蝶絶!!男泣き・・ 其処にある黒くなった卵で混沌

中の人など・・・ゲフンゲフン

最終成人式彼女

2006-02-02 13:53:51 | 禁じ手あり/TAK
 すまないが、なんだか書く気分じゃないんだ……ドゥサンダーについて思うときのモリスじゃないが、『猿の手』を思い出すような厭な気分だ。猿の手を手に入れた老夫婦が二百ポンド(例のアレでは百ドルになっているが)ほしいと願うと、ひとり息子が工場の恐ろしい事故で亡くなった弔慰金として、それだけの金額が送られてきくる。次に母親は息子が生き返ることを願う。するとまもなくして、ずるずるひきずるような足音が近づいてくる。玄関のドアにノックの音。母親は狂喜して階段を駆けおり、ひとり息子を迎えにいく。父親は恐怖で気も狂いそうになり、闇のなかをさぐってようやくひからびた猿の手を見つけ、息子をもう一度死なせてくれと願う。その直後に母親が玄関のドアを開け放つと、ポーチには誰の姿もなく、夜風だけが吹きつけている……そういう感じだ。
 詳しいことは言えない。言っても理解されまい。なに、言わないのだからわかるわけもなかろう? 確かにそのとおりだが、これは我がWP○○-○F(昨年これに変わった。一応書いておきますが、伏せ字にせずとも検索では出てきません。あたり前だが)の第四階層すなわちTの問題、高部と下部の問題、愚昧と英明の問題、少なくともわたしにとってはそれに直接的に関係する信頼と裏切りの問題(信頼の反対は警戒であるが、それは問題ではない)、そしてまたこれは、いわば機械論と目的論と双方にあるマクロコスモス・ミクロコスモス間(こういう言い方ができるならば)の四つの対立問題における終わりのない戦いの、ごく一部にすぎないんだ。当事者すらまだ完全把握はできていないというのに、他人がいきなり理解できるはずもない。それにこれは、まあね、ちょっと危ないのですよ、ええ。ちょっとね。ちょっとだけだけど。うん。これがねー……ヴァリアブルマインドを有する有志の塊という方向へ自然と成長してきたのであって、基本は臨機応変に、楽しく、外部にいっさいの不幸をもたらさず(WP○○-○Fとしては。個人は関知しない)、また内部としても男女関係なく不幸にならず、その上で秘密と特殊環境の共有に生きるっていうものなんですが、根底にある厳しいルールはこちらが定めたとおりで不変なんです。不幸ってのがたびたび出てますが、ここにおいて不幸とは、規程を無視するということに対して、すなわち自ら望む者に対して与えられる。単なるエロ愚人は追放ッ……金で解決しようとする輩も追放ッ……クラブでお遊び気分な輩も追放ッ……不潔な輩も追放ッ……口コミの原因となってしまう脆弱な精神の持ち主(わたしはとりあえず別よ)も追放ッ……! むろん、そういう人間は最初から入れないので、これまでこうしたことはほとんどなかった。ところが、今それがね、どこをどうしたか、若干おかしくなってしまったんです。ことはそう簡単な話じゃないんですよ。o(`ω´*)oプンスカプンスカ!!これは決して許してはならない。許してはならないのだが、個人的に許したい。しかし、そうすると今度はわたしがゴニョゴニョorz まったく、これだからあの素晴らしい女性以外の女は信用するべきではない。大事なFにどう説明すればいいんだ。通常Tであるワタクシは見ているだけだと決めてある。これは自分で決めたのだ。なぜって、自ら本当に愛した者としか少なくとも深くは時間を掘り下げたくないからね。すなわち、愛の安売りなどいらん! ってわけだ。でもやっぱり心惹かれるわたしはたぶんいつまでたっても童貞でしょうね。我が誉たるあの女性とはもう繋がっていないが、ここに出たかの女がそれを忘れさせてくれるとは思いたくない。いや、そんなことより問題は説明だ……このままでは崩壊するかもしれん。どうすりゃいいんだ。




 ってゆーか




 ネタでした。


 ってゆーか涼風最新巻を注文しました。そういや涼風のことをすっかり忘れていたぜ……早く届け。ところで大和クンさ、萌果を泣かせた大和クンさ、急に思い出したのでギッタギタのメッタメタにしてやる。

 数日は気晴らしするぞぉ~(不元気に



 ( ゜д゜)ハッ! 突如成人式のことを思い出した。来年か? 行くのもいいが、恩師もくるかもしれないと思うと……行きたくねえな……半径三十メートル以内に彼女がきた時点で血圧は急上昇心拍数は一瞬で百五十まで上がり、顔面蒼白、表情はまあまあよくできた人の顔の模型に豹変し、歯はガチガチ鳴り、手足は振動機械内蔵がごとくブルンブルン痙攣し、唾液分泌が極端に低下、肩はパッド入れたキャリアウーマンもかくやとばかりに上へ上へと動き、膀胱が弛緩して小便を漏らしそうになり喉がひきつけを起こし、血液の流れる音がいやに大きく聞こえ幻暈がし、彼女の裸を思い浮かべ(!?)、「ああ、彼女は亭主とよろしくやってんだよなどちきしょう」と思い始め、さらに驚くほど勃起してダーティ・ハリー流のでかい拳銃というよりはダーティ・ハリーとなるだろう(いや、むしろ緊張でポークビッツになるか)。何を言っていいのやらと、頭が紙のように真っ白になるに相違ない。かなりまずいことを言ったからなあ。親しい関係が軽蔑を産む。

 わたしの目には彼女が見える。やはりまだ若く美しく、歳を思わせない。遠い昔のように思われるつい数カ月前、腹が出てきたと気にしていたが、そのときもそうである。しかし、わたしからすればまったくそんなふうには思われない。いつぞ見た眼鏡をつけている(確か眼鏡はあったはずだ……だが、いかにも女教師的な風貌なので、記憶が書き換えられただけかもしれない(やべ、趣向がバレたな))。服装は正直曖昧(想像はできるが、そもそも興味がないので表現に必要な知識もない)だから書かないが、髪は背中まであり、一部は肩にかかり、また一部は前に垂れている。ちっちゃな唇。薄い色のルージュ。日本人的な肌。彼女がわたしに気づく。以前よりもすんごい長髪――別にいかれたロックバンドの連中のようだというわけではなく、ごく普通の長髪なのだが――になったわたしを見てドン引きする。それを顔に出してしまったのに気がついて、さっと表情が変わり、あの小さな笑みと言うほかないおずおずとした頬笑み(本人は大きく笑っているつもりなのかもしれないが、実際これ「少女的」なのだ)をうかべ、わたしを観察する。我々はお互いを観察してきたが、そこでもまた観察を欠かさない。わたしは自分が卑しい者になったような気分を覚える。「俺はいまに逃げ出してしまうのじゃないか」「いっそ全てを否定してくれ」と無意識的に恐怖を覚える。しかし彼女は優しい人だとわかりきってもいる。さらに、成人式というめでたい状況だから、恐れているようなことは考えにくい。が、それがまた恐怖を拡大する。そこで彼女が口を開く。
「○○君」疑問形ともつかない声音だ。それだけですさまじい破壊力
 そこでわたしはたちまち電源コードを抜かれた扇風機のように立ちすくみ、まるで怒っているかのような表情になり(実際は笑っているつもりである)、ひっくり返った声で彼女の名をつぶやくのだ。しかもつっかえつっかえ。わたしは自分が泣き出すかへたり込むかするのを待つ。が、そのときはいつまでたっても訪れない。会えて嬉しいのにも拘わらず、そのときの流れというのはまるで地獄で、完全にアンビヴァレントである。
 彼女が行ってしまう、あるいは誰か別の人間がやってきてその者と会話を始め、わたしのもとからある意味で完全に消失し、消えてなくなってしまうと、わたしはそれまでに話していたことが夢のように思われ、それでいて何を話していたのかたちまち思い出せなくなってしまう。
 式の間じゅう、頭は白く凍りついて、雪が降っている。
 最終的には彼女をお茶に誘うかもしれない。たぶんそうだ。もちろん、彼女はそれを拒む。こちらもそれをわかっているというのに、どうしても我慢がならないのである。もしかすると感情的になるかもしれないが、これまでの経験からして、リアルでの会話で感情的になる可能性はきわめて低い。しつこく誘えるほど自信があるわけでもない。いきなり抱きついてやりたいとよほど思うが、彼女がどう思うかということがまず第一に念頭を浮遊し、結局は相手の顔も見れずに凍りつくのみだ。要するに、この男は誠に臆病で、弱い人間であるということだ。傷つくのはごめんこうむりたいと自分を守ることに終始してしまう。そして、お茶に誘おうとしたことを後悔する。「○○君……前にも言ったでしょう」かくて彼女は傷ついたような表情で、こちらの最も望んでいないことを口にする。なぜか彼女が申し訳がなさそうな表情で、こちらは(強がって)微笑しているという、傍目には立場が逆転しているようにしか見えない状況に陥る。わたしはそうしながら絶望する。「気にしないでください」と言いたいが、息がつまって、とうとう言えずに精神が暗い虚無に追いやられ、目を伏せたまま何もかもが終わってしまう。彼女はなぜか謝り続ける。中学時代、まだ少なくとも今よりは純粋で、彼女のことを知らなかったころにも似たようなことがあったが、どうもふられたときのわたしの雰囲気というものは、かなり「可哀相」らしい……それがまた厭だ。ふった相手は必死になって「ごめんね」を連発するが、するとますます「可哀相」が加速度的に膨らんでしまうようで、いつまでたっても謝罪が終わらないどころか、行き着くところまでゆくと相手を泣かしてしまう事態に発展する。大人であるとか、突発的な一目ぼれの対象であってもそうなのだから、これはもうそういう性質なのだろう。しかも、こちらは口が震えて喋れないし、首を振ることすらできない。本気の「ごめんね」に何一つ返事ができない。泥沼だ。その雰囲気を漂わせている瞬間を姉に見られたことがあったが、かなり心配してくれやがった(それで母にまで心配をかけることになってしまった)。「自殺するんじゃないかと思った」だそうな。そういうわけで、恩師には「謝るのは俺のほうです」と言いたいが、言えるわけがないのだ。彼女はおそらく沈黙するだろう。沈黙して、悩む。そんなことは望んでいない。こちらは「じゃ」とつぶやく、まあそれしか言えないのだ、「では」とか「お会いできてよかった」などとは絶対に言えない。言えないとわかっている。『アルジャーノンに花束を』のチャーリーが母親を前にしたとき、「マァ」としか言えなかったような感じで、こちらも容易に喉から絞り出せる単純な言葉しか発することができないのである。それから、いっさいが無となり、現実が崩れ、汚れた瓦礫の山となる。もはや牢獄から見えるものは死だ。こちらは死ぬが、彼女はその真面目さゆえにしばらく悩むことになってしまうだろう。そこでまた、わたしは後悔をくりかえす。確実に無気力になる。脳内物質と受容体の関係がおかしなぐあいになる。「俺にはもう何も残っていない」とすら思うかもしれない。実際、何も残りはしないからだ。



 ↑アイタタタ!



 そんな恐るべき場所へのこのこ出向くことができるか? いや……無理だ。家族には悪いが、行きたくない。しかし、行ってしまうんだろうな~両親には晴れ姿を見せたいもの。というか、親に対してはアスパルチルアミノマロン酸メチルフェニルエステルより甘いからな。マザコンとか思ったやつ、お黙り! マザコン、ファザコン、まったくそんなことはないぞ。密かにシスコンではあるが。ガハハハ! キモイとか言うな。なんだよキモイって。

 ともかく、知人らがドキュソになっているか、あるいはなっていないか、それが心配だ。あのな、成人式ってのはもっと殺伐としているべきなんだよ。いつ過激派組織の乱入騒ぎがおっぱじまってもおかしくない、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。どんちゃん騒ぎしたいだけのドキュソはすっこんでろハプニングバーにでも行きやがれと。成人式で演じるべき人柄はマネキン。これ。前のほうでわけのわからん話をしているおじさんを無表情で凝視。これ。これ最強。いざ事件が起こってもしらんぷり。ただし隣の女が貧血で倒れたときは即座に助けること。「大丈夫ですか」「大丈夫です」「適当なことを言うんじゃない」という一連の流れはぜひとも成立させたい。まあこちらの人間は都会のベッドでぐーすか寝て育ってきた若者連中とは格が違うと思うので、騒ぐとか人の話を聞かないとか、そういうことについてはあまり心配していないのだが。問題は静かすぎる場合についてなんだよな。まあ生徒には必ずお笑いピン芸人が数人いるもので、たぶんそいつらが適度に調和を導いてくれるだろうとは思うけれども……本心としては静かすぎるのも別にいいんだけどさ。ほら、成人式としてどうかと思うわけです。

 それはそれとして、まっ、彼女はほかの学校にも行っているし、忙しい人だから、こないかもしれんなあ。しかしなあ……うおお、どうすりゃええんじゃテオフラストゥス!



 てか作品書けって話(ry


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