カプアン通信

ヒナちゃん天国へ


ヒナちゃんというのは
赤坂の老舗書店、金松堂書店さんの愛犬で
お店の看板犬だった、メスのシェルティー犬のことです。

我々家族が赤坂に越してきた12年前
我が家にも、メスのシェルティー犬「サリー」がおり
お散歩中に出会ったことがきっかけに、ご一家と知り合いになり
ずっと仲良くさせていただいています。
愛犬家どうしのつながりもあり、サリーと楽しく暮らすことができたので、
アンジェロやカプアと出会うきっかけになったと思います。

そのヒナちゃんが、本日午前1時過ぎに13歳の生涯を閉じました。

きょうは、ヒナちゃんを偲んで想い出を綴ります。




10年前の地元のお祭で、ヒナちゃんに会ったときの写真。
横にいるのは私の母です。

母は、80歳近くなってから。長年暮らした中野の家から
二世帯同居をするために、赤坂に引っ越してきましたが、
中野の友人たちと別れるのが嫌で、最初は移転にずいぶん反対しました。
でも、サリーと毎日散歩することで
赤坂に犬友達ができたり、いろんな人に声をかけられ
すぐに新天地に慣れることができました。
一番最初に、ヒナちゃんと知り合ったのは母でした。

ヒナちゃんは本屋さんのお客さんにも、みんなに可愛がられました。
本屋さんには、ヒナちゃんの絵はがきも売ってます。
以前、テレビのバラエティ番組に出演したこともあるわんこでした。

同じシェルティー犬と言っても、いろんな顔があると思いますが
サリーとヒナちゃんは顔も体格もそっくりでした。




こちらは、サリー12歳の頃の写真。

サリーと最初に出会ったとき、ヒナちゃんはまだ1歳くらいでした。
サリーは、どんな人にも穏やかに接することができる、人間大好きな犬でしたが
なぜか他の犬には厳しく、ほとんどの犬に吠えついてました(汗)
でも、ヒナちゃんだけは特別で、
自分の姉妹か子どものように優しく接してました。

残念ながら、当時はカメラを持ち歩く習慣がなく
ヒナちゃんとサリーが一緒の写真はほとんど無いようです。
探しても見つかりませんでした。
もっとも当時はフィルムカメラでしたから
簡単には見つかりません。




これはサリーが亡くなった日の写真。10年前です。母の髪も黒かった。。。
サリーが亡くなる2日前にも、ヒナちゃん一家はお見舞いに来てくれました。

右から覗いているのがヒナちゃんです。
このときは、一瞬、サリーが生き返ったように感じました。




そして、それからおよそ9ヶ月後に、
アンジェロが我が家の家族になりましたが
すぐに、お祝いにかけつけてくれました。

KYなアンジェロは、このときヒナちゃんを追いかけ回してしまい
ヒナちゃんはお父さんの陰に隠れてしまいました。(汗)
アンジェロはこのとき、まだ生後3ヶ月の仔犬でした。




そして、カプアが我が家にはじめてやって来たときも・・・

アンジェロはまだ1歳ですが、ヒナちゃんの大きさに追いついています。
カプアはヒナちゃんより小さいです(笑)

ヒナちゃん一家には、アンジェロがごはんを食べなくなったときには
手作りごはんを沢山プレゼントしてくれたり、
カプアを家の子にするときも親身に相談に乗ってくれたり
たくさんお世話になりました。
いつも静かに寄り添ってくれるヒナちゃんにはとても癒されました。




きょうのお昼に、ヒナちゃんにお別れをしてきました。
ヒナちゃんが安置されたお部屋に飾られた絵は、
香港在住のヒナちゃんファンの方が描いた絵だそうです。




お昼休みを路用して、私と一緒にヒナちゃんに会いに行った妻は、
サリーのお別れのときを思い出して涙ぐんでました。

わたしも、書店内のレジの前にいつも置かれていたヒナちゃんのクレートに、
ヒナちゃんがいなくて
代わりにお別れの言葉が飾られているのを見てとても悲しくなりました。

ヒナちゃんは腎臓が悪かったそうですが
サリーも、最期は腎不全になり、病院へは点滴を受けに連れていくだけで
毎日家族のそばにいました。ヒナちゃんも同じだったそうです。
サリーが旅立ったのもヒナちゃんと同じ13歳のときでした。

天国で、仲良しだったサリーと再会できるでしょうか。

ヒナちゃん、お疲れさま。
いままでありがとうございました。
ご冥福をお祈りします。

コメント一覧

カプアンパパ
マミママさん
マミママさんの息子さんはヒナちゃんファンだったんですね。
きっと赤坂には、ヒナちゃんのファンがたくさんいると思います。

夜遅くまで開いている本屋さんですが、ヒナちゃんが亡くなった日は早い時間に閉店でした。
きっと看板娘だったヒナちゃんのための「社葬」が行われたのでは、と思いました。

ヒナちゃんのイラストを描いてくださりありがとうございました。
ヒナちゃんのご家族にお伝えします。
マミママ
http://ameblo.jp/mamijiro0922/
ヒナちゃん、亡くなったのですね・・・。


書店の前を通る時、ヒナちゃんがいるか確認するのが日課になってました。

息子と「本よりも、ヒナちゃん推しのお店だよね」と、時折漫画を買いに行っては「ヒナちゃん、ヒナちゃん」と盛り上がって。

店頭のテレビに映し出されるヒナちゃんのイメージビデオもとても愛がこもっていて、思わず笑顔に。

安い週刊少年誌を購入した場合、ヒナちゃんがこちらを見てくれなかったので、次はそれより高い週刊誌を。すると、ヒナちゃんが目線だけこちらにやってくれて。もしかしたらと、その次は数冊購入で数千円分お買い上げ。予想通り、顔を動かして見てくれました。課金のあるゲーム「アイドルマスター」ならぬ「ヒナちゃんマスター」だ!と息子と喜んだりもしました。

いつか、アイドルよりアイドルなヒナちゃんのハガキやグッズを買おうね、なんて言っていたのですが。

都会の書店で、穏やかに店番をしているヒナちゃんは、まさしく癒しのアイドルでした。

いつでも会いにいける、赤坂のアイドルでした。


ご冥福をお祈りします。
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