【登場人物】
・初老の男性
・店員(俳優の“出光元”似。年齢も同じくらい)
【場所】
・スーパー玉出 林寺店
【日時】
2008年3月18日(今日)
初老の男性がパンコーナーの前で立ち止まって、何か悩んでいる。
男性の前方、店の奥で店員が他の店員と世間話をしている。
初老の男性が店員に気付く。手を挙げて「こっちへ来て下さい」と合図する。
店員は明らかに気付いているが、男性を無視。世間話を続けたまま。
男性はもう一度手を挙げて合図をする。店員はこれにも気付いているが、無視し続けたまま。
痺れを切らした男性が、店員のところまで歩み寄り、店員の着ていた黄色のジャンバーの裾を引っ張る。
店員:あ?
男性:(買おうとしている)パンの値札がないから、値段がわからへんわ
店員:あたし“パン”の人じゃないから、わからない
男性:でも、他の店員に聞くとか・・・・
店員:あたし“パン”の人じゃないから、わからない(1回目よりも声高に)
店員の態度からは、明らかに“ウザいから、早よどっか行け!”のオーラが・・・・。
諦めた男性はパンコーナーへ戻る。
男性がパンコーナーに戻るや否や、件の店員が、男性目掛けて猛スピードで駆け寄って行く。
店員:“パン屋”さん!、“パン屋”さん!
何事かと思って見ていると、男性の向こう側に“パン担当の店員”が居た模様。
パン担当を呼び付け、男性の方を指差しながら「お客さん、お客さん」と、まるで人事(ひとごと)のように言う。
パン担当:(男性に向かって)何ですか?
男性:これ、なんぼ?
パン担当:98円です
男性は値段がわかり納得した模様で、買おうとしていた「ヤマザキ スイートブール」をカゴの中へ入れる。
パン担当の店員が立ち去った瞬間、件の店員(出光元)が再度駆け寄って来て、
(スイートブールを手に取り、バーコード部分を指差しながら)
店員:パンの値段はね、ココに書いてあるの! ココを見て下さいね!
男性:(バーコード部分を見ながら)でも“110円”って書いてある
店員:1割引きだから98円ね!(得意気に)
後から確認したのだが、確かにバーコード部分に「1100」と4桁の数字が書いてあり、他のヤマザキ製品にも同じようなものが書いてあった。
言われてみればわかるが、まず気付かないだろう。
そんなことより、おい店員よ・・・・、
(値段が書いてある場所を)
知っててんやんけ!!
まだ居ててんな、こんな
“化石”みたいな人。
サービスの欠片(かけら)も有らしまへん。
オレやったら“阿倍野の再開発”なんかせんと、このオッサンの“再開発”するわ。