ホテルの部屋の窓から見える金沢駅
フィナーレが終わり、私は夕方のショーが始まるまでの間にホテルにチェックインするために、一度駅まで戻ることにしていたので、混まないうちにバス乗り場に急いだ。
無事にシャトルバスにすぐ乗れて、再び金沢駅へ。となりあわせた地元の方としばしおしゃべり。
「まぁ、東京から来たの?」とびっくりされていたその年配の方はおひとりでいらしていて、フィギュアを生で観たのは初めてだったとのこと。
でもこういう機会が増えればフィギュア・ファンも増えるんだろうなぁ。
西口でシャトルバスを降りて駅の反対側の東口へ行き、予約していた駅前のホテルにチェックイン。
部屋に案内してくれたホテルの女性が「今日はスケートでいらしたお客様が多いんですよ。」と話してくれた。部屋でしばし休憩して軽いお昼を食べ、最低限の荷物にして身軽になって再び西口のシャトルバス乗り場へ。
同じ道のりをまたスケートリンクへ向かう。
2回目の席は先ほどと反対側だ。去年の新横浜のショウの時はこちらが正面だったけれど、どうやら今日のプログラムを観たところ、さきほどのが正面でこちらは裏サイドのようだ。
でもフィギュアはいろいろな角度から観ると印象が変わるので面白い。もちろん一回しか観られないのだとしたら正面がいいに決まっているけれど・・・。
開演時間が近づいても後一列はあいたままだ。売られていない席だったのかな?
横もずらりと空席が並ぶ。でも隣に座った方がいたので話し掛けてみた。
彼女はジョニー・ウィアーのファンで、同じく東京からいらしたとのこと。
私もジョニーのファンでもあるので、開演までおしゃべりしてすごした。
やがて2回目のショウが始まった。
さきほど一回観ているので、滑走順も構成も知っている。
なので先ほどよりも驚きがない分、落ち着いて観ることが出来た。
そして反対側なので同じプログラムでも新鮮だ。でも今回はステファンに限らず、こちらが裏サイドなプログラムばかりの気がする。
でももちろんリンクすべてを使って滑るのだから、どの場所に座っていても見せ場があるのは当然だ。先ほどは遠かったスピンが目の前で見られたり、ジャンプがちがう角度からみられたりという楽しみがある。
本日2回目のステファンの「行かないで」。
より深く、より切なく。滑るたびにステファンの中で想いが深くなっていく。そんなプログラムだ。
音楽も耳に馴染んでくると、ステファンの動きとますますひとつになっていくように感じる。
切々と想いが伝わってくるように、控えめながら指先にまで情熱を秘めて氷の上を舞うステファン。
渋いモノクロのフランス映画を観ているような印象だ。まだお披露目したばかりのこの新しいプログラムはどんな風に変化していくのか。楽しみだ。
そして本日2回目の「ブエノスアイレスの秋」。
軽々とジャンプを跳び、ふわりと余裕で着氷する。今となって思えば、もうすでに彼の中では復活の気持ちは固まっていたのだろうね。
自信に満ちて光り輝いていたステファン。すっかり彼の一部になったこの哀愁のピアソラのタンゴは「ポエタ」と並んで彼の代表的なプログラムのひとつになるのでしょうね。
さて、こちら側サイドに座ってよかったのはジョニーが近くで見られたこと。
おとなりのジョニーファンの方も喜ばれていたけれど、ホントに麗しいジョニーの姿を堪能することができた。新プロのポーカーフェイスのメークが先ほどはよく見えなかったのだけど、今度はばっちり彼の顔が見えた。ジョニーは本当に立ち姿が美しい。
ただ、滑りの方はちょっと調子がよくなさそうで精彩を欠いているようにみえて残念だったけれど。
またオリンピックでステファンとライバルになるとは思わなかったね。
アクロバットもエアリアルももう一度楽しめた。
本田君、美姫ちゃん、リード姉弟、ペトレンコ夫妻(?)のペア、ボナリーのバックフリップ、貫禄の荒川さんの世界、みんな素晴らしかった。
とても楽しいショウをありがとう。
ラストはみなリンクサイドに近づいてスケーターたちとハイタッチ。
楽しい時間はすぐに過ぎてしまう。
でも遠い金沢までやってきて最高のショウが観られて満足だ。
終わりつつある時間を惜しみながらステファンの姿を目で追いかける。
ところが翌日はロシアのスケーターが新型インフルに感染したとかで大騒ぎになり、観客とのハイタッチも禁止されたとか。エアリアルもアクロバットもなしで寂しいショウになってしまったみたい。残念だったのね。
アンコールの拍手が鳴り止まないリンクにはまだ熱い空気が流れていた。
~~続く~~
フィナーレが終わり、私は夕方のショーが始まるまでの間にホテルにチェックインするために、一度駅まで戻ることにしていたので、混まないうちにバス乗り場に急いだ。
無事にシャトルバスにすぐ乗れて、再び金沢駅へ。となりあわせた地元の方としばしおしゃべり。
「まぁ、東京から来たの?」とびっくりされていたその年配の方はおひとりでいらしていて、フィギュアを生で観たのは初めてだったとのこと。
でもこういう機会が増えればフィギュア・ファンも増えるんだろうなぁ。
西口でシャトルバスを降りて駅の反対側の東口へ行き、予約していた駅前のホテルにチェックイン。
部屋に案内してくれたホテルの女性が「今日はスケートでいらしたお客様が多いんですよ。」と話してくれた。部屋でしばし休憩して軽いお昼を食べ、最低限の荷物にして身軽になって再び西口のシャトルバス乗り場へ。
同じ道のりをまたスケートリンクへ向かう。
2回目の席は先ほどと反対側だ。去年の新横浜のショウの時はこちらが正面だったけれど、どうやら今日のプログラムを観たところ、さきほどのが正面でこちらは裏サイドのようだ。
でもフィギュアはいろいろな角度から観ると印象が変わるので面白い。もちろん一回しか観られないのだとしたら正面がいいに決まっているけれど・・・。
開演時間が近づいても後一列はあいたままだ。売られていない席だったのかな?
横もずらりと空席が並ぶ。でも隣に座った方がいたので話し掛けてみた。
彼女はジョニー・ウィアーのファンで、同じく東京からいらしたとのこと。
私もジョニーのファンでもあるので、開演までおしゃべりしてすごした。
やがて2回目のショウが始まった。
さきほど一回観ているので、滑走順も構成も知っている。
なので先ほどよりも驚きがない分、落ち着いて観ることが出来た。
そして反対側なので同じプログラムでも新鮮だ。でも今回はステファンに限らず、こちらが裏サイドなプログラムばかりの気がする。
でももちろんリンクすべてを使って滑るのだから、どの場所に座っていても見せ場があるのは当然だ。先ほどは遠かったスピンが目の前で見られたり、ジャンプがちがう角度からみられたりという楽しみがある。
本日2回目のステファンの「行かないで」。
より深く、より切なく。滑るたびにステファンの中で想いが深くなっていく。そんなプログラムだ。
音楽も耳に馴染んでくると、ステファンの動きとますますひとつになっていくように感じる。
切々と想いが伝わってくるように、控えめながら指先にまで情熱を秘めて氷の上を舞うステファン。
渋いモノクロのフランス映画を観ているような印象だ。まだお披露目したばかりのこの新しいプログラムはどんな風に変化していくのか。楽しみだ。
そして本日2回目の「ブエノスアイレスの秋」。
軽々とジャンプを跳び、ふわりと余裕で着氷する。今となって思えば、もうすでに彼の中では復活の気持ちは固まっていたのだろうね。
自信に満ちて光り輝いていたステファン。すっかり彼の一部になったこの哀愁のピアソラのタンゴは「ポエタ」と並んで彼の代表的なプログラムのひとつになるのでしょうね。
さて、こちら側サイドに座ってよかったのはジョニーが近くで見られたこと。
おとなりのジョニーファンの方も喜ばれていたけれど、ホントに麗しいジョニーの姿を堪能することができた。新プロのポーカーフェイスのメークが先ほどはよく見えなかったのだけど、今度はばっちり彼の顔が見えた。ジョニーは本当に立ち姿が美しい。
ただ、滑りの方はちょっと調子がよくなさそうで精彩を欠いているようにみえて残念だったけれど。
またオリンピックでステファンとライバルになるとは思わなかったね。
アクロバットもエアリアルももう一度楽しめた。
本田君、美姫ちゃん、リード姉弟、ペトレンコ夫妻(?)のペア、ボナリーのバックフリップ、貫禄の荒川さんの世界、みんな素晴らしかった。
とても楽しいショウをありがとう。
ラストはみなリンクサイドに近づいてスケーターたちとハイタッチ。
楽しい時間はすぐに過ぎてしまう。
でも遠い金沢までやってきて最高のショウが観られて満足だ。
終わりつつある時間を惜しみながらステファンの姿を目で追いかける。
ところが翌日はロシアのスケーターが新型インフルに感染したとかで大騒ぎになり、観客とのハイタッチも禁止されたとか。エアリアルもアクロバットもなしで寂しいショウになってしまったみたい。残念だったのね。
アンコールの拍手が鳴り止まないリンクにはまだ熱い空気が流れていた。
~~続く~~