歌舞伎の片岡仁左衛門が人間国宝に認定されたそうだ。
もうとっくに人間国宝になっているとばかり思い込んでいたから、
まだだったのか!?という意味で驚いた。
片岡仁左衛門と聞くと私はどうしても父上である13代目を最初に思い浮かべてしまう。
父上もハンサムで素敵な役者さんだった。
今の仁左衛門で私の記憶に深く刻み込まれているのは
やはり襲名前の「孝夫」の時の姿だ。
美しいお顔、すらりとした長身。声も良かったねぇ。
坂東玉三郎とのゴールデンコンビはこの世のものとは思えぬほど美しかった。
舞台を見に行くと、いつもオペラグラスでお顔のアップを見ては
孝夫が眉を動かしたりキメ顔をするたびに
「ふぇ~」とか「ひぇ~」とか呟くものだから
一緒に行った友人がくすくす笑っていた。
人気絶頂の頃にはテレビドラマにも出ていたが、
何故だか現代劇は歌舞伎の舞台上ほどの美形には見えなかった。
だから、好きな男性の顔は?と聞かれるといつも
片岡孝夫の「化粧した顔」と答えていた(笑)
大病されて心配したが、なんと71歳になられたのだね。
心よりお祝いを申し上げます。
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