カプアン通信

惜別

2009年も残すところあと二日。

今年たくさんのわんこが、新しい家族とのご縁を見つけましたが
虹の橋へ旅立ってしまったわんこたちもたくさんいます。

今年お星さまになった思い出深いわんこたちをご紹介します。




べんくん
飼い主に捨てられたショックで、全く立てなくなってしまったべんくん。
奇跡的に、最高の家族と出会ったおかげで
散歩ができるようになるまで回復したお話は感動的でした。

べんくんのお話はこちらまで→☆わん☆だふる「虹の橋で またねっ!」

1月1日逝去 享年17歳




ミルキーちゃん
動物愛護センターのなかで、自分の命と引き換えに9匹の赤ちゃんを育てた
ダルメシアンのお母さん。
預かりさんが、ミルキーちゃんという名前を用意して、
ふかふかのベッドを作って待っていたのに、
あと2日で検疫が終わるという日、血便と思われる血の中で亡くなりました。

7匹の子犬は助かりませんでしたが、2頭の子どもと父親犬は
その後、ちばわんで素敵な家族と出会うことができました。

4月13日逝去 年齢不明




トコちゃん
いぬ親さま募集中に末期がんが見つかったトコちゃん
預かりさんのよしださん夫妻はトコちゃんを家族として迎え看護を続けました。
お医者さんが診断した、余命期限を過ぎたあとも、何ヶ月も
いぬ親会への応援に来てくれたり、がんばって生き続けました。
トコちゃんお疲れさま。

6月26日逝去 享年9歳(推定)




チェリーちゃん
いつもマイペースで元気なおばあちゃんわんこだったチェリーちゃん
我が家の先代のサリーを思い出しました。
長い間、いぬ親さまを募集してましたが、預かりさん宅で体調が急変し、
わずか3日で亡くなりました。

預かりさんのブログ→しっぽまきまき

6月30日逝去 享年13歳(推定)




テディくん
ちばわんの大先輩、ドイツ在住のクミさんの長男坊。
5月に病気が見つかり、クミさんは献身的に看護しましたが
最期はクミさんの腕の中で息を引き取りました。
クミさんの右腕として、長年、預かりわんこを見守りました。
各国を転居するクミさんのファミリーが、どの国でも明るく元気で過ごせたのは、
テディくんの存在のおかげかもしれません。

クミさんのブログ→ ドイツ犬日記

7月6日逝去 享年13歳




ハッピーくん
カプアン家の近所に住んでいて、お散歩でよく会った穏やかなわんこでした。
ご主人は毎朝、仕事場の画廊へハッピーくんと一緒に出勤し、
お店の看板犬として有名なわんこでした。
ハッピーくんが亡くなったあと、
ご主人は、ハッピーくんとの思いでが多過ぎると、画廊をたたみました。
最近お会いしたときも「心はハッピーと一緒に散歩しているつもり」と、
バッグからリードや、ハッピーくんの写真をたくさん見せてくれました。
すべての飼い主がハッピーくんのお父さんのようなら、不幸な犬はいなくなります。
(写真は、今年のお正月、神社で会ったハッピーくん)

7月12日逝去 享年16歳




葉々(ばぁば)ちゃん
よしださん夫妻が、行方不明のわんこを捜索していた2006年のクリスマスイヴ、
側溝で動けなくなった状態で発見されました。
その後、2007年4月より、きららママさんが預かり、
きららママさん宅で、預かりっ子たちの滞在と卒業を見守ってきました。
晩年は介護生活となりましたが、病院の待合室で、きららママさんに抱かれたまま
眠るように穏やかに旅立ちました。
葉々ちゃん、お空から保護犬たちを見守ってください。

きららママさんのブログ→プリタん家

11月10日逝去 享年17歳(推定)




あるていしあちゃん
先週、クリスマス・イヴの日に、センターから出られた白い子犬の女の子がいました。
しかし、飢餓状態が原因で脱水症状になっており
病院の先生や預かりさんが必死に看病をしましたが、
翌日のクリスマスの日、わずか2ヶ月の生涯をとじました。

保護ボランティアが、いぬ親さまを募集する子犬は人気が高く、
ほとんどの場合、短期間のうちに、新しい家族と出会えますが、
現在、センター全体の子犬の中から、譲渡対象に選ばれたうえ
病気にならずにセンターを健康で出られることは、数少ない幸運なことです。

飼えなくなったらセンターに連れていけば、新しい飼い主が見つかる、
などと考えないで欲しいです。

預かりさんのブログ→おっきくなぁれ♪

12月25日逝去 享年2ヶ月



今年、お星さまになったすべてのわんこたち、
そしてにゃんこたちの
ご冥福をお祈りいたします。

新年が、今年よりも
犬猫たちをとりまく環境が改善しますように。

コメント一覧

カプアンパパ
よしださん
http://blog.goo.ne.jp/angelopapa/
お知らせもせずトコちゃんのことをご紹介してしまいすみません。
トコちゃんは保護されるまではどんな犬生だったかわかりませんが、よしださんたちと出会ってからは、大好きなドライブでいろんなところにも行けたし可愛がってもらえて、幸せな犬生だったと思います。
よしださんのお宅では、昨年、トコちゃん以外にもたくさんのわんこにゃんこが旅立ちましたが、トコちゃんに代表してもらいました。

たしかに、ボランティアさんや新しい家族に出会えて、看病してもらえた子は、まだ幸せですが、センターで人間の助けを待ちながら、あるいは捨てられて路上で逝ってしまったわんこたちは悲しすぎますね。

ハッピーくんのパパさんは、街で会ってもどことなく寂しそうで切ないです。また新しい家族と出会えればいいのですが。

な・な・なんと! デミちゃんがイナズマくんファミリーとお見合いですか。
イナズマくんのパパさんママさんは保護活動への理解が高く、何年も前からちばわんを支援していただいています。
お見合いが成功するよう期待します!
よしだ
カプアンパパさん、トコのことをずっと見守り続けてくれてありがとうございました。
ココにも載せていただいていたなんて知らずに御礼が遅くなってしまってすみませんでした・・・。
今は良い思い出になった・・と思いながらも、当時書いたブログをあらためてみてみると涙が出てきます・・・。
お星様になったワンコたち、みんな看取ってくれる誰かがいたことが救いです・・。ミルキーは子供を残していくのが辛かっただろうけど、かわいい名前が付けられていたことだけが救いです・・・。
ハッピーくんのパパさんはその後元気にお過ごしなんですかね。
犬や猫の存在って本当に大きいですよね。

以前カプアン通信でも掲載いただいた我が家の預かり犬「デミ」、今度のいぬ親会でイナズマご家族とお見合いになりましたよ!
デミにも皆さんのような素晴らしい家族が出来るチャンスです!
カプアンパパ
まかべさん
雨の予報だったいぬ親会が晴れると
お空にいってしまったわんこたちが
応援してくれているのかな、と思います。
絶望したわんこに、最高のいぬ親さんが現れると
犬の神様っているんだなと思います。
カプアンパパ
幸多父さん
ほとんどの人が、ハチ公物語や
フランダースの犬に涙することができるのに
捨て犬や、センターに処分を依頼する人が後を立たないのは、どうにも理解に苦しみます。

「無駄な時間」ばかり過ごしているカプアンのおやじですが、星になったわんこたちに笑われないよう、精進しないといけませんね。

ぜひ、お会いしましょう。どうぞよろしくお願いいたします。
幸多家のみなさんも、よいお年をお迎えください。
カプアンパパ
チャチャ丸さん
いつもコメントありがとうございます。
ここにご紹介したわんこたちは
多くの心優しい方たちが、心配し
死を悲しんでくださいましたが、
ことしも何万というわんこ、何十万というにゃんこが
人知れず、命をなくしております。
来年も、そんなおかしな現実が、すこしでも改善していくよう、皆さんに情報を伝えていくつもりです。
カプアンパパ
くぅママ☆さん
ミルキーちゃんの出来事も、まだ今年のことだったのですね。
夏に、ミルキーちゃんの娘のメルちゃんに、軽井沢で会いました。とても可愛い、しっかりした子でした。
生きてセンターを出られたのは、ミルキーお母さんのおかげなんだなと思いました。

わんこを迎えた人は、最期まで面倒をみる。
それだけは守って欲しいです。
カプアンパパ
リボママさん
死なない人、死なない犬はいない
とわかっていても、辛いですね。

べんくんのことは、ほんとに悩みました。
たぶん、多くのちばわんの関係者は、皆同じ思いだったでしょう。

今年は、ちばわんや他団体のがんばりで、譲渡対象の子犬は、センターのお休み前に、すべて外に出られたそうです。そんな状況が当たり前になって欲しいです。

カプアにお祝いのお言葉ありがとうございます。
同じ誕生日どうし、これからもよろしくお願いいたします。
まかべ
涙なしには見られませんーー。
どのコもいまはお空の上から保護犬たちを見守っていることでしょう。


幸多父
ベン君の奇跡には本当に感動しました。他のワンコも辛いことがあったと思うのですが、暖かいところで最期を迎えられたのがせめてもの救いですね。
死は幸多にも、もちろん自分にも必ずやってくるもの。そう思うと「無駄な時間を過ごしちゃイカン!」と痛感する年の瀬です。。。

幸多家、来年は都会進出を進めようかともくろんでおります。その節はよろしくお願い致します!
では、カプアンファミリーも良いお年を!!
チャチャ丸
安らかに。
http://sweetswingcat.blog40.fc2.com/
辛い生い立ちだったかもしれませんが、
きっと最後には、人間もなかなか良い奴!
って思ってくれましたよね。

どの子も、多くの方の勇気と優しさで天命を全うし、
そしてこうやって輪が広がっていく---
来年はもっと輪が広がって、辛い生い立ちを過ごす子が減ってほしいです。
くぅママ☆
ミルキーの事が載っていて涙が出ました。
彼女を抱きしめてあげる事は叶いませんでしたが、絶対に忘れないと約束しました。
お骨すら残っていない彼女は皆さんの記憶に留めていただく事こそが彼女の生きた証。。。
掲載ありがとうございました。

すべてのワンコが大好きな家族のもとで天寿をまっとうできますように。。。
リボママ
つらいことですが。。。
いつかは別れが待っているんですよね。
でも、ここに載せてもらった子たちは最後は幸せでしたね。
私はベン君のことがとっても気になって 夫に真剣に相談しました。でも、考えている間にとっても素敵な若い方が手をあげてくれたので、ほんとにうれしかったのを覚えています。

センターの子たちは最後の暖かさも知らないまま 往ってしまうのが、ほんとにつらいです。

遅くなりましたが、カプアちゃん お誕生日おめでとうございました!
カプアちゃんとボノはぴったり2才ちがいだったんですね!

カプアンパパ
あずきママさん
http://blog.goo.ne.jp/angelopapa/
おっしゃるとおりですね。
あるちゃんは、短い犬生でしたが、預かりさんが懸命に看護と愛情を注いでくださいました。

人のことを信じながら、飼い主の迎えを待ちながら、ガス室で消えたたくさんの命や、人間の放棄により、感染症や餓えで亡くなってしまった無数の犬猫たちのことを思うと、人間として情けなく思うこともあります。
あずきママ
http://sakuransmr.exblog.jp/
カプアンパパさん、新しい家族のもとへ行っても、病気とか、老齢などで亡くなってしまうのは残念なことですが、幸せな時間が過ごせたことがせめてもの慰めですね。

でも出られてからわずか2日の命というのは、なんともやりきれなく哀しいです。

愛護センターで、処分されてしまう犬・猫の数はその何倍もいると知ると、ほんとに人間として切ないです。
カプアンパパ
ふぉっくすパパさん
http://blog.goo.ne.jp/angelopapa/
今年もたくさんのお別れがありましたが、あるちゃんのことは、最も悲しいお話でした。
あるていしあちゃんを預かってくださり、最期まで、優しく接してくださりありがとうございました。
短い犬生でしたが、きっと、最も幸せな2日間だったと思います。ありがとうございました。
カプアンパパ
きららママさん
http://blog.goo.ne.jp/angelopapa/
そうですか、今日が四十九日でしたか。
葉々ちゃんが、「わたしのことを忘れないで」と書かせてくれたのかもしれません。
長い事、葉々ちゃんに寄り添って、介護してくださり、ありがとうございました。
カプアンパパ
ロンママさん
http://blog.goo.ne.jp/angelopapa/
ロンママさんのお宅では、今年は、悲しいお別れがたくさんありましたね。
そして、帰ってきた子と、新しい家族とで、賑やかなお正月が迎えられますね。

かって、アンジェロの預かりさんが、預かった子犬がパルボで亡くなってますので、感染症の恐ろしさや、センターの環境の厳しさを実感できました。
あまり明るい話題ではないですが、少しでも、現実を多くの方に知ってもらいたくて、あるちゃんのことを書きました。
カプアンパパ
クミさん
http://blog.goo.ne.jp/angelopapa/
勝手にテディさんの写真をお借りてしまいすみません。
いい表情のテディくんを探して、旧ドイツ日記の深いところまで拝見しました。もう、面白くて読みふけってしましました。

楽しくて頼もしい家族を失ってしまって、寂しい年の瀬だと思いますが、
新しい家族も加わり、すこしでも心が癒されますように。

クミさんがこんど帰国されるときまでに、もっともっと環境が改善している。と信じたいです。
ちばわんや他の団体の努力で、年末でお休みになるセンターから、譲渡予定の全ての子犬が、センターから出られたそうです。犬猫処分なんて過去の話にしたいですね。
ふぉっくすパパ
"あるていしあ" の事を載せて頂き有難う御座いました。今後このような悲しい境遇の子が少しでも減っていってくれる事を切に願います。
きららママ
葉々を載せていただきありがとうございました!くしくも今日は葉々の四十九日でお線香を
あげて「ありがとう」と祈ってきたところです。お空の上から預かりっこの幸せを見守ってくれていると思います。
ロンママ
私も、過去に2度ダメかもしれない・・・と思った子を引き受けたことがあります。夜を越せないかも・・・と言われて、胸に抱いて寝たのを思い出しました。
うちでは今年はレオ、チップ、はちと続けてお星様になってしまいました。でもリュウが帰ってきてはなが加わり、相変わらず賑やかです。
賑やかって幸せなことなんですね。
クミ
突然テディが現れて、目がうるみましたぁ。
載せていただきありがとうございます!!
年はとっても去年の今頃はとても元気でした。
まさか、あれから7ヶ月後に逝ってしまうとは夢にも思わなかった・・・
犬時間の流れの速さが本当に恨めしいです。

ミルキーちゃんの事はとてもショックで無念でした・・・皆、虹の橋のたもとで元気にしているといいなぁ。

来年はどんな年になるのでしょうか?
どうか、どうか動物を取り巻く環境が改善されますように!と願って止みません。
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