アメコミとラーメン

Renew Your Vows最終回、今月のSPIDER-MAN


今月は、御用達からのアメコミ到着が早かったので、早めにレビューできる。今回のレビューはRenew Your Vows (“RYV”)5号のみ。と思っていた矢先にデジタルではAmazing SPIDER-MANがもう読めるんだ。(印刷されたやつも日本に入っているのかな。)

筋書きDan Slott、画をAdam Kubertが担当。

今回は、インクを入れた人にも着目。中身のインク担当は、Scott Hanna、添付の表紙画のインクはJim Campbellがそれぞれ担当している。Campbellの Mary Jane (“MJ”、添付画像左)のアイラインが強調され過ぎているかな。好き嫌いで言えばHannaの方が柔らかくて好き。Hannaのインクは、John Romita Jr.が描いた SPIDER-MANが印象的だったな。2001年12月の9/11に関する名作も彼がインクを担当している。(Amazing SPIDER-MAN 36号、Marvel Wikiaで確認。)

まずは、粗筋から。Regentなる悪人は、彼がこれまで唐オてきたヒーローの力を身に着け無敵の存在。SPIDER-MAN ことPeter Parkerも、彼に捕まってしまった。Peterの妻MJと、娘Annieは、HAWKEYEを始めとする反乱軍に合流し、Regentへ反撃を開始した。

今回も、気に入ったシーン、台詞を紹介。今回もMJの決め台詞が光る。”You hit the jackpot.”これまでMJはよくこの言葉を使って来たのだが、今回はRegentに対しての言葉。この台詞は、一般的にスロット・マシーンで大当たりした人に対して使う言葉。幸運を掴んだ相手にMJは使うのだが、今回は逆だな。

Regentの部下との戦闘中に、自分たちのコードネームは何が良いかを話し合うAnnieとMJの会話は、ほのぼのとしていて良い。Annieのそれは、AMP 。Annie May Parkerの頭文字とAmplifier即ち増幅器と鰍ッ合わせている。

Peterの開発したスーパーパワーを抑える装置。彼の娘Annieがそれを使ってRegentの力を奪う。そして、Peterが囚われの身から、自らを解放するのは、家族への思い。RYVでは、家族の絆が物語の中心だね。これは、最後にほのぼのとした朝食のシーンで物語を終えることからも伺い知れる。

その最終シーン。「(They lived) happily ever after.(日本では「めでたし、めでたし。」か。)では終わらず、To be continued.で終えます。」とのSlottが締めくくる。理由も書いてあるのだが、将来への伏線を感じるな。

さて、RYV 5号に至ってちょっとわからなくなったのが、Regentがどうやってこれまで唐オてきたヒーローの力を持ち続けるのかという点。RYV 4号で、解剖するシーンがあるので、ドラマHeroesのSylarのように、解剖すると力を吸収できるのかと思っていたが、何か、死体を収容している機械から力を転送されるようでもある。どっちなの?

一点、非常に気に喰わないところ、コマの読み方がわかり辛い。最悪なのは、プレーボーイの中綴じャXターみたいなMarvelの宣伝が、見開き2ページを分断したこと。右のページを読んで、左のページから台詞が続いたことがわかった時にちょっとムッと来たな。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「アメコミ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事