Oh My New York!!

NY勤務を経て、コロンビア大学のMBAへ。現在2年生。大好きなNYでの日々を綴ろうと思います。

素晴らしい未来

2007年07月30日 | Japan
週末、神奈川県大会準決勝に進出した母校の野球部の試合を観に行った。僕自身が365日野球だけやっていたあの日々からはや15年!全国最多の200校前後が参加する神奈川県で、僕らの頃はまあベスト16や8まで行けば万々歳というのが正直な実力だったが、最近は素質のある選手が各地から集まり、トレーニング施設も充実、僕らの代から就任された監督の指導法も年々確立され、今では上位の常連校となり、2年前には40年ぶり(?)に春の甲子園に出場。当時のエースは、神宮の早慶戦であのハンカチ王子と投げ合う等、全国でも通じる実力が根付いてきて、我々OBを大いに期待させてくれている。今年は第一シード。前評判も高く、自分自身も帰国中。土日に大一番が重なったので、迷いなく真昼間から炎天下の横浜スタジアムに出動。

ところが、高校野球にも関わらず、何と球場は満員札止め!とてつもない長い列ができていて、入れそうもない。途方に暮れていたら、丁度野球部の同期で某TV局のスポーツ局に勤めている友達が、そーっと、関係者用入口から中に入れてくれた!同期や先輩後輩に会えるのも高校野球観戦の楽しみだが、こんな嬉しいおまけもついてきて、おかげでいい席で観戦ができました。なぜこんな混んだかといえば、

1、 神奈川の高校野球熱の高さ(ご存知横浜高校の松坂をはじめプロにも数多くの選手を輩出し、甲子園での勝率も高い神奈川の高校野球には、熱烈なファンが多い)
2、 「横浜-東海大相模」「慶応-桐光学園」と順当に全国クラスの強豪が準決勝まで勝ち進み、ハイレベルでの接戦が期待できたこと
3、 大会序盤に続いた雨の順延のおかげで、準決勝の好カードが土曜日に重なったこと

と色々予想される。4万人くらいの観衆を前にプレーできる選手は緊張もするだろうが、幸せだ。甲子園だって、8時試合開始のくじなんて引いてきたら、スタンドががらがらなこともある。下手な甲子園の試合より、レベルも盛り上がりも上回ってしまうのが神奈川の高校野球。

さて試合は一進一退の攻防。先制点、中盤での追加点と理想的な展開で2-0とリード。ところが、魔の7回に連打で一気に逆転。相手の見事な投手リレーでそのまま逃げ切られ、4-2で負けてしまった。でも、鍛えられた両チームががっぷり四つに組んだ素晴らしい試合。僕らの頃から変わらぬユニフォーム、応援歌、球場、監督に囲まれて鍛えられた後輩たちが、甲子園の常連校と堂々と渡り合う。負けた悔しさもあったが、そんな後輩を3時間ほどに渡って応援し続ける中で、前向きな感慨も覚えた。

球場からの帰り道、メンバー・控えを問わず、ボロボロ泣いている選手数名とすれ違った。その中にいたかはわからないが、一番記憶に残ったのは、2点を追いかける9回の無死一塁で代打に出て、初球を遊ゴロ併殺打してしまった選手。あの一スイングのために彼は何百万回素振りを繰り返してきたか。高校生という年代で人生の全てを捧げた努力が、トーナメントという大会の方式が故に、一瞬にしてジエンドを迎えてしまう。一度でも負ければ、もう同じメンバーで野球ができない。これが、高校野球の感動と、その裏にある残酷さ。彼が2年生であれば、先輩に対する後悔が一生胸に残り、3年生であれば、あの打席が何度も夢に出てくるかもしれない。でも、間違いなく言えることは、これから本当に楽しい人生が待っているに違いないこと。甲子園と言う明確な目標にまっすぐ努力していくのは、基本、単純だし楽しい。これからは、次の目標を見つけるまでに、色々回り道をする選手もたくさんいるだろうが、一旦目標が定まれば、一つのことを追いかけ続けた経験・強さは必ず生きるはず。「素晴らしい未来が待ってるから、今日は思い切り泣いて、明日からは思い切り笑って欲しい」 と無性に伝えたくなった。

なんて、何か感動しやすいそこいらのおっさんみたいなコメントになってしまったが、インターンで若干狭い世界に没頭していた一OBとしては、懐かしさと誇り、そして感動を貰い、書かずにいられなくなりました。
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インターン折り返し地点

2007年07月28日 | Job
インターン折り返し地点

先週末で最初に配属されたレバレッジドファイナンスの部署を卒業(できたのかな?)し、今週頭から次の部署である、自己勘定投資部門に移籍した。インターンも、折り返し地点を終えて後半戦突入である。

総括は全てのプログラムを終えた時点でコメントしてみようと思うが、前半を振り返ると、

・ 思った以上にMBAでの授業(コポファイとアカウンティングのみだが)や邦銀での経験がかなりストレートに利いてくる(=意味がある)こと
・ 数人に1人秘書さんがつく等、前職に比べて本業に集中する環境がきっちり整っていること
・ 外資というと外野から見ると華やかなイメージを描きがちだが、実際の業務は非常に泥臭い作業、読み込み、打ち込みが大半であり、ある種根気や忍耐力が勝負の分かれ目になるケースも多いこと 

などが印象に残っている。
本当はもっと詳しく書きたいのだが、非常に興味深い課題(一言で言えば、企業のValuationの裏の裏まできっちり説明できるようにという課題)を与えられているので、明日の出社までにクリアーにしていこうと思うので、これくらいで。
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麻布十番のクリーニング屋

2007年07月15日 | Japan
僕は、東京では会社の寮に入っていた1年間を除いて常に実家暮らし、NYでは逆に常に1人暮らしだったので、東京での1人暮らしは実はほぼ初めて。基本的には快適に楽しんでいるのだが、一点不便なのが、クリーニング屋。これが、朝の通勤時に開いていないのだ。

NYのクリーニング屋は大抵朝の7時にオープン。皆、朝のジョギングや通勤時にクリーニング屋に立ち寄ってドロップ&ピックを済ます。僕自身はNYではカジュアルだったので、クリーニング屋にお世話になる機会は少なかったが、こっちでは毎日スーツ。でも、平日の勤務時間は長く、土日も出勤あるいは朝からフル回転でプライベートを満喫しているので、基本的に家にいない。ところが、東京のクリーニング屋は平日は朝9時オープンの19時クローズ、日曜は閉店してしまうので、立ち寄れる時間がない。持っているシャツを全て日本に持って帰ってきているわけでもないので、そこそこ回転率を上げて回していかないと足りなくなる。コンビニで仲介してくれるところもあるが、通勤路にない上に、時間がかかる。

そんな僕がついに見つけた強い味方が、こちらのカラキヤさん。朝8時にオープン!麻布十番商店街の六本木ヒルズ側の終点の少し手前。非常に礼儀正しいご主人が、びしっと仕上げてくれます。

ちなみに、麻布十番の魅力は、都会の洗練さも織り交ぜながら、旧来の商店街のお店もかなり存続して雰囲気を保っているところ。街を歩いていても、外国人や若者に混ざってご年配の方も結構いて、落ち着いた空気を持った街です。
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元気にしてます

2007年07月10日 | Job
やはり、仕事をしているとなかなかブログの更新ができない。投資銀行のインターンは確かにきつい面はあるし、時間的拘束も長いが、かといって、四六時中仕事だけしているというわけでもない。外資とはいえ、日本人を中心とした社員たちが、日本企業を相手に、日本でビジネスしているわけで、当然日本的な時間の過ごし方も多い。ここまで3週間でも、赤坂の裏道を入った料亭にて、いわゆる日本の夜の接待系の一夜に連れて行ってもらった夜もあれば、会社の諸先輩方とのゴルフもあり。ランチはランチでインターン同期と六本木ヒルズ周辺のおいしい店を探索したりと、充実している。そんな日々の中で、ブログに書いてみたいことも多々あるのだが、何せほとんど家にいないので、書く時間がない。ベッドとシャワーと洗濯機以外に、この短期アパートのいかなる機能も利用していないイメージ。

なんか、今日も一日LBOモデルをいじくり回していたせいか、いまいちメリハリのない文章のまま、もう瞼が閉じる寸前。とにかく、六本木と麻布十番の往復の日々の中で、元気にやっております。メールや電話を頂いている方々になかなかゆっくり返事できていませんが、隙を見て是非会いたいと思っております。

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