昨日は夕方から、
楽しみにしていた全日本大学駅伝の関東予選をYouTubeで視聴していました。
フォーカスしていたのは、
なんといっても「どこが本選出場権を獲得するか」ということだったのですが、
最終の第4レースでまさに度肝を抜かれました。
そこまでの3レースでは、
出場権獲得レースは混沌。
持ちタイムトップの東海大や城西大、帝京大、第2レースで留学生を使い確実に貯金を増やした大東大などはかなり安全圏に逃げ込んでいましたが、
出場権のかかった「第7位」争いは激烈。
常連の明大がここに巻き込まれ、
昨年トップの神奈川大、初出場を狙う立大などが、
鋭く出場権を狙いいい位置につけていました。
しかし最終の第4レースには、
各校の「貯金メーカー」である留学生が例によって大挙出場。
この走りいかんによって、
どうなるかわからない展開となりました。
レースが始まると、
予想通り留学生が上位を独占。
しかしその団子状態のトップ集団に、
何人かの日本選手も果敢に挑み、
集団の中に含まれていました。
3,000m、4,000m・・・
徐々に集団はばらけ始め、
1人、また1人とランナーが集団から脱落。
留学生もどんどん振り落とされて行きましたが、
その中に1人だけ、
日本人選手が振り落とされず、
涼しい顔でその高速のレースを引っ張って行っていたのでワタシはびっくり!
放送では一切の解説や音声はないので、
「彼はいったい誰?」
と興味津々でした。
彼は東農大の1年生、
前田選手でした。
5,000m、10,000mでも存在感を示す彼はまさにスーパールーキーとして、
かなり期待されていたようですが、
それにしても速い、速い!
7,000、8,000、9,000となってもまだまだ落ちるどころか引っ張る側になったり、
日本人としてはまさに「異次元の走り」を見せてくれました。
最後はさすがにスプリント勝負で突き放されましたが、
なんとなんとu-20日本歴代2位の、
28分3秒(?)でのフィニッシュ。
いやあ、
驚きました。
そして彼の快走もあり、
東農大が久しぶりの全日本出場権を獲得しました。
それにしてもすごい走りだった。
果敢に留学生に勝負を挑んだ強気なマインドもGOOD!
この衝撃は、
女子の不破セイラ選手が出現した時の驚き以来。
ぜひ前田選手には、
箱根など駅伝と共に、
オリンピックを目指してほしいなんて思ってしまいました。
東農大、
長らく低迷していたこの名門が、
復活の狼煙を上げましたね。
この全日本大学駅伝、
さらに箱根駅伝も楽しみになってきました。
もし東農大が出場できたなら、
ぜひ前田選手はエース区間の2区に!
さて、
そしてこの第4レースはたくさんのドラマを生みました。
初出場を狙った立大は第4レースでまくられて14秒及ばす涙を飲みました。
さらに出場確実かと思われた中央学院大は、
失格があって出場権を逃しました。
確かにうちによれて、
トラックからはみ出てしまってはいましたが、
無念でしょうね。
名門の明大、神奈川大、法大、日体大なども出場権の7位には届かず、
最後の7位で出場を射止めたのは。。。
なんとなんと、
大外から最終レースで捲った国士大でした。
中央学院大の棄権もあって転がり込んできた全日本大学駅伝のキップ。
最終レースでは、
留学生が頑張って貯金を作ってくれての、
大逆転でしたね。
さあ、
これで一年の半分、
6ヶ月が終了。
ランナーたちは夏に鍛え上げ、
最後の箱根駅伝を目指していきます。
今年の100回大会。
立川の予選会は、
本当に大激戦になりそうです。
今から本当に楽しみですね。
それにしても、。、
初めて見たけど、
ホント面白かった〜!