カプアン通信

アンジェロ緊急入院

2019年12月03日 23時13分25秒

昨日は、もともとカプアの膀胱炎の再診で
動物病院を予約していたのですが

アンジェロが、夜中の2：50頃、3：00過ぎ、3：40頃と
寝床のバリケンの中で何度も嘔吐しました。
その都度、敷物を洗ったり、落ち着かせたりしましたが
7：30に吐いたあと、カプアンママが抱えてベッドに乗せてあげた時、
身体をくるくる回転させて左側に倒れました。眼振（がんしん）も見られました。

動物病院に電話相談し、夜中の当直の先生に症状を伝え
カプアの予約をしていた朝10時に診てもらうことにしましたが
じきに病院から電話がかかってきて、急患対応で診るので
すぐに連れてきてくださいとのことでした。

みんなで病院に急行し、アンジェロを先生に預けてから
カプアンママに待っててもらい、カプアのおしっこを採りに行きました。
ちょうど、その頃、東京都心部は嵐のような大雨でした。

カプアはけっこう遠くまで歩きましたが、シッコをしてくれて
シッコは検査のため病院に預けました。

アンジェロを受けてくれた先生は
上下方向の眼振があるので、脳失血など頭蓋内疾患の可能性もあると言われました。
場合によってはMRI検査が必要になるかもしれないとも言われました。

さまざまな精密検査をしていただき、夕方また話を聞きにくることとなりました。

不幸中の幸いで、昨日は、1ヶ月の1度の母のショートステイ入所の日で
木曜日までお泊まりまので、母の介護と重ならずに済みました。

夕方、アンジェロの担当になった先生から、さまざまな説明を受けました。
まず、症状はふらつきと嘔吐であること
身体検査で、右捻転斜頸、回転眼振が見られました。

診断は、末梢性前庭障害（前庭疾患）の疑いです。
ただし、中枢性（頭蓋内疾患）も否定はできません。

抹消生前庭障害だとしたら原因は、中耳炎、内耳炎、その他耳道内疾患、
甲状腺機能低下症、特発性・・・とさまざまです。

血液検査で内耳炎を示すような炎症の数値はありませんでした。

高齢犬に多い特発性前庭障害の場合、対処療法として吐き気止めと安静で
2〜3日で症状が徐々に改善することが多いです。

中枢性の場合だと、脳腫瘍、脳炎、脳血管障害（脳出血・脳梗塞）など
が考えられます。

いまのところ、神経検査で、足首をそらせた時、戻らせようとする通常の反応が見られ
中枢性の所見はありません。
ただ、あとから症状が出ることもあるので可能性はゼロではないそうです。

中枢性疾患だった場合は、てんかんなどの発作が現れる場合があり
家で診ることは難しいので、先生の薦めもあり、アンジェロを入院させることにしました。

診察室からアンジェロが見えました。
朝、家で見たときより、ずっと激しく眼が振動しており
ぐったいしていて可哀相でした。

吐き気どめの点滴はしています。

会うとアンジェロが辛くなるので、ちらっと見ただけで帰りました。
カプアンママは、アンジェロが安心するように、私のハンカチを
私の顔になすりつけて、アンジェロのケージに入れてもらうよう頼みました。

いったん家に戻り、アンジェロの敷物や
アンジェロの夕ご飯（白飯、手羽元スープ、馬肉、ササミ、手羽元）
朝ごはんのジャーキーやトリーツ、おやつ、夕食後の楽しみのグリニーズやサプリ
あげ方のメモなどをお弁当箱のようにして夜、病院へ届けました。

カプアも一緒だったので、病院のあと神宮外苑にお散歩にいきました。

カプアの尿検査の結果は、菌はいなくなりましたが、まだ若干血尿が見られたので
もう1週間投薬治療をして、1週間に改めて尿検査をすることになりました。

今朝のカプアだけの散歩。東京は昨日の天気と一転
雲ひとつない青空で、気温もあがりました。

アンジェロの体調も天気同様、戻ればいいのですが・・・

今日の昼に、電話でアンジェロの容態を聞いてから
夕方、カプアンママも一緒に、アンジェロの医療や介護の相談をしました。
また家からごはんやおやつを持参しました。

昨夜より若干、眼振はゆっくりになりましたが、まだ続いていて
気持ちが悪いせいか昨夜差し入れたごはんは食べなかったそうです。

ただ、病院で用意した流動食を口にいれれば少量は食べられ、吐くことはなかったそうです。

わずかですが改善が見られ、いまのところ中枢系統の異常は見られません。
悪化が見られなければ、明日、先生に相談し退院させて
家で看護できるかもしれません。

今日は、ネットで介護用のサークルや介護ハーネスなどを注文しました。

アンジェロの様子を診察室から覗きました。
昨夜は、辛そうでしたが、今夜は、横になって寝ているようにも見えました。
家で寝ていて夢を見ているときのように、手足をばたつかせてました。

脳疾患は、病気になった時は急激に状態が悪くなりますが
改善のときは、急速に治ることはなく、ゆっくりゆっくりと改善されるそうです。

どうか、アンジェロの体調が改善し、また一緒にお散歩ができるようになることを
祈っております。

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