カプアン通信

糸井さんが


1980年頃、広告の世界に憧れた若者(私のこと)にとって
糸井重里という人間はアイドルのような存在でした。

コピーライターとして、30代前半の若さで、
西武流通グループの「不思議、大好き」キャンペーン(1981年)
「おいしい生活」キャンペーン(1982年)の企画・制作にかかわりました。
これらの作品はいまでも、百貨店広告の不朽の名作と言われています。





先日、トリスの子犬CMでご紹介した仲畑貴志さん
「ハエハエカカカ キンチョール」や富士フィルムの「それなりに・・・」を
演出した川崎徹さんらとともに、当時「コピーライター・ブーム」を起こしました。
(川崎さんは厳密にはコピーライターではなくCMディレクター)

私は、糸井さんたちへの憧れで広告業界に就職しただけでなく
デザイナーとして働きながら「コピーライター養成講座」に通ったくらい
コピーが好きでした。
そんなこともあり、カプアンママはコピーライターです。(協業ではない)


さて糸井さんは、コピーだけでなく、矢沢永吉さんの自伝本「成りあがり」の編集や
沢田研二さんの「TOKIO」の作詞、MOTHERシリーズ等ゲーム制作、
テレビ番組の司会など多方面で活躍してきた人ですが、
糸井さんが社長を務める「株式会社東京糸井重里事務所」という会社があります。

その業務のひとつは、1998年からインターネット上に開設している
「ほぼ日刊イトイ新聞(ほぼにち)」の企画・制作・運営ですが
売上の中心は、ほぼにちから生まれる数々のオリジナル商品の
企画・開発・製作・販売です。
糸井さんは広告コピー、作詞、ゲームなどソフトの制作業から
商品の製造販売といった物販業へ徐々にシフトしたわけです。

主力商品の「ほぼ日手帳」は、今や35万人の愛用者がおり
雑貨チェーン店「ロフト」で6年間、手帳部門販売数1位を獲得しているそうです。

そんな「ほぼ日手帳」の新作のひとつが次の商品です。



↑詳細は写真をクリック!

この手帳カバーは、ペットグッズショップのジョージさんと
ほぼにちが共同制作した商品で、売り上げの一部が
ほぼにちを通じて
NPO法人 アニマルレフュージ関西(アーク)に寄付され、

動物保護の活動に役立てられます。

こちらで、アークの活動にまつわる糸井さんとジョージ代表の対談が読めます。

「犬と猫と人間のはなし。」

糸井さんは、ほぼにち紙上での、映画「犬と猫と人間と」の紹介コンテンツ
いろんな人が、犬猫のためにいろんな活動をしていることを知りました。
そして、愛犬ブイヨンのためにグッズを購入していたジョージさんから、
アークのことを教えてもらい、アークの活動に協力することを決意し
会員に申し込んだそうです。

実は、私もアンジェロのためにおもちゃや、リードを買いにいったジョージさんで
アークの活動のことを知りました。
市民ボランティアと企業のコラボレーションの好例でしょう。



ジョージで買ってあげたおもちゃで遊ぶカプアン


糸井さんとジョージ代表の対談によると
現在、アークは兵庫県にイギリス式の大規模なシェルターを作ろうとしています。
そこでは、犬猫を救うだけでなく、飼い主に「飼うことの責任」を教育し
いずれは、日本の動物愛護センターをすべてシェルターに変えていきたい
との目標があるようです。

かたや、カプアン出身のちばわんはシェルターではなく
大勢のボランティアさんたちが自宅で犬や猫を保護をして
飼い主さんを探しています。
千葉県は犬の殺処分数全国ワースト3位の県であり
至急保護してあげなければならない犬猫が多いことや
ちばわんのボランティアさんたちは皆、仕事や家事を持っており、
シェルターの運営のみに注力できない。という理由があると思いますが
どちらの活動も、犬猫の命を救うことや、正しい飼いかたを普及させたい
というところでは共通していると思います。


昨日、ほぼにちのコラムで糸井さんは
旧知の坂本美雨さんのことを紹介して
「美雨ちゃんと知りあいじゃなかったら、
ぼくは犬や猫の役に立つということの方法を
じぶんひとりでは発見できなかったと思うんです。
勇気だとか正しさだとかが満ちるのを待つんじゃなく、
『知りあいがやってることを見る』だけで、
すっとなにかがわかっていくものです。
彼女の自然にやっていることを見てて、
すっとぼくらの考えや動きが軽くなったんです。
今年、あらためて、彼女にはとても感謝しています。」

と発言しています。

坂本美雨さんは、ちばわんの保護猫サバ美ちゃんのねこ親さんで
動物保護のことをたくさん発信してくださっています。

こんなところで、糸井さんと繋がっていることを
ちょっぴりうれしく感じました。




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ちばわんからのおしらせ





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ちばわんいぬ親会ねこ親会のおしらせ

第96回ちばわんいぬ親会


今週末!11月21日(日)12:00~15:00  江戸川河川敷 篠崎緑地にて開催!
今回も50頭を超すわんこが参加します。
↑参加わんこなどの詳細は、バナーをクリック!

ちばわん品川ねこ親会いぬ親会


11月28日(日)11:00~15:00 品川区ウエルカムセンター原にて開催!
品川では今年最後の開催になります。
参加にゃんこ・わんこなどの詳細は後日お知らせします。

ちばわん湘南いぬ親会


12月5日(日)10:30~14:30 鎌倉海浜公園芝生広場にて開催!
参加わんこなどの詳細は後日お知らせします。

コメント一覧

カプアンパパ
パルプリ母さん
私の鍵束をかばんに入れてもっていくなんて、カプアンママはしっちゅうですよ(汗)心配ないと思います。

なんと、糸井さんのツイッターにちばわんいぬ親会の情報が載りましたか!
わたし、ツイッターはどういうしくみかわからないので、あまり見ないのですが、糸井さんのツイッターは保護犬猫情報・迷子情報もよく載ってます。
歌手の坂本美雨さん(ご存知だと思いますが、杏さんから猫を譲渡してもらった方です)のツイッターも保護犬猫情報がいっぱい載っていて、これからは、ブログじゃなくてツイッターかなぁ。と思ってました。

このコメント欄にもコメントされているももクリママさんも、ARKの支援をされてますね。ももクリママさんはパルプリ母さんのブログで知りあったのですよ(笑)うちの近所でも、たまにARKからわんこを迎えたという人に会います。

おっしゃるとおり、「わんこは家族」で皆つながっています。
パルプリ母
グータラママに名前を変えようかしら、なんてこと思ってたら、1時間ばかり前から鍵束を探しまくってた夫がやってきて、「ねえ、君。お散歩バックの中に僕の鍵が入ってたよ。」って。「えー、誰がいれたのよオ」「何言ってるの。君でしょうがあ。」「えー、全然覚えないけどオ」・・・。って、やばい。これで2度目なのです。ほんとに全然覚えがない。グータラが進化して、わたしの頭、別の世界にいってしまってるかも~~。やばいやばい。脳検査受けようかしら。
忘れないうちにいろいろ書いておきまひょ。

糸井さんは、ツィッターもはじめてらっしゃるそうですね。そこにまいぱんままさんのお知り合いでちばわんを応援してくださってる西八王子の花屋さんが、ちばわんのいぬ親会があること糸井さん宛にツィ―トしたところ、なんと糸井さんとプラス100人がリツィ―ト!! 報告ブログも見てくださってるような気配ですよ^^。なんだか嬉しいですね。

ARKは、一度同じような名前を使われ迷惑された時がありましたね。わたしはその時はじめて、ARKを知りました。その後、うちのブログにARKをお手伝いしてるボラさんからコメントをいただくことがあって、それ以来わたしもずっと関心もってみています。

‘わんこは家族!’このおもいで、みんなつながっていますよね。
カプアンパパ
ハせ姉さん
先日、カプアン通信のトータルページビューが50万になったと喜んだのですが(3年半の合計で)
イトイ新聞は1日でなんと140万ページビューですよ!
この手帳カバーには、アークを紹介する小冊子(これがおしゃれ)もつくそうですが、アークのサポーター増えるかもしれませんね。
ちばわんの冊子もつけてくれないかな・・・。

ハせ姉さんもつながってると思いましたか。うれしいですよね(笑)
カプアンパパ
ももクリママさん
そうそう「サンクチュアリ(理想郷)」でしたね!
小規模なシェルターは全国各地に点在してますが、
日本の愛護センターに転換をうながすような決意で作られるシェルターは初めてでしょう。

私はナマイキなようですが、アークとちばわんはいい意味でライバルとして保護を競い、社会に認知していければいいと思うのです。アークさんの方がずっと有名ですが、東京近辺ではちばわんもだいぶ浸透してきました。
もちろんライバルといっても、敵対ではないですよ。
アークはイギリスの動物愛護がベースだと思いますが、ちばわんも創設前に代表が、ヨーロッパから来日した動物愛護家のマルコ・ブルーノさんから智恵をいただいてるんです。
100年以上ヨーロッパから遅れている日本の動物愛護ですが、2つの団体が西と東から、日本の遅れた考えを退治していければ痛快なことだと思います。
カプアンパパ
あずきママさん
あずきママさんだけにこっそり教えますが(笑)ちまたで使われている「いぬ親」「ねこ親」ということばは、魔女じゃなくてカプアンママがひねり出したのです。それを拾ってちばわん首脳にプレゼンしたのは私ですが。
アークさんでいいなと思ったのは、自分で飼うことができなくても、特定のわんちゃんねこちゃんのスポンサーになれることです。管理がしっかりしているから可能なんでしょうね。
アーク方式(シェルター)とちばわん方式(家庭保護)は、不幸な犬猫がなくなるまで両方続くような気がしています。
どちらにせよ、はやく殺処分がなくなって欲しいですね。
カプアンパパ
ホリーままさん
80年頃、コピーライターは輝いてましたね。
第1回日本グラフィック展で大賞を取ったのは、ムサ美の先輩で知りあいでした。考えてみればそういう、業界の勢いのあるときに大学生活→就職をしたのですが、全然落ちこぼれてしまい、常に業界に憧れとか羨望がありましたね(笑)

糸井さんは、なにしろ美雨さんのお母さんの矢野さんの春咲小紅とか作詞してますからね、美雨さんが生まれる前からの縁だと思いますよ。矢野さんも、坂本教授もたいへんな猫好きらしいですよ(笑)
カプアンパパ
ルナ父さん
井上陽水さんがCMに出た「日産セフィーロ」ですね。
ほぼにちは今年創刊12周年ですから、10数年前からとは創刊以来ですね!
私も、たまに美雨さんのブログを見てますが、愛護センターに行ったり、地域猫の捕獲に参加したり、有名歌手とは思えない行動力ですね。糸井さんが感心するわけです。

糸井さんの奥さんは、ソフトバンクの犬のお父さんの奥さんですが、以前、樋口さんが愛犬ブイヨンが入ったバッグの脇に立っていたら、子どもが寄ってきて、「そのかごに入っているのはお父さんですか?」と聞かれたそうです(笑)
カプアンパパ
メイマミ&アイママさん
ママさんは、母子犬の隔離保護で、たったひとりでシェルター運営を経験されたようなものですからね。シェルター管理は大変だと思います。
アークさんはスタッフの数はちばわんの1/6か1/7くらいらしいですが、シェルターに専念できるスタッフが多いのだと思います。
個人的には、保護犬猫は最終的に新しい家族の家庭犬になるのを目指しているのですから、大規模シェルターより、家庭で保護されるのが理にかなっていると思います。もちろん、各預かりさんへの負担は大きくなると思いますが。
ちばわんは地域的にシェルターを建設しづらいのと、首都圏ということもあり、預かりボランティアに立候補される家庭が多いのだと思います。
将来日本の動物保護がどういうカタチになるかわかりませんが、アークさんの活動は私も興味深く拝見しています。

ママさんは、全然おふざけではないですよ。カプアン通信のほうがよっぽど・・・(汗)
でも、糸井さんとジョージ代表の対談でもふれてましたが、動物保護団体のようなところはユーモアが大事なんだと思います。
犬は、慎ましく、忍耐強く、愛情にあふれ・・・人間の方が学ばなければいけないようなものを沢山持っていると思います。
ハせ姉
私もこの対談読んでます。
多くの読者がいるほぼ日で、ちょこっと話が出るだけでも全然違う、と思っていたのでこの対談や手帳はうれしかったです。

そして、つながっているような気がしてうれしかったのもカプアンパパさんと同じです。
ももクリママ
http://sskinako.exblog.jp
ARKのことを、こんなに広めていただいて
ありがとうございます。
サンクチュアリが完成すれば日本初のシェルターでしょうか。
ちょうど去年の今頃、荒地だった山の雑草を刈ったり木を伐採したりするボランティアを寝袋持参で募集されてたんですよ。
私も行きたかったけど、何かと重なってて行けなかったと記憶してます。
まだ、建設費も全部は集まっていないけれど、一日遅れたら、何匹もの助かる命が消えていくので、貯まった分だけから作り始めるようなことでした。
各都道府県の愛護とは名ばかりのセンターを処分する場所じゃなくてシェルターとして機能できないものかと思います。

コピーライターって当時憧れの職業でしたよね、全く才能のない私には憧れるまでもなかったけど。
あずきママ
http://sakuransmr.exblog.jp/
カプアンパパさん、奥さまは魔女、ではなくコピーライターでいらしたんですね。
関西の保護団体アークがシェルターを作っているというのは、前に読んだことがあります。たとえ引き取ってくれる家族が現れなくても、終生面倒を見てもらえるというのが、気持ちを楽にしてくれます。
ちばわんは、個人の預かりさんが個々の家でボランティアでお世話する形をとっていますね。
シェルターを作るには、広い土地と人手が必要で、そのためにはまちから遠いところになりますよね。ほんとはシェルターがたくさんできるといいと思うのですが・・・・
ホリーまま
http://blog.goo.ne.jp/holymama/
この頃の話をされると、やっぱり書かずにいられません。笑
私もちょうど三流美大生でしたから、糸井さんの西武の仕事を見ると、学生時代の思い出がいろいろ沸いてきます。コピーライターは花形でしたね。
日比野克彦さんも日本グラフィック展大賞で堂々とデビューされ、才能の有り余る人っているもんだ!と思ったり。(芸能人にも音楽、美術、文筆と、多彩な人が多いですよね。少しわけて欲しいくらいです。笑)

しかし、糸井さんとアークが繋がっているのは初耳でした。坂本さんともお知り合いだとか。心強いです。どんどん運動が知られるようになってほしいですね。
ルナ父
私は業界人間ではなかったので糸井重里さんを最初に知ったのは「くうねるあそぶ」だったと思います。
以前お話ししましたが、10数年前から「ほぼ日」の読者ですが、坂本未雨さんところの「さばさん」の話しも杏さんのBLOGで知って以来、坂本未雨さんのBLOGも週何回かチェックしています。

何やら色々繋がっていて面白いですね。
…そういえば糸井さんの奥様はワンコともご夫婦でしたっけ???
メイマミ&アイママ
http://wan-nyan.iza.ne.jp/blog/
アークさんの活動は、私もとても興味があります。素晴らしい団体さんですよね。
あれだけの規模を管理出来るって、凄い事だと思います。
シェルターがあれば、もっと助けられる命が。。。って。ずっと思って居ましたが、管理をして行くのって本当に大変なんだろうなぁ~って、今回通いでお世話をした時につくづく感しました。
期間限定だから出来ました。

少ない時間を上手く利用出来るのは、やっぱり生活を共にする事が一番楽だなと実感しました。

でも、家ではお世話は出来ないけど、と言う方も居るでしょうから、色んな形があっても良い事だと思います。
願いは一つですものね

↓母子犬達の事、再度取り上げて下さり有難うございました。
一人でも多くの人の目に留まり、そして何かを感じて下されば、きっと変わっていくはずですよね。

ついつい、ふざけた書き方をしてしまう悪い癖がある私なのですが、美母の母性には驚いてます。
犬だから何をしても。。。なんて思ってる人間に言いたい。
犬を侮るな
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