待機の日々

画像付き日記のようなもの

座頭市物語

2008-09-23 23:52:40 | 最近見た、動画
勝新太郎の代表作とも言える座頭市シリーズの記念すべき第1作目。盲目ながら刀の達人である市の活躍を描いた時代劇アクションです。時代劇の巨匠・三隅研次監督による殺陣は、緊張が張りつめ、まさに芸術的。また、市を演じる勝新太郎は、盲目の役どころなため終始目を閉じたままであるにもかかわらず、あたたかい人情味を湛え哀愁を漂よわせる名演技を見せています。共演は、明智小五郎役で有名な天知茂と、『座頭市兇状旅』でも勝新太郎と共演した万里昌代。
座頭の市(勝新太郎)が、飯岡助五郎親分の元を訪ねた。この座頭の市、助五郎に言わせると、「目が見えないが刀の柄に手を掛けただけで、相手が震え上がる」ほどの剣の使い手。市は親分に出入りになったときは手を貸してくれと言われるが、乗り気ではない。ある日、市は釣りに出掛け、平手造酒(天知茂)という浪人と心を通わす。だが、平手は笹川繁造の用心棒であり、市とは敵味方の関係であった。市を慕うおたね(万里昌代)が心配するなか、対決の時が訪れようとしていた…。

監督:三隅研次/原作:子母沢寛/脚本:犬塚稔 
出演:勝新太郎、天知茂、万里昌代、島田竜三、柳永二郎、南道郎 他 
1963年 / 日本 1時間35分