Del Amanecer

スペインとフラメンコ、ビセンテ・アミーゴと映画とフィギュアスケートについて

レイジェス・マーゴスのお菓子たち

2009-01-10 00:22:54 | Espana~スペインの夢
             スペイン語のクラスでみんなで食べたガレット・デ・ロワ

もう何日か過ぎてしまったけれど、1月6日はラテン・カトリック諸国では東方の三賢人(Reyes Magos)がベツレヘムに到着した日=主顕節のお祝いをする。
その日に食べるお菓子として最近なぜか日本でもよく売られているのが、ガレット・デ・ロワ。
(日本人ってホント何でも取り入れちゃうのね~。)
アーモンドクリーム入りのパイで中にフェーブと呼ばれる陶器のちいさな目印が入っていて、
ボール紙の王冠がついてくる。(※フェーブとはソラマメのこと)
でもこれはフランスのお菓子。

スペインではロスコン・デ・レイジェス(Roscón de Reyes)とよばれるドーナツ型のお菓子で、
上にドライフルーツやアルメンドラ(アーモンド)が乗っかっているそう。こちらは当たりの人とはずれの人がいて、中から本当のソラマメが出てきた人はお菓子代を払わなければいけないとか。
もちろんお人形のフェーブを当てたひとが王様になれるのはガレット・デ・ロワと同じ。

10年ほどまえに、フランス人・パトリス・ジュリアンさん(彼はなんというプロフェシオンの人なんだろ??)が自宅のレストランで開いていた月1回のフランス食文化講座みたいなのに参加していた時、30人の受講生に3つのガレット・デ・ロワを焼いてくれて、10人に1人が王様になれる!という
素敵な企画があり(笑)私は3人の王様の1人になることができた。
中から出てきたフェーブはペスカドール(漁師)のお人形。
あの時もらったボール紙の王冠は今でもタンスの引き出しに大事にしまってある。

今年は7日に始まったスペイン語のクラスで、仲間達と先生と一緒にガレット・デ・ロワを食べた。
確立は10分の1。私は残念ながら王様になれなかったけれど、食べる時はワクワクして楽しいもの。


たぶんこちらの方がスペインのロスコン・デ・レイジェスに近いのでは・・?

次の日、会社の帰りにコレド日本橋に寄り、地下にあるパン屋さん「MAISON KAYSER」で
ガレット・デ・ロワと並んで売られているブリオッシュ・デ・ロワを買ってみる。
こちらはブリオッシュ生地にトッピングなので本当にシンプル。
で、形がドーナツ型なので、ロスコン・デ・レイジェスに近いのかな??
フェーブは「ご自分で埋め込んでくださいね」とのことで別添。こちらも王冠付き。
ブリオッシュ・デ・ロワも素朴でおいしかった。


こどもが描いた絵が焼き付けられたフェーブ。お人形の方がいいなぁ~

レイジェス・マーゴスが到着して、鏡開きが終わると、これでお正月も終わりだね・・
今年も良い年でありますように!!


レイジェス・マーゴスのことなどを書いた記事はMi Aireの方で・・・
     
スペインのクリスマス


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2 Comments

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むふ。 (Andrea)
2009-01-10 05:28:40
お互い同じ題材で書いていたのですね!

パトリス・ジュリアン!
何かの仏語関係のイベントで彼が来札した際、
お会いしましたよ!かなーり昔の話ですが。
その時、彼の料理の本を買わされました
その本、実はあまり使っていません・・・
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パトリス (Angelita)
2009-01-10 09:08:36
Andreaさん
私はスペインのロスコン食べたことないので、本物はどんなんだか知らないんですよ~。
それぞれ国や地方によっていろいろなんですね!
こういうのって大人数でやらないと盛り上がりませんよね~

パトリスは話が楽しかったです。
レストランは日本的な家を改装してあって不思議な空間でしたが、居心地がよかったかな。
私も彼の本何冊か買いましたが、作った料理は少ないですね~(笑)
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