いるまねこの会公式ブログ “にゃんこAid”

埼玉県入間市の動物愛護団体「いるまねこの会」のブログです。見捨てられた子たちにも1匹ずつの幸せ物語・・・

ご挨拶

私たちは公益財団法人どうぶつ基金(佐上邦久理事長)が主催する「さくらねこ不妊手術事業」の協働ボランティアです。
今回入間市内のさくらねこ不妊手術事業を行うにあたり、公益財団法人どうぶつ基金から5頭の不妊去勢手術費全額を負担していただきます。
公益財団法人どうぶつ基金に寄付をしていただいた皆様に心より感謝申し上げます。

コラム「空ちゃん事件に思う」

2007年03月24日 | 活動日誌
会報に寄せられたchieko会長のコラムです。

「空ちゃん事件に思う」
ねこを虐待殺害し、写真を“2ちゃんねる”のネット上に公開していた青年が二月八日、懲役6月・執行猶予三年の判決をうけました。アスベルガー症候群(知的障害のない自閉症)の既往症あり。なんともやりきれない思いです。のちに「空ちゃん」と名づけられたこの猫は戻りません。
裁判で罰を課せられて虐待がなくなれば、空ちゃんはその人間を許してくれるでしょうか。また、川崎の男が動物病院から貰い受けた子猫の指をきって、苦しむようすを楽しんだという事件の裁判もこれからあります。
残念ながら虐待はなくならないでしょう。でもわたしたちは「空ちゃん」に許してもらう努力をしなくてはなりません。
飼い主のいない猫をいじめない、ようすのおかしい猫をみたら助けてください。罠を仕掛けていたり、薬がまかれていたりしたら警察に知らせてください。
東京都千代田区に“ニャンとなる会”がありますが、その会長さんにこんなことをいわれました。『餌やりさんは大切にしてね。不妊手術をしたらその人たちは必要になるんですから』確かにそのとおりです。それには前提があります。千代田では区民の要請で保健所が猫の捕獲をやってくれるため病院へ簡単に運べますし、助成金もたくさんでます。入間市ではとても望めませんがいつかは、、、と願います。会では餌をやるなら手術をしてやってくださいとお願いしています。しかし、費用がかかります。えさやりさんだけではとてもできないことが多いのです。これを読んで下さったみなさんへ、今よりもねこを増やさないようにするために身近にいるねこの不妊手術をぜひやりましょう。また、ねこの会への御協力をお願いいたします。

殺処分の現状(埼玉の場合)

2007年03月21日 | たび猫日記
何人かで会報のためのコラム記事を書きました。順次紹介していきます。

「たび猫のコラム・殺処分の現状」からです。
2005年、全国の行政による殺処分数は、前年よりも減ったと言っても36万頭でした!犬が13万900頭。猫が22万6千匹。そのうち譲渡会で里親さんが決まり、貰われて行った子はわずか4%だそうです。 行政のペット引取りも有料化されつつあるようですが、料金は最高で東京都の3000円、ほとんどの地域が2000円ということです。最低額は千葉県の子猫の引き取り料金で400円です。あまり高額であれば犬猫の遺棄が増加するだろうと言われていますが、これがペットの命の値段なのです。
 私たちの住む埼玉県はどうでしょう。江南町の動物指導センターに持ち込まれた犬猫の2005年のデータです。
・殺処分された犬は3千597頭。そのうち子犬が926頭、成犬が2千671頭です。
・殺処分された猫は4千894匹。そのうち子猫が4千151匹、成猫が743匹です。

・里親さんに譲渡された犬は、子犬が198頭。成犬が33頭で全体の約6%でした。
猫は子猫が140匹。成猫が4匹で、わずかに全体の2.8%です。100匹のうち97匹の猫は二酸化炭素の充填された処分室で、決して安楽死とは言えない窒息の苦しみの中で死んでいきました。

追記:読売新聞に掲載の定時定点回収車(捨て猫回収車)についても考えていかなくてはなりません。
これは「みゆき楽団歳時記」の記事~「関連レポート記事」へのリンクです。