今日は医師の過激記事です!
ある患者さん。
「病院に6週間通って薬飲んだけど、風邪が治らない。そして医師からそろそろ薬止めませんかと言われたので、この医師はヤブだと判断して病院を変えた。次の病院はしっかり話を聞いてくれたが、時間がかかってしょうがない。特に2時間待ったこともありそんなとこでは治療を受けたくないと判断した。そして3軒目としてこの病院に来た。」
もちろん紹介状はなし。幸い検査と診断名は理解していたため問診で大体病状把握。前医での血液検査はほぼ正常。胸の写真も問題無し。そう症状はあるけど慌てる必要はない状態。そしてしっかり話を聞くと、悪くなった今の状態でもタバコを20本毎日吸っているのはやめてないし、毎日500CC前後焼酎をずっと飲んでいる。
「ストレスがあるから酒、タバコは止めれない。自分としては医者の薬が合っていない気がする。この薬を出して欲しい」
と患者さんは希望を述べるけど、まず、
「風邪は薬で治りません。あなたの診断で薬は出せません。私が判断するに、アルコールとタバコをやめると、あなたが感じている風邪の症状(喉が乾く、イガイガする)などは改善すると思いますよ」
と伝える。しかし
「いや私の考えでは…」
と意見を変えそうにない。そのため直接生活態度改善しないと無理と伝える。
「ごめんなさい。風邪が治らないのは薬や医師がヤブなのではなくあなたのその生活態度が問題です。それを改善する気がない。自分のストレスを病院や医師にぶつけても何も変わりませんよ。もしどうしても自分の欲しい薬がもらいたいならドラッグストアーに行きましょう。今みたいにコロコロ病院変えても全く意味がありません」
こんな風に30分話しても、5分話しても病院の利益は変わらない。いや初診料とか考えると本当保険の無駄遣い。
今回それでもいやいや納得はしてくれたようだけど、本当いい大人が甘えなさんな。いや甘えてもいいけど、病院に来たら少しは医療者の言うことに耳を傾けなさい。病院はあなたの間違った医療に対する思い込みを肯定する場所ではないのだから。
まあ患者様の意見を傾聴するだけではやっぱダメと実感する今の医療状況です。