加藤眞琴ブログ、ドローイングの日々。 Makoto Kato daily blog, of drawing.

アートは大人の遊びの精神、その遊びに夢中になっています。プログ.ギャラリーへお立ち寄りいただければうれしいです。

詩と絵画

2009-12-29 14:53:55 | 日記
「その人」
この世でいちばん醜い顔を
思い描こうとして目やにのたまった眼や
うみつぶれたできものの額
黄いろくくちかけた歯を
福笑いのように並べてみるのだが
ばらばらのかけらがぼくの心の中で
ひとりの生きた人間の顔になると
醜さはどこかへ消えてしまって
ぼくは自分の顔に注がれる
その人の視線を感じる
<谷川俊太郎>
この詩は、ドローイングのようでもある。
人間の内側にはいり込んでくる。


今年の個展

2009-12-27 00:18:50 | 日記
今年は夏に、若い2人のミュージシャン一人はギター、もう一人はブルースハーモニカとボーカルのグループ〈MITATAKE〉のライブをギャラリーAMIROROでやることになり大作2点とドローイングなどで構成した、オープニングコラボにした。ライブのあとはパーティーでおもしろかった。来年4月、また〈MITATAKE〉が来る、楽しみだ。

サム・フランシス

2009-12-23 23:00:02 | 日記
北九州市立美術館へいったのだから門司の出光美術館へ行けばよっかったのだが、都合で行けなかった。ここにあるサム・フランシスの作品を観たかった。以前、絵具を滴らせたような大作のなかから顔をのぞかせている作家の写真をみたからだ。作品に囲まれた。満足そうな顔だった。作品を観たかったが残念だった。

暗い絵、明るい絵

2009-12-21 23:03:04 | 日記
これは色調にもよるが、観るひとの感じ方だろう。北九州市立美術館へいった。常設展をしていた。いい作品がある。ニュ-ペインティングの大作もあり見ごたえがあった、バスキアの「消防士」もあった。色調は明るいが、これはなにかと、考えた。日本の作家の林武の初期の作品もみられた。暗いが細やかな作品だ。これは収穫だ。

瑛九

2009-12-20 22:22:17 | 日記
この作家の作品は、なかなか観ること、難しい。宮崎県立美術館へ通わなければ、その全体像をみることが困難だと思う。その一端を観たくて、宮崎へ行ってきた。やはり、凄いひとだ。抽象画もさることながら、フォトグラムがよかった。美を追求する、実験性、前衛性に驚かされる。そして、この常設展、なんと、無料なのだ。通うには遠いけど、また行きたい。宮崎県立美術館、がんばってほしい。

画家の家

2009-12-19 22:15:04 | 日記
作家の家を訪問することがあるが仕事場をみせる人はほとんどない、ただ建物は佳い、今度の訪問先もそうだ。築30年とのことだが薪ストーブあり、コレクトした作品が壁面などにあり、どれも優れものだ。ビールとごちそうをいただきながら作家談義になつたり建物ばなしになったり、豊かなひと時を過ごさせてもらった。MITATAKELIVEの時間になってきたので会場にでかけた。

絵描きともだちとミュージシャンライブ

2009-12-18 18:12:01 | 日記
個展を見にいったり、来てもらったりしているうちに親しくなった作家がいる。リリックな作品を創るひと。明るいイエローなど見事。彼女が住んでいる近くにおしゃれな店があり、住宅街にあるぼくの小さなギャラリーでライブをした[MITATAKE]がライブをするという、ギターとハーモニカとボーカルの若くて魅力あふれる2人の演奏家だ。
彼女のお家訪問をかねて行くことになった。この訪問記などは、後日…愉しい夕べだった。                                     

松本竣介

2009-12-15 22:28:29 | 日記
松本竣介という画家を知っている人は、もう少なくなっているかもしれない。このテンプレートは、この画家の絵を思い起こさせる。竣介は街をテーマに秀逸な作品を描いた戦中、戦後の作家だ。桐生の大川美術館で観られる。その館長の大川さんも亡くなられたときく。偉い方だった。













加藤眞琴プログ、ドローイングの日々。gallery,amk8

いきものは、生きている限り、視覚.聴覚.嗅覚.触覚…が躯を刺戟する…それをことば.形で表したい。