加藤眞琴ブログ、ドローイングの日々。 Makoto Kato daily blog, of drawing.

アートは大人の遊びの精神、その遊びに夢中になっています。プログ.ギャラリーへお立ち寄りいただければうれしいです。

僕はあなたを愛します

2010-02-09 14:46:43 | 日記
と、真心から男が女にいうとき、彼は最高の詩人なのだ。 
自らの生のリズムによって、かれはコスモスのリズムをつくっている。
……
どんなに小さなものを愛してさえ、愛することさえ出来たら、私たちは孤独ではない。
……
空の青さをみつめていると
私に帰るところがあるような気がする
……
詩は何のためにあるのか。
詩は今日、満員電車の吊り皮につかまってそれを読む一人の禿頭の老人のためにある.詩は昨日、劇場の補助椅子に座ってそれを聴いた一人の青年のためにある。また、詩は明日、野原に寝っころがってそれを口ずさむ一人のお下げ髪の少女のためにある。彼らをひととき生かし、そうすることで、彼らを生活し続けさせるためにある。
詩を生活の時間の外のひとつの客観的な価値の如くに考えてはならぬ。人生は日々のものである。そして人生が日々のものである限り、詩もまた、日々のものである。日々使い捨てられることによってのみ、詩は自らを完成し得る。詩は一人の生のために使い捨てられるという栄誉をになうのだ。詩は詩と、それに感動する一人の人とによって、初めて完成するものだ。詩自身はそれだけでは何ものでもない。
………ひとつひとつの言葉がこころをゆるがせる。
詩人の言葉<谷川俊太郎の問う言葉、答える言葉>より。田村隆一全詩集と一緒に図書館で借りた本。愛、暮らし、青春、子ども、年をとる、死、詩などについて書かれている。この詩人も全詩集をつくったら分厚い本になるでしょうね。


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いきものは、生きている限り、視覚.聴覚.嗅覚.触覚…が躯を刺戟する…それをことば.形で表したい。