愛食愉炊

日常遭遇する食と料理についての備忘録

体調不良か~ら~の~ お粥!

2016-02-25 14:54:37 | 日記
数日前から具合が悪い。

一昨日にはついに熱が出た。
38度台は、自分としては高熱である。
38度台の熱が出ると、眠れないものだとこの年になって知った。

ところが翌日になると、特に薬を飲んだわけでもないのに平熱に下がってしまった。
しかし、一向に体調は良くならない。したがって病院に行った。
こういう次第なので、医師もインフルエンザの可能性は即座に却下。
聴診器によると、肺などの音は悪くないらしい。
が、ちょっと腹の具合がよくないのですよね、と申告して、腹を触診してもらったところ
医師の態度が一変した。

腹、それも下っ腹あたりで、よろしくない音がするという。
聴診器を使って医師はいみじくも言った。
医師の長年の経験からすると、下っ腹でそういう音がするときは、なにかよろしくないモノ、
例えば病原性大腸菌などが入っている可能性があるという。

はれま!と驚き入ったこちらだったが、
そういわれてみると、2月に入ってから、腹具合に思い当たる節があるようなないような。。。
検査結果を待たねばなんともいえないが、とりあえず、明確に医師に指摘していただき、
検査もし、薬も処方して頂けたことは、僥倖だったといわねばならない。


というわけで、医師からも「消化のいいものをね!」と念押しされたこともあり、
粥をすすっている。
こんな時でもなければ食べられない代物ともいえるが、

いや、粥というものは、実にいいものだ。

病人食のイメージが強いが、なんのなんの、
食いしん坊ならいくらでも工夫にしようがある食べ物である。

また「朝起きたばっかりで食べられないよ~(泣)」という向きには
実にうってつけの、優しい食べ物である。

しかも、一人分、お米を大さじ2杯も使えば、お腹いっぱいになる、
ある意味、お財布にも優しい食べ物である。

お米であるから、通常のおかずに合うことは当然である。
ということは、こんな経済的に世知辛い時代において、
もっともっと、多用されていい食事のはずなのだ。


個人的には、手羽先を一本入れての、中華風粥、というものが気に入ってる。


米 大さじ1~2
手羽先 一本
水 適当

水の量は、10倍粥なら コメの10倍ということなので、
大さじ1なら、15cc×10=150cc
大さじ2なら、30cc×10=300cc
ですかな。いや、最近の自分はそこんとこ適当なので(^^;

まぁ、手羽先がゆであがることも考え、そこそこ注いだらいいのじゃないかと(^^;

で、これらを鍋にいれたら、蓋をして←これが肝心。
先ずは強火にかける。数分したら、蓋の間から、しゅんしゅんと湯気が噴出してくる。
ここで、弱火に。
で、時間に余裕のある自分は、ここから15分ほど火にかけっぱなしにする。
そして、鍋を開けて、生米が無事お粥になっていればよしとする。

ただ、仕上がりとしては、湯と米が混然一体トロリとしているのが好みなので、
余りに水と米が分離しているようなら、もう少し火にかける。
場合によっては、水気をとばすために、蓋をややあけるし、
火も心持ち強くする。

とにかく、水がなくなって空炊きとか、
多少のおこげならまだいいが、
焦げ付きなど起きなければいいのだ。

手羽先をほぐし、どんぶりに盛り、
ショウガの千切りとか、万能ねぎの小口切りなど散らして
レンゲでいただくと、

あれ不思議、
たった大さじ1~2杯のコメとは思えぬほどに、満腹になれる。

お腹の調子がいいひとは、ゴマ油を少々たらすことをお薦めする。


調子がよくなったら、春巻きでも作って、
粥といっしょに、一人中華三昧でもするかねw