第96回選抜高校野球大会の戦力分析です。
昨年は広陵、報徳学園の優勝候補を相次いで破った山梨学院がまさかの初優勝。全国を驚かせてくれました。
今年は96回大会。地区割も変更され、21世紀枠も1校減の2校となりました。
今年も優勝候補のラインアップはほとんど変わらず、
昨年4強の山梨学院、報徳学園、広陵、大阪桐蔭は揃って出場。
大阪桐蔭、広陵、報徳は捲土重来を誓い、
今年も優勝候補に名乗りを上げてきました。
しかし例年通り、組み合わせによって勝ち上がりも大きく変わってくるシードのない選抜大会。
さて、今年はどこが勝ち上がってくるのか?
という事で、今年も戦力分析を。
≪第96回選抜高校野球記念大会≫
【出場校戦力診断】
北海道・東北(4校) 投 攻 守 総合 ランク
北海 (14) 85 80 80 80 B-
エース松田に安定感。神宮大会で対応できていなかった新基準バットでどう攻撃力を活性化するのかがカギ。
青森山田 (3) 90 85 85 85 B+
関、桜田の2枚看板で投は万全。付属のシニアで鍛え上げた中心メンバー軸にチームワークは抜群。
八戸学院光星(11) 90 90 85 90 A-
洗平、岡本の昨夏経験した投手陣がチームの柱。時間のなかった秋を経て、春はガラッとチームが代わる予感。
学法石川 (4) 80 80 80 80 C+
古豪33年ぶりに復活。甲子園知る佐々木監督が鍛え上げた攻守で甲子園に殴り込み。
関東・東京(6校) 投 攻 守 総合 ランク
作新学院 (12) 85 85 85 85 B+
ドラフト候補・小川が成長し投の軸に。打線は昨春より小粒だが、得点能力は高い。
山梨学院 (7) 85 80 85 85 B
連覇を狙う春。横手投げの桜田をエースに、守り勝つ野球で粘りを見せたい。
健大高崎 (7) 85 90 85 90 A-
関東では最も大型チーム。強力打線で打ち勝つ野球で、投手も2年生両輪ががっちり守る。
常総学院 (11) 85 85 85 85 B
実戦で鍛え上げた攻守。島田監督の秘蔵っ子、エース小林を、もろさも残る打線がどこまで援護できるか。
中央学院 (2) 80 80 80 80 C
公式戦敗戦からよみがえった秋。投打ともに小粒だが、粘り強さで接戦をものにする。
関東一 (7) 85 90 85 90 A-
秋は大阪桐蔭を破り自信をつけた。畠中、坂井を中心とした投手陣に自信を持ち、勢いに乗り初優勝を狙う。
東海・北信越(6校) 投 攻 守 総合 ランク
豊川 (2) 75 85 80 80 B-
投手陣に不安は残るも、モイセエフを中心に長打連発で相手を突き放す。前回の快進撃をもう一度。
愛工大名電 (10) 85 90 90 90 A-
東海勢では最も力を持つ優勝候補。伝統の春の強さを出し、エース大泉を軸に2度目の優勝を視界に。
宇治山田商 (2) 80 80 80 80 B-
安定した攻守が自慢。投打ともに穴はないが、スケール面で劣るためどこまで全国の強豪に通用するか。
星稜 (16) 90 85 90 90 A
明治神宮大会Vの優勝候補。エース佐宗は安定感抜群。ロースコアだけでなく、ハイスコアでも勝ち切れる野球は見事。
敦賀気比 (11) 80 85 85 80 B-
4年連続の春も、過去3年はいずれも初戦敗退。なんとか初戦を飾り、自慢の強打で上位進出を狙いたい。
日本航空石川(3) 75 80 80 75 C
震災で校舎を仮移転して選抜に備える。投打ともに抜けた力はないが、何とか1勝を狙う。
近畿(6校) 投 攻 守 総合 ランク
大阪桐蔭 (15) 90 90 95 90 A+
過去最高と言われる投手陣の底上げを図る。仕上げてくる春は、秋とはガラッと違った姿を見せるはず。今年も候補筆頭。
京都外大西 (7) 85 80 85 80 B+
決勝まで駆け上がった昨秋近畿大会の再現を狙う。粘り強いエース田中軸に、投打で底上げ計り4強狙う。
京都国際 (2) 85 80 85 80 B+
古都の新盟主を自認する新興強豪校。伝統の投手力は今年も健在。打線の整備次第で快進撃も望める。
耐久 (初) 85 75 80 80 B-
見事な下克上で甲子園射止めた”藩校”。エース冷水が相手を抑え、野球どころで鍛え上げた打線が得点を奪う。
報徳学園 (23) 90 85 90 90 A-
昨春準優勝からの連続。間木・今朝丸の経験十分の両右腕がチームを浮上させる。粘りの報徳を見せ、今年こそ全国制覇。
近江 (7) 85 80 85 85 B
山田のあとを継ぐエース西山。多賀監督お気に入りの右腕が、チームを上へ上へと引き上げる。
中国・四国(4校) 投 攻 守 総合 ランク
広陵 (27) 90 90 90 90 A
今年こそ絶対に優勝。強い決意を持って臨む。エース高尾と堀田の超強力投手陣。打線もよく、筆頭候補と言ってもいい陣容。
創志学園 (4) 90 85 85 85 B+
アグレッシブ・ベースボール、門馬・創志が初見参。強力投手陣軸に、波に乗るとひょっとするだけの力を持つ。楽しみな春だ。
高知 (21) 90 85 90 90 A-
実績を残した過去2年に比べても、力では圧倒的に今年のチーム。強力投手陣軸に、久しぶりに高知に大旗が翻る可能性も十分。
阿南光 (2) 80 80 80 80 C+
投打ともに甲子園で十分に戦える力を持つ。特にキレのある打線は、打ち出したら止まらない。
九州(4校) 投 攻 守 総合 ランク
熊本国府 (初) 85 80 80 80 B-
最年少の山田監督に率いられた新鋭。キレのある攻守で相手を驚かす野球を甲子園でも発揮したい。
明豊 (6) 85 90 90 90 A-
昨夏の悔しいサヨナラ負けを払しょくする。打線は大会屈指の破壊力を持ち、投手がはまれば準V時のような快進撃も。
神村学園 (6) 80 90 90 85 B+
昨夏甲子園4強で殻を破った。相変わらずの超強力打線は大会屈指。今年は2度目の決勝進出を果たし、紫紺の大旗を狙う。
東海大福岡 (3) 75 80 80 80 C+
投打ともに安定した力を誇る。前回は8強進出。今回はそれ以上の活躍を誓う。
21世紀枠(2校) 投 攻 守 総合 ランク
別海(北海道) (初) 75 65 65 70 D
わずか250人の全校生徒、16人の部員で北の大地から初出場。いい思い出を残し、今後の糧に。
田辺(近畿・和歌山)(3) 80 70 75 75 C-
21世紀枠だが、智辯和歌山を撃破している強豪。安定したエース寺西の投球がチームの浮沈のカギ握る。
次回は、大会の展望です。
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