「もしもし、わたし! 今、市役所前のバス停にいるんやけど、しんどくて~歩かれへんねん、悪いけどチョット来て~~」「直ぐ行くから、そこに居って!」
中学時代からの友人、走ったら私が転ぶから、ゆっくり早く! 向こうに見えていても中々到着しない 、「どう?」彼女は汗びっしょりでちょっと手も震えている、近くの郵便局に振込に来たらしいが・・・
兎に角、腕を貸し、郵便局に寄って振込を済ませ、家につれてかえった、「横になったら?」「いやそんな事をしたら、おきあがられへんから、お姉さんに電話して来て貰うわ」「ちょっと後ろに凭れたらわ?」「前に屈むほうがいい」20分程ゆっくりして、すこうし元に戻ったようで・・・
お姉さんのお迎えで家路に・・「この頃、私つくづく思うんやけど、結婚しといたら良かった、こんなことがあったら余計に思うんや~話が無かった訳でも無いんやのに」彼女は今迄シングル生活を満喫していたのに、寄る年波でそう思うようになったんです、
私、いってやりました「フランスの大統領のように、若い男性を捜せ!」「いや、もうあかんわ」この年になると、人恋しい(誰でもって事は無いけど)日々です