先月はFriendly Neighborhood SPIDER-MAN (FNS)が2冊も届いた。31(7) 、32(8)号をレビュー。(Legacy Numberとカッコ内が2019年再発売してからの号数)
筋書きをTom Taylor、画をKen Lashley、FNS 32号の1ページをScott Hannaが担当。添付画像は31号の表紙。Andrew C Robinsonによる作品。今回の話に登場しているProwlerが出ているのでこちらを採用。32号はvariant coverを買ったが、デザイン的にワクワクしないので31号の表紙で良し。
まずは粗筋から。久し振りに一話完結じゃない。May伯母さんの運営するホームレスのための施設に、Prowlerが忍び込んだ。間の悪いことに、そこにSPIDER-MANとBoomerangが鉢合わせ。BoomerangがProwlerに投げたブーメランが爆発し警察沙汰に。後にSPIDER-MAN がHobby Brown (=Prowler)の元を訪れる。彼から、このホームレスの施設への募金の基金に犯罪者のお金が流入していることを告げられる。
まずは、31号の子供の頃のPeterとBen伯父さんの会話。ホームレスの人にお金をあげた後のPeterの質問とBen伯父さんの答え。”What happens if he spends it on something bad.” ”That’s not for us to judge.” 一部のアメリカ人は税金を所得の低い人に使うことを非常に嫌がる。それに対する皮肉なんじゃないかな、この台詞は。そしてBen伯父さんのように考えるアメリカ人もいることを忘れてはいけない。
May伯母さんの台詞。”This city has helped so many strangers.” んーん。これはTrump大統領の移民に対する厳しい姿勢に対する抗議だな。前段の台詞と合わせ、Taylorの宗獅ェわかるね。
少し真面目過ぎたので、いつものTaylor節。Peterの同居人Randyの携帯がけたたましく鳴った。サイレントモードになっていると主張するRandyに対し、Boomerangが抗議したことを受けたRandyの台詞。”It’s silent at the F.E.A.S.T center. Not here.”携帯への発信先では静かって話。
FNS 32号でのSPIDER-MANの場当たり的な推理に対するHobbyの駄目出し的な台詞。”You’ve been doing this for so long. You still such a terrible crime solver.” 確かに根拠のない推理ではあったな。
この話の行方はまだまだわからないが、タイトル通り、親愛なる隣人的活動をSPIDER-MANが行っている。Taylorが考えるSPIDER-MANのあるべき姿なのかもしれない。オイラもそれに大賛成。
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