余震やら、原発やらで、塞ぎこみそうな毎日ですが
被災地ははるかに厳しい避難生活を余儀なくされています。
なんとか、無事に生活できていることを喜び
カプアンと励ましあいながら（？）がんばっています。
そんななか嬉しいニュースもありました。
ちばわんの卒業わんこで、
地震の日、自宅から逃げ出してしまったテレサちゃんが
無事保護されたお話です。
テレサちゃんは、山手線の駅のそばでいなくなり
その周辺を探してましたが、なんと、その日のうちに
数キロ離れた埼玉方面へ向う街道を歩いていて
車にはねられないか、と心配してあとをつけてくださった
親切な方に保護されたのでした。
もう一頭、地震前に預かりさん宅からいなくなった
保護犬がいます。チャオくんです。
この子は、まだ保護できていませんが、
迷子になった地から、遠く離れた地で発見されました。
犬の移動距離はあなどれません。
一度、迷子になったら、捜索が非常に困難になることがある
ということを再認識しました。
チャオくんが早くに無事保護できるよう願っています。
きょうは、災害時に役立ちそうなサイトを
いくつかご紹介します。
災害が起こったら（ANICE）
http://www.animal-navi.com/navi/refuge/refuge_menu.html
このサイトにも書かれてますが、
室内でも首輪・迷子札をつけるのが鉄則です。
大きな地震が起きたら！（ネコを守るには/All About focus on）
http://focus.allabout.co.jp/gm/gc/69039/?from=ameblo.jp
ネコは、犬よりも迷子の捜索は困難だそうです。
そうならないために注意しましょう。
愛犬・愛猫の避難セットの作り方（Big Tree for Animals）
http://bigtreeforanimals.org/animal-world/evacuation-kit/
アメリカからの情報です。犬の応急手当及び、災害対策講座を
受けられた方の資料です。これだけ揃えるのは大変ですが
くっつく包帯くらいは用意したほうがいいかもしれません。
迷子犬を見つけたら、どうすればいい？
http://homepage2.nifty.com/michelle/nolead/lead03.htm
これは、飼い主とはぐれてしまった犬に会ったとき
どうすればいいかの心構えです。わたしも先日
ひとりでいる小型犬を保護しましたが、
地震が多くなると、また迷子犬に会うかもしれません。
さて、被災地では、人間とともに
人間に飼われている多くの動物も被災しています。
次の動画を見てください。垂れ耳立ち耳奮闘記で知った動画です。
この犬たちは保護されたそうですが、このように
主人と離れてしまい、食料もなく怪我をしているであろう犬猫が
たくさん被災地にいるはずです。
かっての阪神大震災の教訓で、各自治体では、
地域防災計画に、災害時の動物救護対策についても
計画が盛り込まれているそうです。
以下、ALIVEさんのブログから一部転載します。
災害時の動物救護対策については、国の動物愛護管理基本指針のもとに
作られた各県の動物愛護管理推進計画の中に、取り組みが明記されています。
これは、かつての阪神大震災の教訓をもとにしたもので、地域防災計画の中に
動物の救護対策が盛り込まれ、さらに動物愛護管理推進計画の中にも明記
されました。
各県では、これに基づいて今後、
・動物行政と獣医師会、市町村、愛護団体等の連携で動物救援対策本部を設ける、
・迷子・負傷動物等を保護すること及び所有者の発見に努める、
・避難生活のため同伴困難となった犬猫等を一時保護する、
・一時保護・収容等にかかる物資や費用の寄附を募る、
といった取り組みが始まるものと思います。
また、阪神大震災時に設けられた「災害時動物救護対策本部」（事務局：日本動物
愛護協会）が、活動を始めるものと思われます。
すでに日本獣医師会が「緊急災害時の動物救護ガイドライン」を策定しており、
これに基づいて、今後、各県の対策本部と連携を取りながら、実際に動物の救護
活動に取り組んで行くと考えられます。
日本獣医師会小動物臨床部会動物愛護福祉委員会.
「災害時動物救護の地域活動マニュアル」 (PDF)
http://nichiju.lin.gr.jp/aigo/pdf/guideline.pdf
（転載ここまで）
被災動物救護の動きもはじまっています。
2つご紹介します。
■緊急災害時動物救援本部
緊急災害時動物救援本部は、大災害時などで被災動物（主にペット）を
救護救済する事を目的に設立された団体です。
構成団体
・社団法人日本獣医師会
・財団法人日本動物愛護協会
・社団法人日本動物福祉協会
・公益社団法人日本愛玩動物協会
・社団法人日本動物保護管理協会
災害発生時には、主に次の様な活動を行います。
被災飼い主の支援（飼料や資材の提供・相談・動物の治療など）
被災飼い主からの動物の一時預かり
迷い動物の保護と治療/里親の募集
東北地方太平洋沖地震の被災動物やその飼い主の支援を行うため、
義援金の募集がはじまっています。
振り込み先
みずほ信託銀行 渋谷支店（店番号022）
（みずほ銀行ではありません）
普通預金 4335112
口座名 緊急災害時動物救援本部
（キンキュウサイガイジドウブツキュウエンホンブ）
（お問い合わせ先）緊急災害時動物救援本部
（事務局：財団法人日本動物愛護協会）
〒107-0062 東京都港区南青山7-8-1
電話 03（3409）1821 FAX 03（3409）1868
■アニマルレフュージ関西（ARK）
ARKは阪神大震災のときの被災動物の救護で有名になった団体です。
今回も、遠くはなれた東北の被災動物たちのために
行動をはじめています。
代表エリザベス・オリバーさんからのメッセージ1
代表エリザベス・オリバーさんからのメッセージ2
東京地域での、被災動物一時預かり先を募集していましたが、
多くの方が応募したため、今日現在、一時募集をストップしています。
しかし、状況次第では、また募集を再開するとのことです。
被災動物救護のための活動資金の寄付も求めています。
郵便振替口座番号：00970-2-267840
口座名義：大規模レスキュー
通信欄に「被災動物たちへ」とご記入ください。
ARKサイトから、カードを使った寄付もできます（PayPal）
※目的欄に「被災動物たちへ」とご入力ください。
昨夜のカプアンの散歩。うちの近所にもこんなところが
朝、いつも行くマンションの公開空地でも、地盤亀裂の注意書きが
アンジェロは亀裂よりも、よその犬のニオイ嗅ぎに夢中（汗）
カプアとアンジェロは元気です。
昨夜、静岡の地震が起きたときは、寝室のカプアンを見に行ったら
二頭で、お座りの格好でぴったり寄り添ってました
昨日の早朝、東京湾震源の地震のときは、お母さんに叩き起こされて
われわれのベッドに避難させられました。
さすがに疲れているようにも見えますので、
はやく地震がおさまって欲しいです。
しかし、飼い主が毅然とした態度を取るのが
一番の特効薬かもしれませんね。
がんばりましょう。
