反日ハンター・神功正毅です。
民進党の枝野"フルアーマー"幸男幹事長が「改選1人区の半分を野党が取れる可能性がある」と豪語したのとは裏腹に岡田克也代表は参院選まで2ヶ月半となった今に至ってもまだ参院選の勝敗ラインを打ち出せずにいるそうです。
産経ニュース/民進党の参院選勝敗ラインは17議席? 「それを言っちゃおしまいよ」と煙に巻く岡田代表も心中複雑なようで…
http://www.sankei.com/politics/news/160427/plt1604270003-n1.html
<引用開始>
民進党の岡田克也代表が夏の参院選の「勝敗ライン」に関する言及を避け続けている。参院選を「政権交代の足がかり」と位置づける岡田氏が心中に秘めた議席獲得目標とは-。
「そういう数字のことは、基本的には、私、申し上げないんです。一つでも多く積み上げていくということですね」
4月22日の記者会見で参院選の目標について問われた岡田氏は、そっけなくこう答えた。
もっとも、これは「お約束」の回答である。参院選の勝敗ラインについて岡田氏は常に言葉を濁しているからだ。
「まだ3カ月あるんだから、われわれとしてはグーンと上げていきたいと思いますので、あまり言っても意味ないと思うんですね」(3月31日のBS日テレ番組)
「(勝敗ラインは)それを言っちゃおしまいよ、じゃないけれども、それは私自身が判断することだ」(3月30日のBS11番組)
「数字で今、申しあげるつもりない。不毛だと思います。『安倍(晋三首相の)政治の暴走をとめる』『政治の流れを変えるきっかけを作る』。それだけの結果を出すということを申しあげている」(1月30日の旧民主党大会後の記者会見)
敗北という事態も想定して勝敗ラインをうやむやにしようとしているのかといえば、必ずしもそうではない。1月5日の年頭記者会見では獲得議席目標について「心中期するものは当然ある」と語り、公言しない理由を次のように説明している。
「目標を具体的に言うといろんな議論が出てくるんですね。政治家は出処進退というものは当然、自ら処すべきものですから、そういう議論を呼びかねない数字の議論というのは、私は避けたほうがいいんではないかと思っています」
「心中期する」ラインに達しなかった場合は代表を引責辞任する覚悟というわけだ。結果を出すことができた場合については「引き続き代表として政権交代を目指していきたい」と述べ、参院選後の次期代表選に出馬する考えも示唆している。
出処進退は自ら決めるという岡田氏の美学には敬意を表するが、そうはいっても「心中期する」目標はやはり気になるところだ。
一般論でいえば、「前回並み」の結果であればかろうじて及第点とみることはできるが、3年ごとに半数を改選するという参院の性格上、どの結果を「前回」ととらえるかが難しい。
直近となる3年前の参院選では、旧民主党の獲得議席は17議席だった。平成10年の結党以来最低という壊滅的敗北だった。細野豪志幹事長(当時)が引責辞任したものの、海江田万里代表(同)は続投した。
一方、民主党政権の菅直人首相時代の6年前の参院選では44議席を獲得した。勝敗ラインと位置づけていた「改選54議席+α」には達しなかったが、菅氏はその後、1年以上、居座り続けている。
3年前の結果が勝敗ラインだと仮定すれば「17議席」ということになるが、さすがに現実味は乏しい。この夏に改選を迎える民進党の参院議員は43人(統一会派を組む無所属議員を含めると47人)である。改選議席を半分以上割り込んでおきながら居直るのは「岡田氏の性格からして考えにくい」(参院ベテラン)といえる。
だとすれば、6年前の獲得議席数である「44」や改選議席数の「47」あたりが出処進退の判断ラインだと推測することができる。
では、達成できる可能性はいかほどのものか。
ある党幹部は「(改選議席数の維持を目標だと仮定した場合)参院選は負けかねない」と分析した上で、次のように続ける。
「しかし、衆院の場合は今より議席が増える公算が大きい。だから、衆参同日選になったときは『衆参トータルで結果を総括すれば、党勢は拡大した』ということで岡田氏は続投することになる」
う~ん。深謀遠慮というべきか、セコい計算というべきか…。
さて、岡田氏が「心中期する」勝敗ラインのヒントとして唯一挙げているのは、「憲法改正を発議できる3分の2以上の議席を自公与党に獲得させない」という目標だ。4月22日の記者会見ではこう明言している。
「あんまり、私、数字の話は言いたくなんですが、ただ、与党で3分の2を上回る数が(非改選も含め)確保されるということになれば憲法改正につながりますから、これは死守しなければならないラインだと思います」
参院の定数は242だから、非改憲勢力と位置づける野党で81議席以上を獲得しなければならない計算になる。民進党の非改選組が17人(統一会派を組む無所属議員を含めると18人)しかいないことを考えると、夏の参院選の勝敗を決める最低ラインは、やはり「44」「47」あたりとみるのが妥当といえそうだ。
ただし、それでも道のりは険しい。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が4月23、24両日に行った合同世論調査では、民進党の支持率は7・3%で、旧民主党時代の昨年1年間平均の10・0%を下回った。参院選の比例代表の投票先を尋ねた質問でも、民進党と答えた人は14・1%にとどまり、自民党の44・8%に大きく差をつけられた。無党派層に限ってみても17・6%(自民党は25・6%)に過ぎない。
岡田氏にとって厳しい戦いが待ち受けていることは間違いなさそうだ。
<引用終了>
4月24日に行われた衆議院北海道5区補選で自民党公認候補のゼロ打ちを阻止するのがやっとで今回の得票数が先の総選挙での民主+共産の得票数すら下回る今の野党の現状では
枝野"フルアーマー"幸男、「改選1人区の半分を野党が取れる可能性がある」と豪語す
で書いたとおり、与党の2/3確保を阻止するのがやっとでお維新、日ここ、日元、新党改革を含めた改憲派の2/3阻止は到底不可能でしょう。
それにしても参院選まで2ヶ月半となった今に至ってもまだ参院選の議席獲得目標、勝敗ラインを打ち出せずにいるようでは話になりません。
代表がこのような心持ちでは部下に絶望感を植え付けてやる気を削ぎ、改憲派へのプレッシャーを軽減することとなり、それが議席数の差をさらに広げる結果を生むことになります。
まあSEALDs、しばき隊ら「常敗の英雄」に「不勝の魔術」をかけられた民主、共産、社民、生活(以下略)に改憲派の2/3獲得阻止は到底不可能ですが。
ですが我々憂国派も油断はできません。
我々憂国派にとっての勝利の定義は自公で参議院の2/3を占めて7割、改憲派で参議院の2/3を占めて6割、諸派無所属を含めて2/3を占めて5割です。
改憲派が参議院の2/3を占めることができなければ我々にとっての勝利とは言えません。
安倍政権が慰安婦にワビを入れたこと、ヘイトスピーチ規制法案提出、TPPへの参加、移民受け入れに対する抗議はいいとしても改憲派政党への支持を揺るがせてはなりません。
「勝利の女神に後ろ髪はない」(勝機を逃した者が再びそれを掴むことはない)と言います。
この機会を逃さず次回参院選で自公、改憲派に参議院の2/3の議席を獲得させ、歓喜の歌を歌い、
ベートーヴェン 交響曲第9番「合唱」第4楽章(13:30ごろ)
https://www.youtube.com/watch?v=4fK9BlAgbP4
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勝利の美酒を飲み干そうではないか!