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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

大相撲名古屋場所千秋楽  これぞ横綱の矜持。誇り高き優勝。

2024年07月29日 | 相撲

大相撲千秋楽。

ワタシが生まれたころからず~っと名古屋場所の舞台だった、
愛知県体育館での最後の日となりました。

さてその千秋楽。

10日目を終わったぐらいから、
横綱・照ノ富士がひとり充実の相撲を取っていたので、
14日目、あるいは13日目にも優勝が決まるかと思われていたのですが。。

11日目に大の里に敗れると、
この相撲に勝てば優勝という14日目に、
追ってくる平幕・隆の勝の電車道に抗しきれず敗れ、
この千秋楽、大関・琴櫻と対峙しました。

もちろんこの相撲に勝てば10回目の優勝。
相手の琴櫻とは、
これまで6回対戦して負けなしと絶対の得意にしていた力士ですが、
まさかの上手出し投げで敗れて、
この瞬間、優勝決定は隆の勝との優勝決定戦に持ち込まれました。

隆の勝は、
今場所連敗で立ち上がりましたが、
その後まさに絶好調。

関脇時代の元気なあたりに戻ったかのような鋭い立ち合いで、
3日目からたった一つの黒星でず~っと白星を並べ、
14日目には照ノ富士、そして千秋楽には大の里を一方的に破るという凄さで、
12勝3敗で照ノ富士に並びました。


優勝決定戦。


正直照ノ富士は、
終盤相撲を崩していて、
体力的にも厳しいかなという感じでしたから、
この相撲も厳しいかな・・・・と感じざるを得ませんでした。


しかし。。。


優勝決定戦での照ノ富士、
隆の勝のぶちかましをしっかりと受け止め、
「後の先」でそこからしっかりと自分の態勢になり、
キッチリと勝ち切りました。

優勝決定戦での照ノ富士。

まさに「さすがは横綱」という、
横綱の矜持を存分に見せてくれました。

かっこよかったあ。。。。。

やっぱり横綱は、
こうでなきゃね。

体調がなかなか万全にはならないので、
休場も多い横綱ですが、
出てきた土俵の上では、
ホント「横綱とは・・・・」という事を見せてくれる、
いい横綱だと思います。

優勝おめでとう!!!!

そして隆の勝、
ずーっと関脇を張っていた時代からはかなり実力を落としたとみられていて、
番付も下の方をさまよっていましたが、
今場所は当時を思い起こさせてくれるような、
鋭い出足を見せてくれました。

復活したのか??

それはまた、
来場所以降を見て見ないとわかりませんが、
今場所はよくやったと思いますね。

それにしても、
優勝したかったねえ。。。
こんなチャンス、
ホント今後めぐってくるか、
わかりませんもんねえ。

部屋の大関、貴景勝は去就が不透明ですので、
合併前からの古参の部屋力士として、
部屋を引っ張っていってほしいですね。

その他今場所は、
大関陣に地殻変動があり、
ネガティブな話題が多い場所でした。

大関陣では、
貴景勝が陥落。
先場所まで大関で、今場所陥落した霧島は、
10勝を挙げての1場所復帰はならず。

両「元大関」に去来するのは、
いったいどんなことなんでしょうか。

期待された新関脇・大の里は、
今場所「そううまくいくことばかりじゃないんだ」という感じで、
初めて大相撲の洗礼を浴びた場所になりました。

今場所、あるいは来場所で大関昇進を果たし、
駆け上がっていくかに思われましたが、
少しストップがかかった感じです。

激しい立ち合いの当たりや横からの攻めなど、
各力士も大の里を研究してきて、
そう簡単にバンバン勝っていけるようにはならない感じも、
少しだけしています。

果たしてこの”包囲網”を潜り抜けて、
大関への道を自ら切り開いていけるのか?
来場所以降、
注目されますね。

今場所一番株をあげたのは、
新小結の平戸海。

ホント、
強くなりました。

当たりの強さ、動きの良さは角界トップクラス。
「次の大関へ!」
の声も、ちらほら出てくるようになりましたね。

たたき上げの力士ですので、
館内の声援、
特に玄人筋のファンの応援が大きいように感じます。

小兵力士ですので、
とにかくケガには十分気を付けて、
今の勢いのまま駆け上がっていってほしいと思いますね。

気持ちも強い力士ですから、
大関、そして横綱へという夢、
描いてもいいんじゃないでしょうか。

この平戸海と隆の勝以外、
ホント「活躍した」と言える力士、
数えるほどしかいないんですよね。

そんな中、
苦労して番付を上げてきた美ノ海が二けた10勝を挙げて、
気を吐きました。

それからケガから復活途上の若隆景が11勝。
元々が「大関最右翼」と言われた力士ですから、
持っている力が違うといえばそれまでですが、
それでもホントいい相撲っぷりになってきました。

来場所は三役が狙える番付迄上がってくる予定です。
こちらもケガだけには本当に気を付けて、
元気のいい相撲を見せてほしいですね。

人気の遠藤も、
今場所は久々の10勝。
幕内前半、中盤に、
彼がいるといないでは館内の盛り上がりが大違い。

とにかく、
「彼の姿を見られればそれでいい」というひいき筋も多いので、
今後さほど長くはない現役生活だとは思いますが、
頑張ってほしいですね。

それにしても、
1勝4敗から、
見事なカムバックでの二けたでした。

来場所十両からは、
阿武剋と白熊が新入幕の予定。

注目されている尊富士は、
8日目から出場してきて、
格の違いを見せて連勝しましたが、
他の場所を痛めて10日目から再度休場。

ケガがちになってしまうと、
なかなか番付を上げることもままなりませんから、
キッチリと治してまた、
いい相撲を見せてほしいですね。

ワタシはまだ、
「大尊時代」の到来、
あきらめていませんよ。


ということで、
暑すぎる中で行われた名古屋場所、
各力士、お疲れさまでした。

来場所は3日目に、
玉鷲の通算連続出場記録の更新が予定されています。

ついにこの日を迎えます。

もう3日目のチケット、
ゲットしました。

ワタシのイチ押しの玉鷲関、
その晴れ姿、
拝みに行かなきゃいけませんね。


今場所にひとこと、
やっぱり横綱が安定して強いと、
場所の安定感が大違いだなあ。。。。


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