Oh My New York!!

NY勤務を経て、コロンビア大学のMBAへ。現在2年生。大好きなNYでの日々を綴ろうと思います。

MBAの日本人同期

2006年11月27日 | Columbia, MBA
最近、アメリカに対してネガティブなコメントが多い気がする。どっぷり漬かると、嫌な面も見えてくる国。今が丁度そんな時期なのだろう。と言っても、結局多くの人が夢を追いかけてこの国に集まる。だから自分もわざわざこの国のビジネススクールに来ているわけだし、また気持ちをポジティブに持っていこう。

今日はMBA同期(日本人)について簡単に触れたい。

NY駐在をしながらMBA受験をしていた自分には、日本人のMBA同期の知り合いがほとんどいなかった。然し、日本では、同じ会社に勤めていたり、同じ予備校に通っていたり、それ同士が繋がっていったりということで、ネットワークがすごい。幸い、5月くらいから渡米まで、同期で集まる機会が何度もあり、帰国していた僕も頻繁に参加した。最初は、同じ学校の合格者同士。その学校に行くコミットをしていない人も含め、柔らかな会からスタート。その後、MBA友の会という組織の会合や、各企業の懇親会(何と、渡米前からそういうものがあるのです)で顔をあわせ、どんどん知り合いが増えていった。同じ希望や不安を抱えているし、話も弾む。更に気が合う友達同士で、「渡米前に日本の夏を満喫ツアー」を開催したり、渡米前にとても心強いネットワークが築くことができた。

コロンビアの日本人同期は、僕を含め4人。これは、過去何年も遡っても最低レベルらしい。日本の国力の低下、日本企業の経済力(寄付力?)の低下、日本人学生のレベル、アプリカントのレベル、アドミッションの担当者の好みと、色々要因は噂されているが、他校に比べても非常に少ない数だ。少なくても、個々に「日本代表」的気概が生まれたり、希少価値を生かして自分のポジショニングが築きやすかったりと、メリットも多いが、たまには鍋をつつきながら日本語を話したいとか思うし、就職関連の情報交換の面では、若干不利な面も。但し、他の3人がいずれも素晴らしい面々で、本当に助かっている。高校大学の先輩で、本当に面倒見が良くて頼りになるHさん、勉強仕事グルメ音楽、、、と類まれなるマルチタレントを武器に存在感抜群のTちゃん、そして僕と同じく金融バックグラウンドで退社して勝負しに来てて、でも僕と違ってとても頭のいいS君、と、実力・人格のバランスの取れた面々に支えられている。今も、4人で来春にコロンビアの学生を日本に連れて行く「ジャパントリップ」の計画を進めているが、Tちゃんを中心にいいチームワークが築けている。

ボストンキャリアフォーラムでは、他校に行った友達に久々に会えた。お互いしんどいので、メールもほとんどできていなかったが、会ってみたら各々何とか生き延びていたようで、多少痩せたり太ったりはあったが、皆元気そうだった。

こんなことを書こうかと思ったのも、こっちに来て、改めて「ネットワーク」の大切さを実感しているからだ。僕自身、中学以来過ごしてきた学校がまさに「ネットワークで生きてこうぜ」的風潮の非常に強い学校で、そこが好きでありつつも、若干危機感と言うか疑問を同時に感じていたのだが、やはりビジネスの世界、人のつながりはとても大事であると再認識している(例えば、NYでPEやVCでの就職を考えている人間は、人のつながり無しに絶対就職できない世界なようだ)。そんなネットワークの中でも、このMBA同期の輪は、今後も貴重な財産である。「ネットワーク」というより、「リレーションシップ」と呼ぶべき、前向きなつながりを続けて行きたいと思う。



コメント
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