しあわせCafe Amiブログ

TMO幸手(幸手市商工会)の空き店舗対策事業で開店した「しあわせCafe Ami」のマスター(仮)のきまぐれブログです。

橘 守部 って知っています???

2006-10-29 12:34:56 | 幸手の情報です!
 橘 守部という人物ご存じですか 江戸時代後期の国学者(古典を研究することにより、日本固有の生活や精神を理解しようとする学問)です。
 29歳の時に、武蔵国葛飾郡内国府間村(現 幸手市内国府間に移りました。この地で学問に励み、多くの著作を残したそうです(49歳の時、再び江戸深川に戻る)。当時の国学界が、本居宣長の学説が主流であったのに対し、守部は宣長の学説を批判し、独自の学説を展開したそうです。
 幸手で生まれた(子の)二代目 橘冬照と続き、代々国学を研究していました(三代目 道守四代目 純一(二松学舎にゆかりがある方))。
 実は、幸手商業高等学校地内(幸手市北1)に橘守部翁遺蹟碑があります。昭和天皇の即位大礼(昭和3年)のとき正五位追贈を記念して、翌4年町民有志により建てられました。
 著書は、『稜威道別』・『稜威言別』。その業績は、香川景樹、平田篤胤、伴信友とともに天保の国学四大家の一人に数えられています
 また、市指定文化財として、橘守部の書簡もあります。

PS 碑の見学については、幸手商業高等学校(42-1303)まで