カプアン通信

被災者と犬と猫と


また、さっき、強く揺れましたね!

きのう、きょうと冷たい雨が降っています。
被災地のみなさんの健康が心配です。


我が家の周辺では、ガソリンの供給不足は
解消されたようです。
もうどこのスタンドでも、行列は見られませんでした。

スーパーマーケットでは
あいかわらず、トイレットペーパーが品不足のようですが
きょうは、牛乳・ヨーグルト類が姿を消しました。

親馬鹿なため、カプアとアンジェロの食後のデザート用の
プレーンヨーグルトを探したのですが
スーパーは数店探しても無くて
「地球人倶楽部」というオーガニックフードショップで
ようやく見つけました。

もしかして、放射能汚染の心配で買い占め?・・・
でも、トイレットペーパーやガソリンと違い
牛乳やヨーグルトを買い占めても、
腐らすだけだと思うのですが・・・。

きょうは、放射能汚染の話を書こうかと思ってましたが
愉快な話ではないので
被災者支援の話をすることにしました。



糸井重里さんのTwitterでこんな写真のことを知りました。

どうぞ、1枚1枚じっくり見てください。涙腺ゆるみますよ。

JAPAN-EARTHQUAKE Vol.14 ペットと共に(産経ニュース)


ちばわんのボランティアさんkoro-baboonさんが
マスコミの報道ではなかなか伝えてくれない
千葉県の津波被災地の様子をブログで伝えてくださいました。
ここにも、愛犬とともにがんばる被災者の姿があります。

ホットドッグBoon 山武市蓮沼~旭市飯岡


群馬県の北部に「みなかみ町」という町があります。
ウイキペディアによると、水上温泉郷や猿ヶ京温泉といった温泉が多数ある
人口2万人程度の町です。

ちょうど1週間前に、みなかみ町とみなかみ町観光協会は
同町の宿泊施設に、東日本巨大地震の被災者1,000人を
無償で受け入れることを決めました。
受け入れにかかる費用1億円を町の予算で負担します
(日経webニュースより)

しかし、当初想定していなかった、愛犬愛猫とともに
避難してきた家族がいました。
はじめは犬猫の受け入れ体勢がなく
お断りすることも検討されたそうですが
たまたま、みなかみ町観光協会の関係者に
ちばわんのいぬ親さま(ちばわん卒業犬の飼い主)がいました。
ちばわんへSOS連絡が入ると同時に、いぬ親さまの強い熱意と説得で
犬猫たちも飼い主さんと同じ旅館内で預かって頂けることが決まりました。

被災されたご家族を、愛犬、愛猫と共に受け入れてくださる決定をした
みなかみ町とみなかみ町観光協会を、わたしは強く支持します。


ちばわんでは、まずこの観光協会と被災者の方々のフォローをし、
もうこれ以上家族と離れ離れになってしまう動物が増えるのを
防ぐお手伝いをすることになりました。

そして、みなかみ町の支援が成功することで
愛犬、愛猫と共に被災されたご家族を受け入れてくださる施設が
全国に少しでも増えるのではないかと、ちばわんは期待しております。


具体的な支援内容がちばわん支援ブログにアップされています。

ただし、現地は24時間大変な支援活動が続いており
現地との連絡に時間がかかることも予想されます。

また、被災動物支援のご紹介は、ちばわん支援ブログのご紹介に留め
迷惑メール、チェーンメールなどを送ることのないよう
十分なご配慮をよろしくお願いいたします。

↓バナーをクリックして「更新情報」をクリックしてください。





みなかみ町観光協会も、被災犬猫支援を募るブログをたちあげております。
こちらのブログでは、みなかみ町に避難してきた犬猫の紹介もする
予定だそうです。

被災動物救護プロジェクト@みなかみ町観光協会

被災者受け入れの詳細は以下のサイトにて。
義援金も募っております。(被災者への物資は受け付けておりません)
個人的な推測ですが、町役場に現金書留で送る方法がいいと思います。

みなかみ町観光協会



さいごにもうひとつ。犬猫支援の話ではありませんが、
山梨・富士河口湖町で総合アウトドア施設「森と湖の楽園」を営む
タレントの清水国明さんが19日付ブログで、
東日本大震災で被災した子供たちを受け入れることを発表しました。

清水国明の多毛作倶楽部
清水国明の森と湖の楽園より

そして、富士河口湖町周辺の各種施設有志とともに連携して
NPO法人河口湖自然楽校に子どもたち100名を
さらに、温泉宿泊施設の5館で、被災家族を500名
無料での受け入れが決まりました。


実は、2年前のゴールデンウイークに
カプアとアンジェロとともに「森と湖の楽園」に訪れました。
アートと遊具のあふれる広大な森でした。

http://blog.goo.ne.jp/angelopapa/d/20090505

子どもたちが、清水さんたちのもとで
林間学校のように楽しく生活でき、いろんなことを学び、
つらい震災のことをすこしでも忘れることができるよう願ってます。



2009年4月30日カプアンとともに森と湖の楽園にて




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ちばわんからのお知らせ

4月3日(日)の湘南いぬ親会も中止となります

被災者の支援が必要な社会情勢であることや
海岸に面している会場のため、万が一の災害時の避難誘導の困難さを
考慮し中止を決定いたしました。
楽しみにされていた皆さま、申し訳ありません。
6月には、明るく元気な湘南いぬ親会を開催したいと考えております。


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ちばわん保護犬チャオくんを捜しています



3月14日 埼玉県羽生市の「道の駅 羽生」の近くで目撃されています。
確実にチャオだと確認ができました。

以下、現在チャオがいるかもしれない地域です。
埼玉県東部・中央(羽生市、加須市、久喜市、春日部市、川越市、草加市、行田市など)
群馬県館林市、千葉県野田市

かなり遠くまで行っています。
見かけましたら無理に捕まえようとせず、どちらの方向へ去ったか
連絡先までお知らせください。どうぞよろしくお願いいたします。
迷子ブログ

コメント一覧

カプアンパパ
りりまむさん
ほんとそうですね。家族ですものね。
わたしもトシのせいか、涙腺がゆるくなって・・・。

被災された人間のご家族も大変ですが、避難場所に連れていけないから犬猫を置いていく、なんてことがなくなるよう、世の中の意識や習慣が変わって欲しいです。
うちは犬猫を連れていけない避難場所には、行かないと思います。
カプアンパパ
あずきママさん
犬猫は人間より弱い立場で、言葉もしゃべれませんから、飼い主が守らないとなりません。こういう非常時に弱いものを助けたり一緒に避難生活を送ることは、勇気や元気のもとになるような気がするのです。
先日、独身の知人が心細過ぎて夜電話をかけてきたのですが、犬猫がそばにいてくれたら、がんばれると思うのです。

被災して亡くなった犬猫たちはかわいそうですね。
我が家は離れ離れにならないように、とりあえず、各部屋にリードを置くようになりました。
カプアンパパ
ももクリママさん
あ~三宅島は、島に置いていかれたんですか。
タロジロも南極に置き去りにされたし、切ないですね。
でも、今は、避難所でも、ペットのケアをしてくれるところもあるようなので、時代は変化してますね。
犬猫に興味がない人から見れば、ただの動物ですが
家族なんですよね。弱いものを守ることで、自分も元気が出ると思うのです。

みなかみ町の支援は大反響で、町の窓口は早くも受付ストップになりました。みんな、飼い主と犬猫のことを心配してるんですよね。
カプアンパパ
ぽぽんママさん
おひさしぶりです!
おっしゃるとおり、こういう非常時ほど
犬と人間は、より絆が深まる気がします。
人間の言葉もちゃんと理解してますよね。
ぽぽんちゃんと助け合って難局を乗り越えましょう。

そして、犬猫と同じくらい音楽は人を癒すと思います。
ぜひ、多くの人の心を癒してください。
私事で恐縮ですが、若いころ何度か入院の経験がありますが
ヘッドホンで好きな音楽をガンガン聴いて、術後の辛さに耐えたことがあります。
私はデザイナーですが、目が見えないのと、耳が聞こえないのは、どちらが辛いか、というと音が聞こえない方が辛いと思うのです。
変人扱いされそうですが(苦笑)
りりまむ
ご紹介頂いた「ペットと共に」、もう一枚目を見た時から涙、こんなに大切に思ってくれる飼い主さんに感謝、感動です。無責任な理由で簡単に捨ててしまう人間がいる現実、この方々の爪の垢でも煎じて飲ませたいですよ!自分の命同然に愛犬愛猫を守る気持ちに心から感動しました。
あずきママ
カプアンパパさんが紹介されたブログをそれぞれ見てきました。
2万人以上の死者・行方不明者がでている大震災ですが、犬・猫を飼っている人にとっては、家族ですからね。一緒に行動していたいですよね。
みなかみ町ではペットも一緒に受け入れてくれてありがたいことですね。それを側面支援したいものです。
でも、飼い主をなくした犬・猫や、波にのまれてしまった犬・猫もたくさんいることを思うと、自然の恐ろしさに暗然とします。
ももクリママ
http://sskinako.exblog.jp
あ~、私もこの「ペットと共に」見て泣きました、そしてホッとしました。
これまでの震災では、三宅島のときは結局あとから迎えに行くことになりましたが、最初はペットは置き去りだったし、ペットを避難所に入れることが出来ず車の中ですごしたりしてるとか、そんな状態を見てきたので、この写真はホントに嬉しかったなぁ~。
私も載せようかと思っていたのですよ(笑)

いろんな方がいろんな支援を初めていて心強いです。どうか、一匹でも多くの命が救われますように。


ぽぽんママ
犬がいて良かった
こんにちは。
毎日テレビではつらい報道ばかり、町にでれば普段当たり前にあった生活物資もなかったり。気分も暗くなりがちです。そういう時、カプアン通信を読んで気持ちをかえています。

11日の一番大きな地震のとき、私はちょうど家にいました。初めは大した揺れではなかったのでのんびりしていましたら、ぽぽんが血相を変えて私を呼びにきました。

長い揺れの中、私とぽぽんの間では、「外に逃げようよ(ワォ)」「いや、こっちにいなさい」「うんうん、わかったよ」、というやり取りがあり、揺れおさまった後には、「あー怖かった、ぽぽん大丈夫だった?」と叫んだ私に対し、ぽぽんは長い尻尾をぶんぶんふって私の手をなめながら「大丈夫、大丈夫よ!」と。


一人の人間と一緒にいるのとまるでかわりがありませんでした。「大変だけど、今はこの子がいるから・・」と言った千葉のバーニーズの飼い主さんの気持ちがよくわかります。

私は音楽家ですが、この大災害に何かできることはないかと考え、仲間にも働きかけているところです。微力なのが歯がゆいですが…。
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