先日、知り合いの女性が困り顔でこんなことを言った。
「テレビで紹介されてた生姜焼き、その通りに作ってみたのだけど、失敗しちゃって」
色々と聞いてみると、そのテレビとは「きょうの料理」の栗原はるみのコーナーであったらしい。
いつからか、NHK「きょうの料理」は人気料理研究家栗原はるみを口説き落し、
毎月一度、コーナーを持たせている。
普通の料理家・料理研究家ならスタジオ収録なのに、栗原のキッチンで。
まぁ、素敵なキッチンなので、それを拝見できるのはこちらとしても眼福なのだけど。
それにしても破格の扱いといえるだろう。
その彼女が披瀝する、レシピの数々、楽しみに拝見している。
一昨年は弁当、今年は家庭料理だったか?月に一度のスパンということで年を通してのテーマがある。
で、今年のある月、栗原が紹介したのが生姜焼きだったのだ。
これは先日再放送もされたので、見たばかり、という方も多いのでは。
また再放送されたということは、そこそこ評判が良かったということなのではないかと思うのだが・・・
自分もこれは観たが、正直、このやり方は採らないな、と思わされた。
栗原はるみの料理は、素晴らしいと思う。
何の変哲もない家庭料理が、彼女のテクとコツで、どこにもない逸品になる。
それは認める。
だが、それを可能としている、彼女のテクとコツというのが、あくまでも彼女自身のもの、
という気がして仕方がないのだ。
そして、そのテクとコツは生半に余人が真似できるものではない。
テレビで見て「あ、これ良さそう」と手を出しても、
冒頭で紹介した女性のようなことになる、
と思うのだ。
おっとっとっ。話がそれた。
主題は栗原はるみの料理の特殊性ではなく、生姜焼きのメソッドであった。
生姜焼きの作り方は、大別すると2種類になると思う。
すりおろした生姜を含むタレを作って、
それにあらかじめ肉を漬けてから焼くか、
肉を焼いてから、タレを絡めるか、である。
栗原流は前者であった。
そして、これは私見だが、前者の作り方は概ね難しいように思うのだ。
自分はもっぱら後者、肉を先に焼いて、最後にタレを煮絡める方式である。
漬けてから焼くのも昔はやっていたが、明らかに失敗することが多く、
後者のやり方を知ってからは全く試みてない。
料理は愛情も大事だが、技術も相当ものをいう。
その技術、そりゃあ精進してマスターしたいとも思う。
だが、まずは目の前の食事だ。
何も好き好んで失敗する方式をとらなくてもいいじゃないか。(^^;
さて、漬けてから焼く栗原流には、それ以外にも素人には難しいと思われるコツが一杯なのだが、
それについてはまた稿を改めて触れてみたい。
さぁ、生姜焼き、あなたは漬けてから焼く?焼いてから煮絡める?
どちら?
「テレビで紹介されてた生姜焼き、その通りに作ってみたのだけど、失敗しちゃって」
色々と聞いてみると、そのテレビとは「きょうの料理」の栗原はるみのコーナーであったらしい。
いつからか、NHK「きょうの料理」は人気料理研究家栗原はるみを口説き落し、
毎月一度、コーナーを持たせている。
普通の料理家・料理研究家ならスタジオ収録なのに、栗原のキッチンで。
まぁ、素敵なキッチンなので、それを拝見できるのはこちらとしても眼福なのだけど。
それにしても破格の扱いといえるだろう。
その彼女が披瀝する、レシピの数々、楽しみに拝見している。
一昨年は弁当、今年は家庭料理だったか?月に一度のスパンということで年を通してのテーマがある。
で、今年のある月、栗原が紹介したのが生姜焼きだったのだ。
これは先日再放送もされたので、見たばかり、という方も多いのでは。
また再放送されたということは、そこそこ評判が良かったということなのではないかと思うのだが・・・
自分もこれは観たが、正直、このやり方は採らないな、と思わされた。
栗原はるみの料理は、素晴らしいと思う。
何の変哲もない家庭料理が、彼女のテクとコツで、どこにもない逸品になる。
それは認める。
だが、それを可能としている、彼女のテクとコツというのが、あくまでも彼女自身のもの、
という気がして仕方がないのだ。
そして、そのテクとコツは生半に余人が真似できるものではない。
テレビで見て「あ、これ良さそう」と手を出しても、
冒頭で紹介した女性のようなことになる、
と思うのだ。
おっとっとっ。話がそれた。
主題は栗原はるみの料理の特殊性ではなく、生姜焼きのメソッドであった。
生姜焼きの作り方は、大別すると2種類になると思う。
すりおろした生姜を含むタレを作って、
それにあらかじめ肉を漬けてから焼くか、
肉を焼いてから、タレを絡めるか、である。
栗原流は前者であった。
そして、これは私見だが、前者の作り方は概ね難しいように思うのだ。
自分はもっぱら後者、肉を先に焼いて、最後にタレを煮絡める方式である。
漬けてから焼くのも昔はやっていたが、明らかに失敗することが多く、
後者のやり方を知ってからは全く試みてない。
料理は愛情も大事だが、技術も相当ものをいう。
その技術、そりゃあ精進してマスターしたいとも思う。
だが、まずは目の前の食事だ。
何も好き好んで失敗する方式をとらなくてもいいじゃないか。(^^;
さて、漬けてから焼く栗原流には、それ以外にも素人には難しいと思われるコツが一杯なのだが、
それについてはまた稿を改めて触れてみたい。
さぁ、生姜焼き、あなたは漬けてから焼く?焼いてから煮絡める?
どちら?