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バンコクでロングステイ始めました!

バンコクロングステイのあれこれを記録代わりに記事にしています。

タイのお茶漬けカーオチェー

2025-03-14 08:59:46 | ロングステイ

チュラ大文学部Intensive Thai講座における課外活動の一環として、土曜日に行われた日帰り小旅行に参加してきた。凡そIntensive Thaiは、90時間の授業と10時間の課外活動から構成される。このうち課外活動は、タイの文化に触れながら、生徒同士あるいは先生との親交を深めることを目的としており、期間中計3回の催しが組まれている。参加は強制ではないが、単位認定に必要な総出席時間80時間にはカウントされるので、何らかの理由で授業を4日休む生徒は、全ての課外活動に参加しなくてはいけない。高い授業料を払っていることもあるが、とにかく面白い企画が多いので、私は今まで一度も欠席したことはない。受講中のレベル4では、小旅行の他に、ソンクラーン(タイ正月)パーティーと「タイ語で話そう」という二つの企画が用意されている。過去には、料理教室、タイ舞踊講習会、クイズ大会、歌謡コンテストなどがあった。スコールに見舞われると困るので、小旅行は寒季と暑季限定のイベントとなっている。

今回の小旅行では、レベル4から7までの生徒が、2台の観光バスに分乗して、バンコクの西北、チャオプラヤー川に浮かぶクレット島(ノンタブリー県)を目指した。タイ語では「島」という単語を使っているが、蛇行するチャオプラヤー川を短絡させた際にできた3.5㎢の中洲である。クルマが入ることはできないので、渡し船で川を渡り、寺院見学、陶芸体験、マーケット散策、食事を楽しんだ。どれも興味深かったが、オヤツにタイのお茶漬「カーオチェー」を初めて食べたことが、自分的には印象深い。

カーオチェーをお茶漬けと表記したが、日本のように、熱い緑茶や焙じ茶、出汁、白湯をかけるのではなく、冷たい水を注ぎ、氷を乗せる。冷たい食べ物なので、暑気払いにはもってこいだ。ご飯はバタフライピーで鮮やかに色付けされていた。一方、付け合わせは複数あり、この店では、豆を甘く炊いたもの、小さな厚揚げを含め煮にしたもの、味を付けた豚肉を解したもの、大根の煮付け、乾燥ネギ、の5種が小鉢で添えられていた。ネギ以外は、どれも濃いめの味付けなので、水漬けのご飯とよく合う。日本と異なるのは、ご飯と具を一緒にしないことと、箸ではなくレンゲを使うことである。先生によれば、味が混ざるので、別々に食べるのが基本だと言う。ご飯の上に具を乗せて、熱いお茶をかける日本との違いは面白い。

広大な海を越えた4600km彼方の地に、同じような文化を見つけて、私はほっこり嬉しくなった。

 


チュラ大Intensive Thai Level 4始まりました

2025-03-04 18:17:46 | ロングステイ

2月28日からレベル4が始まった。普通なら、奇数月の1日開始なのだが、ソンクラーン(タイ正月)の連休前に授業を完結させるために、逆算して、2月末日からの開始となった次第。レベル4は中級の入口であり、レベル6まで修了すると、晴れてGold Classの証書が発行される。今回のレベル4は2クラスあり、私が属するThai 4-Aは、男5名、女7名の計12名だ。内訳は、日4、中2、英2、香港、台湾、マカオ、瑞典が各1名で、男女比は6:6。休み時間には中国語が飛び交っている。このクラスの特徴は、中途組が多いこと。1-2月のThai 3から進級してきた直行組は3名だけで、私のように間隔を空けている者が3名。その他に、他所の学校で学び、編入試験を受けて、Thai 4に割り振られた猛者が少なくとも5名はいるのだ。初対面の生徒が多いせいか、クラスの雰囲気は、まだ重くて硬い。しかし、タイ語を学ぶというベクトルは一致しているので、皆熱心であり、良い意味での緊張感がある。

Thai 4の教科書は全部で128ページ(8章)あり、Thai 3の106ページと比べると、やや厚くなったが、Thai 3とは異なり、2章毎の模擬問題や最終試験の模擬問題が付いているので、実質の分量は変わらないと見て良さそうだ。では、内容はどうだろうか?

1. 1章に3日を費やしたThai 3と異なり、2日で仕上げるので、密度が高い。予習、復習の手を抜くと、ただ座って居るだけのお客さんになってしまいそうだ。

2. 10行に届かなかった読解用の例文が、倍以上の長さになった。第2章なんて、会話文とは言え30行超えだ。これに伴い、新出単語や熟語の数も増えた気がする。

3. 文法のウェイトが高く、例文に沿って詳細な解説がなされる。昨日は、同じ単語を二つ重ねることで表現されること4種をみっちり教えられた。

4. Thai 3と同じく、4回のプレゼンテーションがある。発表時間は5-7分とThai 3と殆ど変わらないが、求められる内容がより複雑になり、採点においても、論理性やテーマの掘り下げ方に関する配点が増えた。1回目のお題は健康管理であり、何をどのような方法でやっていて、その結果はどうなのかを説明せよ、と言う注文が付いている。

5. 授業では、読むこと、聴くことに軸足が移った。解説はほぼタイ語。先生の発音はとても明瞭だが、容赦ないスピードだ。一方で、指名されて答える頻度は、明らかに減った気がする。また、話す、書く、のスキルアップは、今後、宿題やプレゼンで補われるものと思われる。

授業開始3日目にして、早くも消化不良を感じるが、熱心な先生方の期待を裏切らないようにしたい。

 

 


2月のバンコク

2025-03-01 11:58:14 | ロングステイ

バンコクに移動して1週間が過ぎた。ロングステイを始めた昨年のような新鮮な感覚は薄れ、自分が収まるべき場所に帰ってきたな、と言う安堵を感じる。移動直後は流石にやるべきことが多く、両替、銀行口座への入金、在留届の提出、日用品の買い出し、それに掃除と、そこそこ忙しかった。合間を縫って、多少の運動やタイ語の復習をこなしたが、コンドミニアムのプールで、仰向けに浮かんで空を見上げると、何故か気持ちが安らぐ。繁華街の喧騒も、屋台の活気も、耳に飛び込んでくるタイ語も、名物の交通渋滞さえも懐かしい。まるでバンコクが第二の故郷になったかのようだ。

この時期、プールの水はまだ冷たく感じるが、日中は汗ばむほどだ。夕方になると気温が下がり、エアコンのスイッチを切ってもいいくらい快適になる。一方で、報道されているように、バンコクの大気中のPM2.5濃度は高い。今週は雨が降った日もあり、指数は65〜80とやや低下したものの、マスクをしていても、喉のいがらっぽさは抜けない。目の痒みと鼻水でどうにもならない花粉の東京よりはまだマシだと、自分に言い聞かせている。3月からは気温がさらに上昇し、耐えられるかどうかわからないが、4月の酷暑を初めて体験する。そして、これまた初めてだが、ソンクラーン(タイ正月)を楽しみ、ゴールデンウィーク前の心地よい日本に戻る計画だ。バンコク滞在中の1番の楽しみは、チュラ大で知り合った友達との再会であり、色々なことを沢山語り合いたいと思う。


羽田空港にて

2025-02-25 03:37:30 | ロングステイ

21日の全日空便で再びバンコクに戻って来た。羽田空港では、旧称が国際線ターミナルだった第三ターミナルではなく、全日空の国内線ターミナルだった第二ターミナルからの出発であり、国際線=第三ターミナルと刷り込まれていた私は、同社から注意喚起メールを貰わなければ、第三ターミナルで絶叫していたところであった。

もとより第二ターミナルには、国際線が細々と就航していたらしいのだが、コロナウィルスのパンデミックにより中止となり、一昨年の7月に5便の運航を以って再開されたようである。爾来着々と便数を増やし、今回私が利用したNH847便も、いつの間にか第二ターミナルに移っていた、という訳だ。なるほど、施設は最近できたばかりのように明るく、ピカピカであり、チェックインカウンターにも余裕が感じられる。出国審査を抜けた後にあるANAラウンジにいたっては、収容能力がとても大きく、これまでの芋を洗うような混雑が見事に解消されていた。今はまだアジア線と欧州線が中心だが、近いうちに全日空国際線の主力ターミナルになるのは間違いなさそうだ。

惜しむらくは、ターミナルビルの端にあること。特にJR蒲田駅からのシャトルバスとの相性が悪く、停留所でバスを降りてから、ゴルフバッグを担ぎ、スーツケースを引っ張って、「Terminal 2 International」の表示を頼りに延々と前方に歩くことになった。その距離は優にミドルホール一つ分あったように思う。国際線の矢印がある入口に辿り着いた私は、そのまま建物の中に入り、視野に入った一番近いチェックインカウンターに向かった。少しの安堵と共に重い荷物を下ろして、パスポートを渡し、「バンコクまで」と伝えると、その若い女性の係員は、お疲れ気味の年寄りを労わるような優しい笑顔でこう言った。

「お客さま、国際線の出発は3階でございます。」と。嗚呼、事もあろうに、私は国内線のカウンターに駆け込んでいたのであった。

 

 


夢に出てきそうなタイ料理

2025-02-18 16:48:40 | ロングステイ

待望のフライトまであと一週間を切った。ようやくこの寒さから抜け出せるかと思うと、嬉しくてたまらない。日本は日本で良いところもあるのだが、歳を重ねるにつれて、寒さに対する耐性が確実に落ちた気がする。加えて、すでに目の痒みが始まり、東京に花粉の嵐が吹き荒れるのも時間の問題であるからして、脱出するなら今しかなさそうだ。しかし、バンコクはバンコクで、大気中のPM2.5の濃度が極めて高い上に、暑季に向かって暑苦しくなっていくので、いいことづくめではない。また、満開の桜を愛でることができないのは、日本人として痛恨の極みだ。今回のロングステイは4月下旬までであり、①花粉の回避、②ソンクラーン(4月のタイ正月)初体験、③チュラ大文学部のタイ語中級講座(レベル4)受講、が主な目的である。タイ語は今年中に中級を卒業(レベル6)する計画だ。渡航を機に、サボっていたブログの更新頻度も上げていこうと思う。

さて、東京の自宅にいる間は、和食中心、ときどき洋食、たまに中華なので、すっかりタイ料理ロスになってしまった。4カ月振りにバンコクに行ったら、真っ先に食べたいものがある。それは決して特別な料理ではなく、食堂や屋台に行けば、50バーツ(約230円)程度で手軽に食べることができる庶民の味だが、東京のタイ料理店では滅多にお目にかかることができない。コラーゲンたっぷりのほろほろでとろとろ、少し甘めの味付けで、小さなニンニクと一緒に食べると、口の中は幸せで一杯。付け合わせの青菜や酸味のある漬物「パッカードーン」で箸休めをし、テーブルに置かれている小さな青唐辛子を齧って口の中をリフレッシュすると、いくらでも食べることができる恐ろしい代物だ。極め付けは、味の浸みた煮玉子であり、これだけでも立派なつまみになってしまうのである。見た目とは裏腹にとても手間のかかる料理であり、店先で丁寧に煮込まれているところを見ると、下拵えの大変さに頭が下がる思いがするが、それだけに完成した一品は比類なき美味さだ。

もちろん店によって味に差があり、ガイドブック的には、シーロム通りの西の端にあるチャルーンセーンが有名だが、私にはここの味付けは甘すぎる。お気に入りは、チュラ大の南門近くにあるカームーチュラーや地下鉄ルンピニ駅そばのカームーボンカイであり、店で食べるだけでなく、金魚袋に入れてお持ち帰りにし、家でビールの肴にすることもできる。

ここまで料理名を書かずに引っ張ってきたが、その料理とは、豚足煮込み飯。タイ語で、「カーオ(ご飯)カー(脚)ムー(豚)」と言う。ああ、今夜の夢に出てきそうだ。。。