東北関東大震災の発生から1週間経ちました。
ついに、死者数は阪神・淡路大震災のときを上回り
いまだ、安否が不明な方も2万人ちかくいる
という戦後最大の大惨事になりました。
被災地の救援活動・支援活動は
ガソリン不足や、原発事故風評被害などで遅れがち
との報道があります。
東京では、さまざまなイベントが中止になっております。
カプアン家近所の東京ミッドタウンの春のイベントは
すべて中止になりました。
プロ野球セントラルリーグは来週開幕とのことですが
停電に苦しむ家庭が多いなかで
大量の電力を消費するナイターの試合は
市民に受け入れられるでしょうか。
今週末に開催予定だった
3月のちばわん定例いぬ親会(篠崎緑地)は中止となりました。
電気を使うイベントではないですが、余震が続くなか
安全第一を考え、開催中止とさせていただきます。
保護犬に会うのを楽しみにされていた方、申し訳ありません。
なお、ちばわんスタッフは、この震災のさなかにも
動物愛護センターの収容犬の命を救うべく奔走しています。
→ちばわん動物愛護センター・レポート
そして、ちばわんとしても被災地の動物たちの支援ができないか
現在検討中です。
具体的な活動が決まりましたら、改めてお知らせいたします。
ちばわん支援ブログアップしました!
↓
「届け!被災地の犬や猫たちへ!」
なお、混乱をさけるため、
今回の地震に関連する義援金口座を、ちばわんが設ける予定はありません。
万が一、ちばわんの名前をかたった義援金の呼びかけがありました際は、
ご注意ください。
さて、放射能汚染の心配がささやかれています。
とくに、海外で大きく報道されて、外国人の出国や避難が行われているため
東京から関西に逃げるべき、などの忠告も見られます。
わたしは子どものころから、
化学・物理学・生物学などが、からきし苦手な人間で
放射能汚染については門外漢なので、正しくお伝えはできませんが
テレビに登場する専門家の話や、新聞、ネット上の論調
(匿名の投書や2chでなく専門家の署名記事)
を見るかぎり、原発事故現場近くを別にすれば、
東京などが汚染する心配はない。という論調が多いように思います。
いくつか、例をご紹介します。
福島第一原発で何が起きているのか 大前研一(日経BPネット)
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20110315/263842/
大前さんは経済評論で有名な方ですが、マサチューセッツ工科大学で
原子力工学を専攻し、帰国後、日立製作所で高速増殖炉の設計に携わっています。
上の論文は、とてもわかりやすく福島原発事故の解説をしています。
数万人亡くなったとされる、チェルノブイリ原発事故に次ぐ大事故だそうです。
わりかし、危機的なとらえかたですが、汚染より経済問題だそうです。
エコノMIX異論正論 池田信夫(Newsweek)
http://www.newsweekjapan.jp/column/ikeda/2011/03/post-301.php
池田信夫さんは、経済学者で、とても有名なブロガーですが
こちらは、安心できる内容です。
核爆発は絶対に起きない。とのことです。
放射性物質から身を守るには「現状では花粉症と同じ対応」(産経新聞)
平成11年の茨城県東海村での臨界事故で被曝者治療にあたった
前川和彦・東大名誉教授のコメント
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/accident/496934/
これは、いちばん楽観的な記事だと思います。
外部被爆(屋外などで放射線物質が肌や衣服につくこと)した場合
対処方法は、花粉症と同じだそうです。
おとといの夜、糸井重里さんがほぼ日刊イトイ新聞でコラムを発表しました。
ほぼ日刊イトイ新聞は、毎朝11時の更新と決まってますので
夜のコラム発表はきわめて異例です。→ダーリンコラム
その内容ですが、英国政府が、日本在住の英国人のために
滞在か帰国か、など、どうしたらいいかを考え
専門家に原発事故の影響評価を依頼したそうです。
その結果が、東京の英国大使館で発表され
出席者のレポートを、糸井さんの友人であるトム・ヴィンセントさん
(日本在住のインターネットディレクター)が翻訳しました。
原文も紹介されてますので、英語が得意な方は→コチラへ
とても簡潔でわかりやすい内容ですので
転載させていただきます。
● 比較的悪い場合(1個の原子炉の完全メルトダウンと
それに基づく放射性爆発の場合)、避難エリアの30キロは
人の健康の安全を守るために十分な距離でしょう。
もっと最悪な状況でも、(2個以上の原子炉がメルトダウンする場合)
1つの原子炉のメルトダウンのときと比べ、被害にさほど変わりはないでしょう。
● 現状の20キロ退避指示区は、現状の放射線の影響にたいして
適切な範囲でしょう。
このまま炉心への海水注入を続けることができれば、
大きな事件を防ぐことができるでしょう。
これからさらなる地震と津波が起きた場合、海水注入ができなくなる可能があり、
その場合上記のメルトダウンが起こる可能性があるでしょう。
● 基本的に、専門家は「東京住人の健康への悪影響はありません」と予想している。
健康に悪影響を起こすためには、現状の放射線量の何百倍のレベルが必要。
専門家はそのような状況にはならないと言う。(しかも、専門家は妊婦や子供へ
影響するほどの放射線量を基準にしていた。健康な大人にとってはさらに
放射線量の値が高くならないと影響はないという。)
●専門家は風向きは関係ないと言う。
東京は現場から十分離れてるので、影響はないでしょう。
●海水注入を続けることができ、原子炉を冷えることができれば、
状態は大きく上向くでしょう。
●日本政府からの情報は、複数の独立した団体によりモニタリングされつづけ、
放射線のレベルに関しての情報は的確と判断されてる。
● チェルノブイリとは全く別な状況です。
チェルノブイリの場合、原子炉が完全メルトダウンし、
手を付けられずに何週間も燃え続けた。
チェルノブイリでさえ、30キロの距離に避難ゾーンができていたら、
十分に人の健康を守ることはできたでしょう。
チェルノブイリの場合、事件から何年も後まで、現地の食料や
水に含まれた放射線量は一切モニタリングされなかった。
危険性についての情報も全く知らせなかったせいで、汚された食品、
麦、牛乳や水などを食べ続けた現地の人々が病気になった。
事実が隠されたチェルノブイリの事件とくらべ、今回の非常に開かれた
福島の事件は、その意味でも大きく異なるでしょう。
●ブリティシュスクールの学長が、休校をつづけるべきかどうかを尋ねた。
専門家の答えは、放射線の影響に関する恐れのためならば休校は必要ない。
余震や建物の状態などに関する理由はありえるかもしれないですが、
科学的に放射線による影響の恐れは 子供にとっても全くありません。
●ヨード剤の補充に関して、
専門家はヨード剤は現場で放射性物質を体内に吸収した場合や汚れた食料を
食べた場合だけ必要と説明した。
そして、ヨード剤の長期的利用は健康によくないと話した。
(転載ここまで)
このレポートへの専門家の反論もあるかもしれませんし、このコラムの掲載後
英国外務省は、東京及び東京以北に住む英国人に対し、
退避を検討するよう求める勧告を出したそうです。
しかし、上記報道では、放射能汚染が理由とは報じられていません。
また、オバマ政権が、福島第1原発の半径80キロ圏内に在住する米国民に
避難勧告を出したことに対して
米国の原発業界が疑問を呈しているという報道もあります。
百家争鳴ですね。
なお、新聞・テレビなどのマスコミは
かならず、センセーショナルな伝え方をします。
たとえば、新聞社では、
「専門家~普段の生活を」という見出しより
「10都県、放射線量平常値超す」の見出しのほうを
デカデカと掲げます。
わたしは、わからない以上、悪い話より、
なるべくいい話を信じようと思います。
悪い話に影響されることもありますので、普段から
「おみくじ」でさえも
なるべく避けるようにしている人間です(汗)
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
ちばわん保護犬チャオくんを捜しています
14日 埼玉県羽生市の「道の駅 羽生」の近くで目撃されています。
確実にチャオだと確認ができました。
以下、現在チャオがいるかもしれない地域です。
埼玉県東部・中央(羽生市、加須市、久喜市、春日部市、川越市、草加市、行田市など)
群馬県館林市、千葉県野田市
かなり遠くまで行っています。
見かけましたら無理に捕まえようとせず、どちらの方向へ去ったか
連絡先までお知らせください。どうぞよろしくお願いいたします。
→迷子ブログ
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