歌ですね」



「綺麗だね」
桜のことだと
知ってても
気持ちと頬は
秋に染まって

「何で上の句と下の句で春と秋を入れてしまったのかと思いますね」
「でもこれは考えこまれてると思いますよ。気持ちも『高揚』して、頬も『紅葉』するというのがかかってますね」



口喧嘩
言いたくないけど
言っちゃうの
だってわたしを
わかってほしくて

「これは多分あの人ですね」
「まぁまぁ、これは字でわかりますよね」
「字から想像しましょう」


君の声
響く夕焼け
帰り道
今日も言えずに
きっと明日こそ

「素敵」
「なかなか自分の気持ちを言い出せない恋心が感じられますね」
「情景が浮かびますね」



クリスマス
バレンタインに
たんじょうび
いわうあいては
どこにいるのか

「悲しい」
「祝ってあげたい。とにかく祝ってあげたい」
「どこにいるのかいわうあいては、と倒置法にしてもいいのに、そのままストレートに言ってますね」
「たまたま口に出したら57577になっちゃったみたいなストレートさですね」



静けさの
ふたりの残した
足あとと
少ない言葉
さらう白波

「もうちょっとかなぁ」
「なかなかいいと思いますよ」
「浜辺の情景は浮かぶんだけど、季節とか時刻とかを入れたり、俯瞰してるのか主観なのかはっきりさせると良かったかもね」
「多分ねぇ作った人も次はそうしようと思ってると思いますよ」



なかなか、みんなガチで勝つ気ですね。
「みんなこれはここで正座して聞こう!」
となんだか授業のようになって来ました。
後半へ続く!