あおいほしのミュージックライフ

ミュージシャンあおいほし(青井保志)の音楽活動や楽器や音楽観をつれづれなるままに書いています。

10ホールズハーモニカのラ(A)の音作り(その2)

2021-01-17 17:08:10 | 楽器

【口の形の作り直し!?】 


10ホールズハーモニカ、通称ブルースハープ。
ブルースハープはドイツHOHNER社の商標なので、正式には10ホールズが正しい。
こいつ、音の並びがチトムズイ。
掲載写真のように、第一オクターブが
ド↑ レ↓ ミ↑ ソ↓ ソ↑ シ↓ ド↑ (↑が吹く、↓が吸う)
と、変則的な並びになっている。

 

 
この第一オクターブの3音を一度に吹いたり吸ったりすると、コードになるように作られている。
・下の3音を吹いた場合、ドミソとなってトニック。
・同じポジションで吸った場合、レソシとなってドミナントの展開形。
・一つ上に上げて吹いた場合、ミソドとなってトニックの第一展開。
・そのポジションで吸った場合、ソシ(レ)となってドミナント。
という風に、トニックとドミナントのコードが吹ける。
サブドミナントの場合、どうすんじゃい!となるが、ま、それは置いておこう。

 
と、コードが吹けるのは良いのだけど、お気づきのように単音音階的には不足している音がある。
そう、ファとラだ。
第2オクターブ以上の音程だけで吹ける曲だったらよいのだが、気持ちとして第一オクターブのソから以上の音が欲しい。事実ソ以上が出せれば大半の曲が吹ける。
ということは 【ラ】 の音があればソ以上の単音がつながる。
それでこの10ホールズハープの練習はラの音を作るところから始めた。
どうやってラの音を作るか?
それはベンドと呼ばれるテクニック。
主に吸音に使われ、音程を落としていく方法だ。
半音ベンド、1音ベンド、と落とす幅が大きくなるほど難しい。

 
この半月ほど、「シ」の音を1音下げて(1音ベンド)ラの音が出せるように練習した。
かくて、シの音の1音ベンドが出来るようになりラの音が出せるようになった。では、どの吸音でも1音ベンドできるかというとそうではない。
写真の2番穴の吸音が「ソ」である。
これを1音ベンドできれば【ファ】が出るようになって、めでたく第一オクターブでの全音階が揃う。
しかし、今のワタシはソの半音ベンド ファ# しか出せない。
あと半音下げなきゃいけない。
これがムズイ!
ベンドは単に吸い方を変えればいいかというと、そうではないようだ。私なりの発見だけれど、ハーモニカに口を当てる角度、ベンドの時の口の形と口の中の形、と言ったものが関係しているようだ。
だからシ→ラの1音ベンドと、ソ→ファの1音ベンドは違うのである。口の形から作り直さなければならない。

 
う~~~む・・・
奥が深い(-_-;)

 

※写真はネット上から拝借しました。


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