カプアン通信

速報「令和元年度犬猫殺処分データ発表(環境省)」




昨日12月28日月曜日の朝散歩です。
近所のイチョウの木はようやく黄色くなってきました。




公園に行ったら、カラスがレジ袋を突いていたので
カプアンたちが近寄ると・・・
鶏のガラ? カラスにとってはご馳走でしょう。

ここまでカラスがくわえて持ってきたのか?
誰かの忘れものか??




カプアンたちが近づいたらすこし離れましたが
「食べるなよ犬!」とでも言いたげ(汗)

カプアンたちが離れたら、もう一羽飛んできて
二羽でむさぼり喰いはじめました。




近所でよく見かける犬の絵がついた車
このイラスト可愛いです。




オクタヴィア・レコードって何だ? と調べたら
主にクラシック音楽を扱う日本のレコードレーベルで
特に高音質SACD(スーパーオーディオCD)は、
評論家、オーディオマニアからの評価が高いとのこと。

代表の江崎さんは、
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団のトランペット奏者として活躍した後、
レコーディング・エンジニアに転身したそうですが
録音マニアだけでなく、親子二代に渡るオーディオマニアとしても
業界で有名な方のようです。

しかし、なんで犬のマークなのかは謎。
この犬の名前は「オタク犬」だそうです。録音オタク?
オクタヴィアを逆にしたのかな??




今朝のカプアンたちです。
うちの近所はオフィスビルが多いのですが
ほとんどの会社は仕事納めが終わったようです。
歩いている人がほぼなく、静かです。



お母さんに頼まれてスーパーで買い物しました。




向こうの入り口からお店に入ったので
向こう側から父ちゃんが出てくると思って気がつかないカプアンたち(笑)




後ろからそーっと近づいて、カプアにタッチしました
アンジェロはまだ気がつきません(汗)




横でその様子を見ていた女性がいて
見たことがある人だな、と思ったら
anikoのシェフを務められているお姉さんでした。
築地まで自転車で食材の仕入れお疲れさまです。

カプアンたちの写真は見てますが、実際に会ってないので
こんなに大きな犬たちだと思わなかったようです(笑)
anikoさんは明日30日まで営業で、
そのあと大晦日にお客さんに渡す「おせち」を詰めるそうです。
一般の会社はもうお休みですが、この時期まだ忙しい業種もあります。


さて、ようやくタイトルのお話ですが・・・

12月中旬以降気になって、毎日のように環境省のホームページを閲覧したら
つい数日前、最新版の令和元年度の犬猫処分に関する統計資料が発表されました。

取り急ぎ、データを添付させてもらいます。




※画像をクリックすると少しだけ大きくなります。

コロナ禍で各自治体や、環境省の職員さんたちはまとめるのがたいへんだったと思いますが
令和2年のうちに発表になりました。
上記に書いてあるとおり、「令和元年度」というのは今年の3月31日までのデータです。

表のとおり、犬の殺処分数は5,635頭、猫の殺処分数は27,108頭
合計32,743頭とのことです。

なお、平成30年度から「殺処分数」について3つの分類で発表することになりました。
長くなりますが、下記にまとめましたのでご参照ください。

①譲渡することが適切ではない動物の殺処分
(治癒の見込みがない病気や攻撃性がある等)

・治癒の見込みが無い、負傷、重篤な病気又は重度の認知症等による苦痛が著しく、治療の継続又は保管が動愛法に反すると判断される動物
・狂犬病予防法に基づいて取り得る殺処分
・パルボウイルス感染症、猫白血病又は猫後天性免疫不全症候群等の感染症に罹患していて、他の動物又は人への蔓延等を防止するために殺処分が必要な動物
・毛包虫症による皮膚炎等難治性の重篤な疾病、著しい奇形等があり、譲渡が適切でないと判断される動物
・飼い主等を再々咬んだ履歴を持つなど攻撃性があり、収容中及び譲渡後に人や他の動物に危害を及ぼす恐れが高い動物
・土佐闘犬等、闘犬として使用又は訓練された犬で、人や他の動物に重大な危害を及ぼす恐れがある動物


②愛玩動物、伴侶動物として家庭で飼養できる動物の殺処分
(①以外の理由により譲渡又は保管が困難である、と判断したため、殺処分を行った動物)

・軽度の疾病、怪我又は先天性疾患並びに高齢、大型又は人に馴染まないため、希望者が現れない動物
・施設の収容可能頭数等の物理的制限により飼養が困難な動物
・大型で飼養管理が困難な犬又は哺乳等の適切な飼養管理を行うことができない幼齢の動物


③引取り後の死亡
(引取り、狂犬病予防法に基づく抑留又は、条例に基づく収容を行った後、その運搬、飼養管理中に殺処分以外の原因で死亡した動物)

・病気または老衰により死亡した動物
・事故により死亡した動物(闘争等)
・幼齢のため死亡した動物
・死因不明の動物(輸送中の死亡等)


全国で一律の管理は難しいのかもしれませんが、大怪我をして動物愛護センターに収容されても
適切な処置をしてもらえれば、命が助かり新たな飼い主と出会える犬猫がいることも事実です。
事実、ちばわんでは、そのような幸運な犬猫のケースが多数あります。
上記3つの理由があるから殺処分して良い。ではなく、できるかぎり殺処分は減らしたいです。

また、施設の収容能力が理由で殺処分されるのは、早急に改善して欲しいものです。


図表を添付します。

犬猫の引き取りに関する内訳

※画像をクリックすると少しだけ大きくなります。

飼い主の持ち込みは犬で引き取り全体の約1割、猫で約2割です。
(平成30年度と全く変わっていません)
猫の持ち込みはその約3割強は乳飲み子です。
猫については、持ち込み、所有者不明を合わせると全体の7割ほどが乳飲み子です。
乳飲み子はセンターでは育てられませんので、「ミルクボランティアさん」がいない地域は
多くが殺処分になると思います。



※画像をクリックすると少しだけ大きくなります。

平成29年度から平成30年度は殺処分率(青い線)の改善具合が鈍化しましたが
再び角度が急に戻ったのは良い傾向です。



※画像をクリックすると少しだけ大きくなります。

令和元年度は犬は返還・譲渡数が前年度より減ってますが(マイナス約900頭)
猫は微増です。(プラス約300頭)
返還・譲渡率は改善されているので、悪化ではないですが
できれば、数年前までの勢いを維持したいものです。



※画像をクリックすると少しだけ大きくなります。

ほんとは右端の棒は見えなくなるくらい低くなって欲しいのですが
なかなか低くなりません。特に「猫」のオレンジ色が目立ちます。
いわゆる「足踏み状態」です。実数は次の表で確認できます。



※画像をクリックすると少しだけ大きくなります。

私が、殺処分の詳細データを気にするようになったのは10年くらい前からですが
例えば、平成20年度の殺処分数から平成21年度の殺処分数は
276,212頭から229,832頭へ1年間で46,380頭も減ってます。
この減り方なら、まだ長いですが5年もすればゼロに近づくと思いました。
しかし、実際には、だんだん殺処分の減り方が鈍化し、5年ではゼロになりませんでした。

直近4年を見ても、
平成27年度から平成28年度の殺処分数は 犬は5,387頭の減少 猫は21,517頭の減少 
合計▲26,904頭
平成28年度から平成29年度の殺処分数は 犬は2,062頭の減少 猫は10,720頭の減少 
合計▲12,782頭
平成29年度から平成30年度の殺処分数は 犬は675頭の減少 猫は4,097頭の減少 
合計▲4,772頭
平成30年度から令和元年度の殺処分数は 犬は2,052頭の減少 猫は3,649頭の減少 
合計▲5,701頭

若干減りかたが増えましたが、数年前の年間数万頭ずつ減っていた頃に比べ
なかなか殺処分数が減りません。

犬については令和元年度に殺処分された犬は5,635頭
仮に、単純に47都道府県で割れば1都道府県ごとに約120頭
これは年間統計ですので、単純に言えば1都道府県ごとに月10頭の殺処分をやめれば
全国でゼロが達成できます。
猫は犬に比べて多いですが、譲渡数を増やすことで
殺処分ゼロが達成できない頭数ではないと思います

各都道府県別の分析など、詳細にデータを見てみたいですが、
膨大なデータを電卓で集計しないと分析できないので気合いが必要です(汗)
できれば新年にあまり遅くならないうちに、改めて詳細なデータをご紹介するつもりです。


カプアン通信は年内あと1回更新します。
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