3分写真テクニックとか何とか

『3分写真テクニック』は、”いい写真が撮れるちょっとしたコツ”を紹介していきます。

カメラブランドの移籍先は?!

2020-06-27 01:05:09 | カメラ・写真
こんばんわ!ソヨカゼペンギンです

カメラ業界で今年一番のニュースと言ってもいい出来事が起きました
オリンパス、カメラなど映像事業を分社化。投資会社に譲渡へ

まさかあのPENシリーズで知られるオリンパスがカメラ事業からの撤退するとは・・・

最初はビックリしましたが、一方で、これまでの国内カメラメーカーの変遷を見れば、カメラブランドの移籍は幾度となく行われてきました

今日は、そんなカメラブランドの変遷の例を紹介します


①α(アルファ)シリーズ

https://www.sony.jp/ichigan/lineup/

現在では、ソニーのデジタルカメラブランドとして知られていますが、元々はミノルタというメーカーのカメラでした


ミノルタは1928年にカメラメーカーとして創業
カメラといえばマニュアル操作が当たり前だったところから、1985年にα7000という世界初のオートフォーカス対応の電子化されたカメラを開発して、世界中で大ヒットとなりました

その後、デジタルカメラ開発の遅れなどから売り上げを落としていったこともあり、2003年にカメラメーカーのコニカと合併しました


そうして生まれたのが、皆さんもよく知っている、コニカ・ミノルタです


コニカも、世界初のストロボ内蔵カメラ世界初のオートフォーカス搭載カメラを開発するなど高い技術力を持ったメーカーでしたが、そんな両社が合併しても時代の波には逆らえず、2006年にカメラ事業から撤退し、α(アルファ)ブランドはソニーに引き継がれました

②PENTAX(ペンタックス)

現在では、プリンター・カメラメーカーのリコーの傘下のカメラブランドですが、元々は旭光学工業株式会社(後にペンタックス株式会社)というメーカーのブランドでした


ペンタックスは1918年に創業し、「PENTAX SP」など数々の名機を生み出してきました
特に、世界初の”クイックリターンミラー”(※シャッターを切る瞬間だけ自動で跳ね上がるミラー)や、”ペンタプリズムミラー”(※ファインダー部分に入っている多角形状の鏡)搭載のカメラを開発するなど、一眼レフカメラの完成形を作った会社でもあります

https://news.mapcamera.com/maptimes/%E5%88%9D%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%80%82%E3%80%80%E3%81%9D%E3%81%AE2%E3%80%80%EF%BD%9E%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E4%B8%80%E7%9C%BC%E3%83%AC%E3%83%95%E3%82%AB/

2008年に、光学メーカーのHOYAに買収されてHOYA PENTAXとなり、さらに2011年にはカメラ部門がリコーへ譲渡されました

現在のリコーは、リコーブランドと、PENTAXブランドの両方のカメラ製品を販売しています


このように、ヒット製品を生み出したカメラブランドであっても、様々な戦略で親会社が変わっていくことは、よくあることなんですね

オリンパスも、デザインがオシャレで使いやすいカメラが多いので、親会社が変わってもブランドが残り続けてほしいです


それではまた明日


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