きのうこんなニュースを読みました。
＜動物センター＞犬猫殺処分室なし 神奈川県が新設へ
毎日新聞 6月23日(火)19時0分配信
神奈川県の動物保護センター（平塚市）が
建替えにともない、今年4月に京都にオープンした京都動物愛護センターに着目し、
同様の愛護センターを建設する予定だそうです。
新しい京都動物愛護センターのニュースはいろんなメディアでご紹介されました。
京都動物愛護センター完成
女優・杉本彩さん名誉センター長に
（産経ニュース 2015.3.30 07：09）
京都動物愛護センターでは本当の意味の動物愛護を目標に、殺処分ゼロを目指すとともに
ドッグラン、動物診療所、トリミングルームを備え
会員登録することで施設の一部を有料で利用できます。
現在の神奈川県のセンターは、約40年前に殺処分を目的に建てられました。
たぶん、全国のほとんどの旧型施設は同じ構造だと思いますが
犬の場合、6つ並んだ犬舎に収容され、1日ごとに隣の犬舎に移され
6日目には殺処分機に押し込められ殺処分されます。
しかし、神奈川県は、先日拙ブログでもご紹介したとおり
都道府県の施設では、最も犬の殺処分が少ないセンターです。
平成25年度犬猫合計では福井県に次いで全国2位でした。
そしてついに平成26年度
犬猫とも殺処分ゼロを達成したそうです。
その詳細データを神奈川県のホームページで確認しました。
以下のページからダウンロードできる
神奈川県動物保護センターの平成27年度事業概要（PDFファイル）
ページ14、35にデータが掲載されています。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f80192/p102094.html
平成26年度
飼い主からの引き取り 犬…88頭、猫…73匹
所有者不明の引き取り 犬…420頭、猫…522匹
飼い主への返還（迷子） 犬…253頭
譲渡 犬…210頭、猫…514匹
運搬・収容中の死亡 犬…41頭、猫…69匹
殺処分 犬…0頭、猫…0匹
計算が合わないのは、たぶん繰越があるからだと思います。
運搬・収容中の死亡が多いのは残念ですが
猫の殺処分がゼロだったというのは素晴らしい成果です。
※上記データは、市独自で施設を運営している横浜、川崎、横須賀の
データを含みません。
最初の記事に戻りますが、神奈川県の新施設は2019年の完成を目指していて
2018年度までに寄付金11億円を集めるそうです。
京都動物愛護センターは、総工費7億円だったそうですが
京都府と京都市が合同で寄付を募った結果1億1,100万円が集まり、
そのうち8,000万円を工費に充てたそうです。
残りは税金でしょうか？
ただし、1億1,100万円のうち1億円は大口寄付で、
580万円は杉本彩さんからの寄付だったそうです。
京都市の関係者は、そう簡単には寄付は集まらない、と語ったそうです。
たしかに、県の施設のために11億円集めるのは大変ですね。
カプアンのおやじにアイデアがあるのですが
国や自治体の予算につまびらかなわけではないので
無責任なおやじの私見として、聞いてもらいたいのですが
以前「犬税」が話題になったことがあります。
このプランは実現しませんでした。
飼い主に課す「犬税」、導入を断念 大阪・泉佐野
（朝日新聞 2014.07.23 12時35分）
この税金は「犬のフン放置対策」のために
狂犬病予防注射登録時に徴収しようというプランだったと思います。
フンはたしかに環境問題として重要ですが
登録された犬の飼い主から徴収というのがダメだと思います。
そもそも登録も狂犬病予防注射もさせない飼い主が多すぎます。
そういった飼い主ほどフンも片づけない可能性もあります。
むしろ、フンではなく、犬猫の命にかかわる
殺処分ゼロのために税金を徴収する。
徴収方法も、飼い主から自発的に納めさせるのではなく
ブリーダーやペットショップで犬猫が売られるときに価格に上乗せさせる。
高額な税金を取ることにより、犬猫の価格は跳ね上がりますが
安易に素人がパピーミルに加わるのを抑制させることもできます。
動物愛護センターやボランティア団体から犬猫を譲渡してもらうときは
非課税にします。
犬猫の展示販売をやめるべきという話もありますが
展示販売だけ高額な税金を課すという方法もあります。
犬猫の価格の50％くらい税金を取ったら
展示販売はうんと減るんじゃないかと思います。
できれば、国が中心になって殺処分を減らすために
こんな方法も考えてもらいたいです。
かたい話が続いたので、今朝のカプアンたちの散歩風景を少しだけ・・・
氷川神社には夏越の大祓（なごしのおおはらえ）に使われる
茅の輪くぐりの「茅の輪」が設置されました。
境内にはあちこちにキノコが生えました。
こらこら、知らないキノコを食べちゃだめだよ！
アンジェロも一緒です。
散歩に行かせるためにエレベーターに乗せるとき
カプアはいつも「のっしのっし」と歩いてきますが
アンジェロは散歩に行く決心をしたら「ダッ！」とエレベータに飛び乗ります。
港区には「標識」のある坂が90近くあります。
全て江戸時代から残る名前です。
本氷川坂は、S字カーブが続く狭い道です。
タクシーの抜け道なので、意外と通行量が多いです。
今朝はこの坂の途中でカプアがウ●コをしたので
車が来ないかひやひやしました。
犬の足にもツボがあるのかな？
アンジェロは散歩のあと、ひとり屋上に登って日向ぼっこして
「ホットドッグ」になって帰ってきます。
ま、ビタミンＤ補給のために日光浴はいいけど、ほどほどにね。
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