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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

大相撲7月場所14日目 幕尻優勝か?それとも優勝決定巴戦か?

2020年08月02日 | 相撲

大相撲には、
荒れる春場所とか荒れる九州場所とか、
波乱が起こりやすい場所を形容するいろいろな言葉があります。

しかしながら、
比較的荒れないといわれている国技館での東京開催場所。

まあ、
もともとは7月の場所は名古屋場所ですから、
それが両国になったので波乱の要素は内包していたとは言うものの。。。。。。

ここまで終盤の土俵があれるとは、
思いもしませんでした。

中盤までは横綱・白鵬と新大関・朝乃山が盤石な相撲を見せ、
他の力士が付け入るスキは全くないのではと思っていましたが。

朝乃山に土がつき、
続いて白鵬にも土がついたぐらいから何か土俵に安定感がなくなり、
白鵬が連敗して休場するともう、
荒れるわ荒れるわ。

13日目、1敗同士の取り組みで幕尻の照ノ富士が朝乃山を大きな相撲で破りトップに立ち迎えた昨日の14日目。
まず土俵に立った照ノ富士の対戦相手は関脇の正代。

照ノ富士にサイズでも力でも簡単に負けない正代が『大関相撲』のような力強い相撲で照ノ富士を破り館内を沸かせると、
続いて登場は朝乃山。
相手は照ノ富士の兄弟子でもある照強。

本来ならまず負ける相手ではないこの力士に対して、
朝乃山は緊張感がありあり。
なにか「やばい」雰囲気を取組前から醸し出していましたが、
案の定立ち合いの照ノ富士乾坤一擲の足取りに、
まさかのバッタリ。

照ノ富士に対する照強の強力な援護射撃で、
朝乃山は千秋楽を残して大きく後退してしまいました。

北の富士さんがスポーツ紙上で『ああ、やると思ったけど、ああもぱっさり食らうかねェ・・・・・』
と嘆いていたように、
策を弄してくることが見え見えの番付下の相手に対して、
こういう負け方は何ともいただけませんね。

さて、今日の千秋楽。

2敗の照ノ富士は3敗の御嶽海との対戦、
3敗の朝乃山は同じく3敗の正代との取り組みが組まれました。

シナリオとしては、
照ノ富士は勝てば文句なしの2度目の優勝を飾ります。

しかしもし敗れれば、
3敗で御嶽海、照ノ富士、そして朝乃山と正代の勝者、
この3人が並んでの優勝決定戦となります。

3人の優勝決定戦となれば、
巴戦となり二人に連続して勝った力士が優勝の栄冠を勝ち取る、
そんな感じになりますね。

巴戦にもつれ込んだら、
それはもう誰が勝つかはさっぱりわかりません。

関脇の御嶽海と正代にとっては、
優勝を飾れば大関獲りにぐっと近づくことにもなりますから、
なんとか勝ち取りたいところでしょう。

朝乃山はもし優勝したとしても、
来場所の綱取りは「?マーク」が付きますね。

横綱が不在の場所で、
後半これだけバタバタしては、
印象は悪いでしょう。

来場所白鵬が出場して勝って、
なおかつ14勝以上ぐらいのレベルで優勝しない限り、
今場所優勝していたとしても『横綱』の声は聞こえてこないような気がします。

しかし横綱不在の場所での最高位の力士としての意地もあるでしょうから、
負けられないところではありますね。

照ノ富士は今場所完全に力強さの戻った相撲を見せてくれていますから、
来場所大きく番付を上げて、
再び大関を狙うということになってきそうです。

序二段まで落ちてからの再起、
その精神力たるや見事なものです。

ケガだけには気を付けて、
30代で大輪の花を咲かせてほしいと思いますね。

さあ、
どうなる千秋楽の大相撲?


*ところで、昨日Jリーグでは鳥栖の選手にコロナ感染者が出て、試合自体は行われましたが、また何か不穏な空気が漂っています。そしてプロ野球でも、SBの長谷川が感染して、今日のSB-西武戦は中止となりました。
これからどんどん、アスリートにも感染者が増えてくることは予想されますので、今後どうしていくのか、プロスポーツは試されている感じがしますね。



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