アンクロボーグの世界

世界の存在すべてはSFです。
SFは最高の文学です。

SF短編小説も有ります。読んでみてください。

先週の朝まで生テレビの内容

2011年06月27日 15時27分27秒 | Weblog
先週の金曜日から土曜日放送の「朝まで生テレビ!」の事。

政府、保安院、東電がやっと認めたメルトダウン(溶けた炉心が圧力容器の底にたまってる)

だが事態はもっと深刻であり、すでに圧力容器どころか建屋コンクリート壁も突き抜けて、地中にまで達してチャイナシンドローム状態になっている可能性まであるという話を、長谷川幸洋氏(東京・中日新聞論説副主幹)が京都大学の小出教授の話として紹介がなされていた。
海水からプルトニウム が検出されているのがそれを証拠付けているらしいが。

もう汚染水浄化装置の成功なんて… というような状況なんだよね。

つまりは、いまさら正常に稼動しても単に溜まってる汚染された水を浄化しているだけであり、事故原子炉の収束とは関係の無いところまで事は進んでいる。出来る事といえば、地中に鉄板を入れて囲む地中ダムを造ることらしい。


今日読んだあるブログに書いてあったのだが 『国は東北3県で3万人の30年間の健康追跡調査』をやるらしい。
つまりは、放射能事故のモルモット、狙いは、福島に住むの1万人なのだ。

で、福島原発事故は 本当に 相当に ヤバイ!!

日本(日本人)だけは違うとわずかながら私の中に残って信じていた部分が今回の原発事故で完全に崩壊した。
所詮は国家単位になった時の集合知としての人間は重大な事は隠し、個々の人命を切り捨てるという事なんだろう。
どこの国でも、民主主義国家だろうと共産国だろうと同じなんだ。

GANTZのSF性

2011年06月08日 10時47分18秒 | Weblog
先日、ゲオにてGANTZ全31巻を一気読みしました。
この漫画…それにしても読みやすいというか1冊あたり数分という短さ。
内容が薄いというわけでも決して無いと思いますが、一緒に借りたソラニンとは対照的でした。





そもそもこのGANTZ…連載当初は毎週読んでいて確か単行本も4巻くらいまでは読んでいたんです。

その後、長い空白がありましてつい1ヶ月程前、セブンイレブンで31巻をパラパラと立ち読みいたしますと…


!!何と、とんでもない予想外の展開になっているではないですか。
人間は全裸で巨人の異星人に支配されちゃって…

という事で改めて1巻から最新31巻まで一気読みとなりました。
うーん感激です。
特にカタストロフィに入ってからの展開はSF好きには長年こんなマンガを待っていたという理想の設定とエピソード。

以下Wikipedia より転載です



GANTZ 奥浩哉

作者が高校時代から暖めていた、『必殺仕事人』にSFテイストを加えた「夜にみんなで集まって殺しに行く」物語[1]を描いた青年漫画。
「日本人に馴染むSF」を目指した、現実と非現実が交錯する世界観、不条理とも言える死と隣り合わせの緊張感、個性溢れる登場人物などが人気を集めている。
前作『01 ZERO ONE』に引き続き、原稿はCGによって制作されており、作者は「3D漫画」と称している。ShadeやPhotoshop等のグラフィックソフトを駆使して背景や効果が精密に描画されている。

キャラクターの一部は、実在の有名人や映画の主人公などをモデルにしている。

2004年にテレビアニメ化され、2011年には実写映画が公開された。


以下はカタストロフィの説明部分(この内容を漫画として描き上げてくれた事に作者、集英社に感謝です)

ラストミッション終了後、空は一面血のように赤く染まり、世界各地で謎の飛行物体が出現。上空から次々と降下する巨大兵器群と空を覆う飛行物体によって、アメリカ合衆国が壊滅する。その脅威は日本にも到来し、東京、大阪、福岡、広島など日本各地で攻撃が始まる。圧倒的な戦力を持つ文明の前に自衛隊も一方的な敗北を喫する。侵略の理由は、異星人の住む惑星系が何世代も昔に消滅し、スペースコロニーの都市での生活を強いられていた為、それを解決する為に地球へ移住してきたとされている。カタストロフィとは、彼ら巨人達による全世界同時襲撃、すなわち「地球への侵略戦争」の事である。

飛行兵器
およそ1800ノット(約マッハ2.7)で空を飛行し、アメリカ海軍の空母を撃沈し、空を覆い尽くす程出現した宇宙人の戦闘機。アメリカ軍や自衛隊の戦闘機を容易に撃墜する。後尾にあるレーザー状の網で対象を捕縛しながらの移動が可能。自衛隊戦闘機を多数捕獲し移動している飛行兵器が確認されている。
巨大歩行兵器
空から流星の如く飛来した兵器。飛来してくる際には2体が背中合わせで接続されており、地上で活動を開始すると同時に2体に分かれる。右腕が巨大な砲身となっており、一撃でビルを崩落させる威力を持つ。世界各地で建物を破壊しながら進撃を続ける。二足歩行の人型、上半身が人型で下半身が四足歩行のケンタウロス型がある。
巨人兵士
全身を覆う大柄な機械のアーマーを着た巨大宇宙人。装備している銃から円盤状のカッターを射出し、人間を斬殺する。前述した巨大歩行兵器が建築物の破壊を担当し、巨人兵士は人間の駆除を担当している。機関銃や砲撃ではほとんどダメージを与えることができないが、Zガンによる攻撃を一発食らうとアーマーが壊れ、中から本体である星人が現れる。彼らは地球の人間と同じく二足歩行で腕も2本だが、指が6本、鼻腔と目が4つなど、微妙に人間とは異なっている。アーマーを脱いでも体の各部分に装置が装着されており、手首の装置から指先に電撃を溜めて発射するという攻撃手段も備えている。なお、この電撃も非常に強力で、ガンツスーツを着ていても防ぐ事はできない。同じく手首にある装置から敵の情報を味方に送信する事も可能。生身の星人はZガンやXショットガンで容易に倒すことができる。
下級兵
円盤状のカッターを射出する銃を装備した兵士。獣と共に人間達を襲撃する。撃ち出すカッターはガンツスーツの効果を無視し、一撃で切断する。通常時は顔を含む全身がアーマーに包まれているため、彼らの表情をうかがい知ることは出来ない。
上級兵
下級兵と違い素顔を晒して戦闘に臨む。武器を持たず、素手での肉弾戦を得意とする。着用しているアーマーは下級兵のものとは異なっており、下級兵のアーマーが黒く濁っているのに対し、上級兵のアーマーは全体的に輝いている。さらに装甲も下級兵のものより頑強さが増しており、特に脚部の装甲が分厚くなっている。違いは外見だけでなく、その性能も下級兵のアーマーとは一線を画す。XショットガンやZガンによる攻撃を容易に回避するスピードと、スーツ着用済みのガンツ戦士を一撃で即死させるパワーを併せ持っている。
スペースコロニー
東京上空に出現した巨大な宇宙船。東京だけでなくアメリカのニューヨークにも降りている。中は外見よりも遥かに広く、港湾やビル街が広がっており、星人たちの生活の場となっている。居住区の地下には地球の人間を食料として加工するための設備が整えられており、外から運び入れた人間を殺菌、洗浄、血抜き等を行い、最終的には宇宙人の食糧となる。宇宙船の中には動物園のような娯楽施設もあり、食用としてではなく鑑賞用として連れて来られる人間達もいる。
巨人
スペースコロニーの都市で生活を営む地球外知的生命体。彼らは地球よりも遥かに高度な文明レベルを誇っており、スペースコロニーや多数の兵器を見ても彼らの技術水準の高さが窺える。かつて彼らが住んでいた惑星系が何世代も前に消滅してしまったせいで、スペースコロニー内での生活を余儀なくされている。そのため、コロニー内部には地球と同じように一つの社会が形成され、警察や軍隊等の職務に従事するなど、それぞれの役割を果たしながら生活している。彼らは地球人の事を現地に住む「虫」という認識しかしていない。巨人達が腕に着用している小型の端末は、画像の撮影や他者との通信など、携帯電話に似た機能を持っている。さらには現地の生物との会話をも可能にする、言語翻訳機能もついている。

兵士が地上に降りるのとほぼ同時に出現した異形の獣たち。人間に牙を向け襲うと同時に、檻の中へと誘導する。一定数の人間が檻の中に入ると、その檻は宇宙船に向かって飛び立つ。獣の中には二足歩行で移動し、武器を扱うタイプも存在する。扱う武器は下級兵が所持している銃を小型化したもの。

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星人たちの暮らしがあまりにも地球人(現代西洋文明)に似すぎているという部分も有りますが共感させて一般読者に読ませるには必要な事なのかも。

クリーンで安い!! 原発の2つの大きなウソ

2011年06月07日 15時30分13秒 | Weblog
以下、全トヨタ労働組合(ATU)トヨタ自動車および関連企業の企業横断型労働組合のブログのかきこみが良い事書いてありましたので転載です。

http://blog.goo.ne.jp/atunion/


原発政策を考える2011年05月23日

★1.「原発の2つのウソ「クリーン・安い」は破産した
    それなのに、なぜ、まだ原発推進なのか?」
                          
 原発推進は「多くのウソ(虚構)」をテレビ・新聞で何千万回も繰り返し流して、国民をマインド・コントロールし、刷り込みをはかることでかろうじてなりたってきた。が、今回の東電福島第一原発事故は、そのウソを完全なまでに、事実によってうち砕いた。
特に「原発はクリーンで安価」という2大キャッチフレーズ(ウソ)が、こなごなになった。
原発はクリーンどころか、放射能(死の灰,死の水)を出し続け、食品・水・空気・大地を半永久的に汚染し続けることがわかった。

 原発は、発電時にはCO2を出さない、というインチキ宣伝もけし飛んだ。
原発事故の処理費用は天文学的数字になり、「安い」のウソも明白になった。
  
『…日本の原子力発電は儲かる仕組みになっている日本の電力は地域独占で、9電力(+沖縄)が市場を独占しているので電力会社とその周辺は儲かる仕組みができている。
日本の電気料金は世界の中でも高い。
 原発の建設費用(100万kw級)4000億円+揚水発電施設建設の巨額な費用をそのまま電気料金に反映できる制度だから。
 いつでも核兵器開発ができるよう用意していたい人々がいる。
第2次世界大戦後の米ソ冷戦体制の中で日米安保に組み込まれた、核を持ちたい人々・グループが日本の政官財で強い力を持っていた。
 彼らは「日本はいつでも核兵器がもてる体制・準備をしておく、今は持たないけれど…」と。
 だから1953年12月の米国のアイゼンハワーの提案(原子力平和利用のための国際管理機関設置)の後、すぐに日本初の原子力予算が決まった。』


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そうだよね、究極、CO2では人は死なないんだよね。「原発はクリーンで安価」地球にやさしくても放射能で人間がいなくなっちゃったら終わりだし。

事故前のあの一連の洗脳CM何だったんだろう。


映画 わたしを離さないで

2011年06月07日 15時27分16秒 | Weblog
「わたしを離さないで」の映画を先日、見てきました。

原作の文庫本は持っていましたが読めないまま映画化の時が来てしまいました。
切ない気持ちになる映画です。
確か、原作者のカズオ・イシグロさんの監督作だったと思いましたが、なかなか良い出来の映画。



以下、ネタバレ有ります。




SFとしての設定では過去有りがち…臓器移植のドナーとして生まれた人間のお話ですが、予想通りこの映画はそれだけではない何かをちゃんと表現していました。

オリジナルの病気にあわせて臓器を1回目、2回目、3回目と提供し、「なにものにもならないまま」中年を迎えることなく「終了」してしまう人びとの物語。
SF好きな私から言わせてもらえばその淡々と外国のドキュメンタリー番組の一部を見ているかの様なリアルな表現にセンスの良さを感じました。また臓器提供後の死を「終了」と訳していたスーパーに SF心 がうずきました。

厳密にいえば万能細胞などの再生医療の未来が少しづつみえている今ではこの映画の設定、臓器ストックとしてクローンを育てるというのは あり得ない かなと思いますがDVD発売、TSUTAYAレンタルまで待たずに劇場で観る価値は十分ある納得の映画でした。

マイケル・ベイ監督の映画『アイランド』も同様のテーマを扱っているので見比べると面白い。
アイランドは全くのアクション映画のつくりです。


先日、NHKのETV特集「カズオ・イシグロをさがして」、映画のプロモーションの一環で10年ぶりに来日したイシグロを追ったドキュメンタリーが放送されていたのですが見逃してしまいました。実に残念。青学大・福岡伸一教授(生物学)との対談…あーあー見たかった。
再放送も有ったのにこれも一歩遅くエンディング5分だけの視聴というありさま…

松本人志監督デビュー作「大日本人」米リメイク決定

2011年06月07日 11時34分35秒 | Weblog
松本人志監督デビュー作「大日本人」米リメイク決定!

米コロンビア・ピクチャーズが製作(C)2007 吉本興業「ダウンタウン」の松本人志の映画監督デビュー作「大日本人」(2007)が、米大手スタジオであるコロンビア・ピクチャーズによってリメイクされることが決定した。
松本は、6月3日にNHKの情報番組「あさイチ」のトークコーナー「プレミアムトーク」に出演。
「今、ハリウッドからすごい話が来ていて……。すべてを3日後に発表します」とコメントし、マネージャーらが慌てて止めに入るひと幕も見られた。
吉本興業によれば、コロンビア側がオリジナリティあふれる作家性を高く評価していることを伝え聞いた松本は、非常に喜んでいるという。

英語版リメイクのプロデューサーを務めるのは、「ワイルド・スピード MEGA MAX」「アイ・アム・レジェンド」など多くのハリウッド大作を多く手がけてきたニール・H・モリッツ。米製作会社オリジナル・フィルムの創設者で、深作欣二監督作「バトル・ロワイアル」のリメイク権も獲得している。
また、「タイタンの戦い」の脚本を担当したフィル・ヘイとマット・マンフレイディが、脚本を執筆することになった。

「大日本人」は、日本で観客動員約90万人、興行収入12億円を記録。公開に先駆けてカンヌ映画祭の監督週間で初披露されたほか、トロント国際映画祭、ロッテルダム国際映画祭、釜山国際映画祭など20もの映画祭で上映された。
08年4月には、「Big Man Japan」というタイトルでニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴ、ボストンなど全米26都市の劇場で順次公開され、約1年7カ月にわたるロングラン上映を成功させた。

公開当時からメジャー数社よりオファーが寄せられ、コロンビアとは今春に合意した。
脚本執筆までにはいたっておらず、アメリカでの公開時期は未定。松本が監督をすることはなく、脚本に関する権限をもつアドバイザリー契約を結ぶ予定だという。松本は6月6日、ロカルノ国際映画祭への出品が決定している監督作第3弾「さや侍」の完成披露試写会に登壇予定で、どのようなコメントが飛び出すのか、その一挙手一投足に大きな注目が集まる。

 ≪2011年6月6日(月) 映画.com より≫

脚本執筆もまだなので公開までたどり着けるかわからないが期待はできそう。

松本監督作は例の迷作、しんぼる で期待を大きく裏切られた痛手がまだ残っているので「大日本人」米リメイク決定のニュースはうれしい話題です。

それにしても しんぼる は、いまさらながらすごい映画でした。映画秘宝誌において映画ライターや有名人が選ぶ、2009年劇場上映作品のワースト10「トホホ大賞」において第5位にランクインしている。
映画芸術誌においても2009年日本映画ワーストテンで第4位にランクイン。

今度の新作 さや侍 は、テレビスポットなどで見ている限りはかなり期待できそう…