アメコミとラーメン

ウィットに富んだ会話が楽しめた、Amazing SPIDER-MAN 917(23)、918(24)号



続きが気になってAmazing SPIDER-MAN (ASM) 917号、918号を読み終えたのでレビュー。筋書をZeb Wells 、画をJohn Romita Jr.(“JRJR”)インクをScott Hannaがそれぞれ担当。物語がゆっくりと進行している中でJRJRのとインク、彩色のチームの画は絵本のように綺麗だった。

添付画像はAlex Rossが描いているASM 917号、918号villain variant coverを繋げてみた。彼が描く悪人はRomita Sr.(本編を描いているJRJR.の父親)時代のそれが元ネタだね。良いぞ。

粗筋を手短に紹介。別次元から転送されたSPIDER-MAN (Peter Parker)。取り残されたMary Jane Watson (“MJ”)を救うため、ニューヨークの街を奔走する。

今回も気に入った台詞やシーンを紹介。いろいろこれまでの伏線が回収されてきた。Peterは1週間前の世界に戻ってきてしまった。だからNormanはPeterの予言を前々号で話していたんだな。

FANTASTIC FOUR (“FF”)なり、CAPTAIN AMERICAなりは手助けしようと声を掛けるが、捕らわれの身のMJが心配で他の道を探すシーン。そして街に住む普段は友好的なヒーロー達を裏切る形となった。もどかしいね。

1週間前のどこだかに着いたPeterの台詞。”Also I don’t know how to steal a car. Decent at stealing clothes.” 車の盗み方はしらないけど、服を盗むのは得意だと?駄目じゃん的コメントが楽しい。

918号では917号から時間が経過したことが示唆されている。ここがまた、次の伏線だったりするわけだ。別の次元にいるMJが経験している時間とは違うんだよね。

FFのメンバーBenが夜食のサンドウィッチをReedに咎められ、彼から隠すシーンは個人的に好き。ヒーローだって人間なんだって感じがね。

そんなReedとFFの基地から勝手に、核融合装置を持っていこうとするわれらがSPIDER-MANの会話。”Why didn’t you just ask?” “Can I have this mini fusion reactor?” 時間がない中でも彼なりのユーモアのセンスを発揮するPeterは素敵だ。ここでも前号からの伏線が回収されている。ASM 917号にてFFの基地の警報装置に彼が登録されているため、基地に侵入されても警報は作動されなかったわけだ。上手いね。

Peterが核融合装置を持ち帰った後のNormanの台詞。”The quantum cables you borrowed from Stark needed aggressive modification to fit the plank-drive Felicia procured from Moon Girl.”ここでNormanの言葉borrowedやprocuredを文字通り受け取っちゃいけない。絶対無断で持ってきているからね。ASM 918号での会話の多くは爆笑とまでは行かないがクスクスと笑えるウィットに富んだものだ。

今回の騒動の元RabinがBlade of Decayなるナイフに刺されたわけだがこれ誰がやったんだ。PaulかMJか。何れにせよ、別次元のMJの側の話は次号で明らかになる。気になる。
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