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ワンダーランドの日記帳goo

話題は何でもアリスです。ブログ人のワンダーランドの日記帳そっくり
引越しました。記事は検索機能で見つけて下さい。

L~change the World

2012-01-28 18:07:54 | 映画

1月27日、夜9時からテレビで放映された。

映画は見に行ってなく

DVDもあるのだろうけど、

見たことがなかった。

薦められてみたら・・・・

なんと

面白かった。

デスノートもコミックで

好きだったので、

本編デスノートは

映画ではみたいと

思わなかった。

このLが主人公の作品、すごくいい。

バイオテロの組織と戦うLと、将来の

Lの後継者になるニアがでてくるが、

コミックとは設定が違う。

デスノートでワタリがなくなり、

そのワタリを訪ねて二階堂マキが

Lの元に現れる。

二階堂マキの父親は殺人ウイルスの

抗体薬を開発していたが

助手の九条希美子に裏切られる。

彼女はLと同じ孤児院出身で英才教育を

受けていた。Kと呼ばれている。

九条はブルーシップと言うバイオテロ集団の

中心者で、表向きは環境問題に取り組む医師だった。

二階堂博士から抗体を奪えなかったことから

娘を人質に抗体を奪おうと拝金主義者の的場が

提案した。娘の命が大事か、それとも抗体をよこすか。

そもそもウイルスは培養したが、抗体をもっていないと

使えないので、うれない。

二階堂博士はそれでも抗体を渡さないばかりか

彼らを道ずれにしようと、ウイルスを自分に注射した。

みるみるうちに博士は全身から発疹ができ

出血していく。それをみた九条は博士がいたブースごと

爆発してウイルスを殺してしまうのだった。

だがそれをみていた、娘マキはワタリの住所をタクシーに

渡して逃げ出した。九条はマキの体にウイルスが

無発症状態で存在することに気がついてマキを探す。

ワタリのいるLのもとにブルーシップのメンバーが

集まった。

Lは、デスノートに自らの名前を書いて

キラ事件に終止符をうとうとしていた。

そのうえに死ぬまでにこれら殺人

ウイルスとテロ集団と戦う羽目になった。

殺人ウイルスのことは、1人の少年が保護されたことによって

Lも知っていた。

少年のいたタイのある村ですでに、殺人ウイルスは猛威を発揮し

村全体が軍によって燃やされた。そのなかに

ひとりだけ助かってワタリを訪ねてきた少年がいた。

この少年は数学の天才だった。

彼の力と二階堂マキの勇気とLの推理力で、

殺人ウイルスを世界にばら撒く計画をもった

ブルーシップとの戦いが展開される。

*****************************

見ていて面白い。

どこがといわれたら、答えようがないが

二階堂マキのスリムで知的なかわいらしさ

タイの少年の寡黙にちかい演技。

Lの「子守は苦手です」という子供相手にとまどう様子。

九条の美しさと不気味さ。

アメリカへ逃げる飛行機の中でのウイルスを

撒き散らしたことから人間が

次々と血まみれになっていくパニック。

デスノートではみられない、Lのアクションシーン。

そして事件の決着後

迎えたLの穏やかな死。

サスペンスだが面白いと感じるのは

しっかりした演出と、登場人物の

演技力か??

DVDでみたいと思いました。

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映画「君に届け」と恋愛観

2011-11-03 09:47:26 | 映画

今朝のめざましテレビでの話題。

恋ができないと

かんじている女性(20代~30代独身)は

都内で調べると

47%・・・・とか。

できないとかできるという

ものではないだろう??

と思うものだが。

しかし、恋ができないと

思っていても

恋をしたいと

思っている女性は100%いるらしい。

恋をするときれいになるというが

仕事に追われている女性にとっては

誰かのために

使う時間などないという。

男性よ

たくましく強い白馬の王子様に

なれないものなのかと

聞きたい。

それとは別に

三浦春馬君、多部未華子さんの
「君の届け」
という映画。

特にどういうわけではないが

地味なストーリーだが

思いが届かない

友人関係
人間関係
恋愛関係

の難しさに
高校生たちが

必死で取り組むのであって

それが

なんとも

胸がきゅんとなる

ストーリーなのだ。

上映されるまえに

春馬君が「胸がキュンとなります」

といっていたので

見てみると

確かに、胸がキュンとなる作品となっている。

二人が出会う

坂道は、桜の木がある。

入学式の日、桜が散るなか

風早翔太は

変な形・・・って

サワコの髪の毛についた

桜の花びらをとって

手のひらにわたす・・・

ハートの形である。

サワコは爽やかな子とかいて

黒沼爽子なんだけど

黒髪のながい少女。

それが、リングの貞子とかぶり

貞子と呼ばれている。

当然、友人はいない。誰にも迷惑をかけずに

誰かの役に立ちたいと

一日一善の癖が

地味に、黒板ふきや

掃除、教室の花のお世話や

花壇のお世話を

こつこつとする。

風早翔太は、クラスの人気者で

いつも爽やかに笑っている。

貞子もそれがまぶしくて

つい、気になってしまう。

風早もまた、出会ったときから

気になっていて

その思いが・・

いつか大きくなって

いつ

君に届くのかと

思う。

しかし、貞子は手ごわい。

その分、彼女のよさに目をつけた

吉田、矢野という女性コンビと

友人になる。

それでも友達とは何か???に

三人は悩んで、やっとのことで

その悩みを克服する。

その場面は一緒に涙してしまう。

好きと恋愛とはなにか???

サワコは考えるが

どうも、自分の中の

風早に対する気持ちは

好き、なのだけど

恋愛だと認めるのは

難しいと悩む。

風早は伝えなくては伝わらないと

行動に出る。

「俺と付き合ってほしい」

バス停でバスを待つサワコに

思い切って告白する。

サワコは時計を見て

「いまからだと時間が・・」

風早はいいかえる。

「俺の彼女になってほしい」

これでわからないはずはない。

サワコは、とっさに答えられなかった。

そして

いいよどんで、

バスが来て・・・・・

話が途切れてしまい

サワコが断った形になって

風早はフラレタと思った。

クラスのクリスマス会には

サワコは参加せず

おかしいと思った吉田と矢野は

サワコを家に訪ねた。

そして、風早をふったことを
しって、

「なぜ??嫌いなの??」

けれども・・・

サワコは

風早を好きだというわけで。

「言わないと伝わらないよ。」

それが友達からのアドバイス。

あの爽やかな風早が落ち込んでいる

大晦日。

いつも例年、コンサートに行って

そのあとサワコの誕生日をお祝いする

家族だったが。

サワコは思い切ってお父さんに「会いたい人がいる
いまでなくてはいけないの」

というと

お父さんは、さみしくいう

「会いたい人がいるなら

いま、会わなくちゃ・・・・。」

サワコは走って、大晦日のカウントダウンを
やっている神社に向かう。

風早はそこで、バイトをしていて

しかし、寂しくて情けなくて

いらいらしているわけで。

友達の真田が彼を誘って

キャッチボールをする。

「黒沼のどこが好きなんだ?」

風早は、ドキッとしながらも

「えっと、一生懸命で、純粋で

人の気持ちを理解しようと・・・・」

風早はおれは黒沼の気持ちをわかって
いたのだろうか

と、気がつく。

サワコは人の中を走りながら風早をさがした。

みんなに風早の居場所を

聞きながら

行った先には

誰もいない。

がっかりして

帰る道はあの桜の坂道。

そこで

風早とであう。

風早は、その手に

担任からあずかった

サワコの生徒手帳をもっていた。

生徒手帳には

あの日の変わった形の

桜の花びらが大事に
はさまれていた。

それと

風早から黒沼へ

というメッセージも。

そして、今日が誕生日と言うことも。

風早は何も知らないで

自分の気持ちを

押し付けていたことに

悔やんでいた。

サワコは風早に走りよって

「あの、ありがとうと
いうか、あの・・・私・・」

「ゆっくりいって、いいよ」

サワコの口から「私も風早君のことが

好きです」と伝えられた。

風早はうれしくて、「これ・・・」

生徒手帳をわたした。

サワコは、自分の気持ちが風早に伝わっていたこと

をしって、笑顔になった。

やっと、思いが届いた

風早は「年の初めに黒沼と一緒で
よかった・・・」

という。

二人は並んであるいていく・・・・・

************************

いいなぁ~~~~~~!!!!

って

おもいませんか?

それから???

二人は、爽やかな高校生カップルで

穏やかにゆっくり

気持ちをはぐくんでいくのですね。

時々、いいなぁ~~と思う

高校生のカップルを見かけます。

そんなに早く相手を決めなくても

と思いますが

それはそれ、これはこれで、素敵なのですね。

「恋ができる」「恋をしている」

これはこれでいいのです。

また、恋人がいないかた。

恋に恋をしてもいいのではないでしょうか?

久しぶりに恋とは???

と考えました。

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快刀ホンギルドン~何度見てもいいね

2011-08-05 23:56:08 | 映画

大好きな快刀ホンギルドンを日本むけのDVDで見ました。

あのころのチャングンソクさん・・・・かっこよかったな・・・

今??今はまたまたおしゃれになって素敵になって

ますますかっこいいです。

快刀ホンギルドンが韓国で放送されていた頃のことです。

エムネットにも

ケーブルテレビにもご縁が無くて・・・

そんな私がチャングンソクさん出演のうわさに聴いた

面白いとの大評判の快刀ホンギルドンを

見たくて

見たくて・・・ユーチューブでも日本語ではないし(なかったのです)

そんなとき、あらすじを書いた某ブログを読んで楽しんでいました。

偶然にもDVDが発売されると知り、海外サイトではありましたが

迷うことなく注文しました。

もちろんリージョンが違いますが、PCだったら変えることが出来る

ので、わくわくしながらDVDを鑑賞しました。

韓国版DVDで、文字は英語でみることができました。

しかし・・・

あの英語をじっくりと訳すのが大変で、全部見終わってあらすじを

ブログに載せるのに1年とすこしかかりました。

あのDVDを見てよかったです。

あとあと日本語版が発売されましたが

倍ぐらいお値段が高かったのと

削除された場面が多かったのと。

おそらく今日見たDVDは

レンタル用だったと思われますが

見ていて

違和感がありますね。

削除されてこまかい場面がないので、

あらすじ的に

どうして

そうなったのか

始めてみる人は分からないと思います。

そんなこともあるだろうと思って

「イケメンですね」も、韓国版を購入しました。

これは

そんなに削除された部分が多いなんて

事はありませんでしたが。

チャングンソクさんがすきで

快刀ホンギルドンが好きなファンの方

当ブログのあらすじを参考にされて

(おかしな日本語になっている箇所もありますが)

このドラマをお楽しみください。

わたしも、あれからどうなったのかと

このブログを参考にしています。

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のだめカンタービレファイナル後編

2010-11-15 23:48:59 | 映画

のだめファイナル後編

やっとみることができました。

ここにきてやっと・・・というと

いまさらネタバレにはならないと思います。

***********************************************

千秋の指揮者としての成功をみてのだめは迷います。

先輩との距離が離れていく、私もコンクールにでたい・・・・

たまたまみたコンクールでラベルのピアノ協奏曲すっかり気に入ったのだめ。

先輩とコンチェルトをやりたい!!!

ラベルのピアノ協奏曲を・・・・

しかし、千秋はソンルイとラベルのピアノ協奏曲の演奏会の

予定がすでにあったのですね・・・

それをなかなかいいだせない千秋・・

たまたまにのだめはル・マルレオーケストラのマネージャーから

その話を聞いて

先輩とラベルをやりたいとはしゃいでいた自分がみじめに

なったのですね・・・。

そしてそのコンサートはすばらしくて、のだめはうちのめされます。

にこやかに家で食事などをつくって、千秋を迎えますが

なんだかおかしいと千秋は感じます。

朝・・・

「先輩・・・結婚してください」

そのまっすぐな目を千秋は出かけるからと

振り切ってさっていきます。

落ち込んだのだめにまえに現れたのがシュトレーゼマン。

のだめのピアノをきいて、コンチェルトをしましょうと

のだめに申し出ます。

シュトレーゼマンのコンサートの演目に急な変更があったと騒然となりますが

その無名のピアニストのだめの演奏を世界は絶賛します。

しかしオクレール先生は一生をピアノにかけるかかけないかの

大事なときになんてことを!!と怒ります。

この演奏会はのだめにとってすばらしい演奏だったので、これ以上の演奏はもう

千秋先輩とはできない。。。といって、ピアノからはなれていきます。

もういいのです。すばらしい演奏ができたし・・・

しかし、千秋はもう一度あの舞台にのだめをだしたくて

ふたりではじめて弾いたモーツアルトの「二台のピアノのためのソナタ」を

ひこうといいます。

「いまさら弾いてどうなるのですか?」

「やってみなくてはわからないだろ!」

あのころと、のだめのピアノは変わったけど

合わせにくいのは変わらない。だけど合わせてみせると

千秋はピアノを弾きます。

のだめから弱気と迷いが消えました。

最高の演奏をしたらまた次の最高の演奏を目指すのですね。

先輩のせなかに飛びつきたい

これってフォーリンラブ???

抱きあう二人です・・・キャ♪

かわいくって、おもしろくって、涙がでて

それでもこの二人のきらきらした

パリでの姿を

あっちこっちで映しながら

お話は終わります。

*********************

※印象に残った場面※

シュトレーゼマンとのだめのコンチェルトをみながら

千秋は思います。

「いままで、のだめのおかげで

日本を抜け出すことが出来たと思っていたが

神様はのだめをこの場所につれてくるために

俺を日本からださなかったのか・・・・・」

人と人の出会いの不思議さ

つながりの深さを

象徴するせりふでした。

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ベートーベンウイルス③

2010-09-02 22:42:07 | 映画

ずっとチャングンソクさんのドラマを見てきて好きな役だな~~とおもう役もありこれはちょっと・・・と思う役もあります。

「イケメンですね」は女優のパクシネさんがすごくいい演技をされていて明るくてかわいらしいけなげな役ですが、グンソクさんは気難しい役でちょっとこのベートーベンウイルスにでているキムミョンミン演じるマエストロカンに似ています。「イケメンですね」のグンソクさんの役もカンマエと同じく「天才」という設定なので、気難しくなるのでしょうか。

ちょっと暗いし・・・口はきついし・・・・

似てますね・・・。これから俳優グンソクさんはどのように変わるのかわかりません。

でも、ブログにあっぷしているあらすじと感想の作品の選択基準は、チャングンソクさんとその役回りが好きということで・・・あります(笑)

*******************************

ベートーベンウイルス:あらすじと感想

第3話 風を感じて

ゴミのようなオーケストラ・・そうカンマにはいった。
ルミは、怒りで涙がでた

あきらめるのがいやなら
ついてこい一週間だ。

オーケストラキラーの本領発揮である。

特に「フンの塊」といわれたチョンヒョン夫人は自信をなくした。
そしてやめるといって去っていった。

残ったメンバーも怖いとかひどいとか不満だらけであったが。

そしてカンマエの指導によるパート別練習でルミもへただといわれた

ここにはまともなやつはひとりもいない
音階練習を100回やれ

こんな短い曲すら出来ないとは。

気が済みましたか?

ゴヌだった。

非難するのが楽しいですか?

「・・・別に

非難しても変わらない。時間の無駄だ。」

「そのとおりです、文句だけで説明が無い。」

するとカンマエはそんな事必要が無いとばかりに
「オケは指揮者の楽器だ。私がオケを演奏するのだ。
年老いた楽器、逃げたフンの楽器、キャバレーの楽器、反抗する楽器。」

「皆人間です。」

「お前達は犬だ。私が飼い主。指示通りに吼えろ。」

大声で怒鳴った。

一同が驚いて静まり返った時、イドウンが「終わった!!」と大声を上げて立ち上がった。

それをみて呆れて去ろうとするカンマエ。
ゴヌが言った。
「犬にかまれた事は?」

「ない。
飛びかかられたことはあるが蹴り上げてやった。」

そういってカンマエは去っていった。

皆帰り支度をしている。

ルミはゴヌに近寄った。

「あの人は口が悪いのよ。気にしないで。」

するとゴヌは

「お前の音、ひどかったぞ。」

と怒った。

「カンマエが怖くて気が散ったの。」

するとキム老人は

「実力を出せる環境ではない。」

といった。
このままではまとまらない・・

その時キャバレーが指揮台に上がった。
そしてカンマエの真似をした。

「お前達は手足が太すぎる、その太い足はなんだ?

力で演奏するのか?脂肪で音楽を奏でるのか?」

皆笑った。

「笑えるか?私が笑いたい。」(キャバレー)
「お前らは犬だ。指示通りに吼えろ。」(キャバレー)

「ワンワンワン」(キャバレー)

一人でカンマエの真似事をしていた。

皆また笑った。

パク先輩が「偽者でいつまで遊んでいるのだ?」

というと
「カンマエの前では黙ってたくせに。」とイドウンが言った。

「カンマエみたい」、といわれたパク先輩は怒ったが、キャバレーが「私のほうがカリスマ性はあるぞ」といった。

パクが「何だその服は蝶ネクタイする暇があったら練習しろ。」
というと

ゴヌは「なんだか、子供みたいな会話です。」

などといって無駄話でだんだん気持ちがほぐれていった。

カンマエが指揮台にたった時、キャバレーはどこが悪いのか説明してくださいといった。

「吹いてみろ。」

キャバレーはうわずった音程で吹いた

「なぜ何も言わないのか分かるか?」

「はい。

失礼・・・」キャバレーは打ちのめされた様子で座った。

ある自主練習でバイオリンの女性が「私も音が可笑しいのかな」という。

「エレキのくせで弓に力を入れすぎだ。」

それはゴヌだった

そして
他の楽器の音を聞かないと調和できない、とアドバイスをした

「どうでしょうか?」とゴヌ。

キム老人は

「そうだ、一度あわせてみよう。」

ワンツースリーフォー・・

あわせようとして警備員がはいってきて

「何時だと思っているのだ!遅いから練習をやめてくれ。」といった。

ゴヌたちはある建物の屋上にあがった

音を合わせながらゴヌが指揮をしていると
ルミがわらった

「まるでロボットみたいよ ぎくしゃくしている。」

「フォームを研究しなくてはね。」

その夜

ゴヌはカンマエの部屋の書棚にいってそれらしき本を一冊・・・

「何をしている?」

と聞かれてホンをシャツの下に隠した。

「不眠症でしたら僕の以前持っていたDVDをどうぞ・・」
といって18禁のDVDを差し出した。

部屋にはいって本を早速読み始めたのだった。

ゴヌ・・・まじめである。

こちらはキム老人。

彼は問題を抱えている。

認知症になる可能性があるというのだ。

並べているCDの順番を覚えてひとつひとつ空で暗証している。

そんなときに、信頼しているひとはおじいさんだけといってイドウンがやってきた。

きけば家庭の不幸とともなってお金が必要で20万ウォン貸して欲しいという。

キム老人は普段からのイドウンの言動に不信を持っていたので断った。
イドウンは怒って帰っていく。

ゴヌを中心とした自首練習は続いていた。

テンポ・・カンマエが言ってたよりも少し早くしても良いのでは?
と解釈した団員達だった。

カンマエが言った。
呼吸が合ってきた音程もいい
だた走りすぎだ。
指揮をよくみてもっとゆっくり・・といった

再び演奏したが速さが合わない。

カンマエの指摘に皆ゴヌを見た。
ゴヌは立ち上がり、手をたたいて早さをカンマエに確認した。

もっとゆっくりだ・・こうだ・・・

カンマエは指揮棒を叩いた。

ゴヌは

ああ・・・わかった

皆このテンポだ、と手を叩いた。

カンマエはそれをけげんそうに見ていた

ではもういちど。

ウイリアムテル序曲のトランペットをゴヌが吹く。
それにあわせてキャバレーも吹く、弦楽器もみる・・・

ゴヌにあわせている。

首脳会談・・

ルミは指揮者のせいでせっかくの雰囲気ぶち壊しと怒る。

キム老人は、カンマエはよくなったといったし、ゴヌのおかげといった。

ゴヌはガビョンさんの力ですよ。といった。

しかし、気をつけないと、ゴヌの指揮になれてカンマエの指揮にあわせられなくなったら大変だ。
今度はカンマエにあわせようと決めた。

ルミはこれは実力だというが、カンマエにとって指揮台に他の人間が上がったなどというと彼のプライドがきずつくと心配した。

マエストロとは絶対的な存在である。
カンマエに知られないようにしよう

それが首脳会談の結論だった。

カンマエの練習が始まった。

そこに不信な男性がはいってきた。
イドウンの父親のようだ。母親も来た。

「おまえ、学校を何故辞めた」と、父親はイドウンを攻めた

「お金が無くてもお前には才能がある」と父親は信じていた。学費が払える経済状況ではない。身体障害者の父と、水商売で糖尿病の母。

バイトでお金を稼いで生活をしているイドウンにとってすこしでもお金を稼ぎたかった。

しかしオヤに学費も負担させてはいけないと思って実際より学費を安く言ってその差額をバイトで埋めていた。

だが、それも限界で先日キム老人宅に行ったとき、お金を貸して欲しいといった事は本当で、大変困っていた。
だからそれゆえに貧乏を認識してイドウンは学校を辞めた。

父は誰かを恐喝した事で電話があったという。イドウンはキム老人だとわかり恨みを行って去っていく。

カンマエは練習の始まる前にドア影から団員の疑問に答えるゴヌを見た。

なにをしている?
と聞くと

ジュヨン:宴会の件で・・・

ジュヒ:ゴヌが幹事なのよね

ヨンギ:先生はただにしよう

ゴヌ:タダだなんて・・・

練習中様子を見たカンマエは急にタクトを下ろした。

「お前・・・」

「俺?」
「吹いてみろ
お前は神のように扱われているな
どれくらいの腕前か確認したい。
レターCからだ・・」

ゴヌは楽譜をみて・・
それをヨンギ(キャバレー)にかえした。

「どんな感じでしたっけ?」

「何??」

「楽譜は読めなくて」

団員達はざわざわした。
「楽譜が読めない?」

「複雑すぎるから聞いて覚えたほうが早い。」

「覚える?」

「はい、聴いたまま・・
演奏に支障はないでしょ?」

「確かにそうだが、楽譜は基本だし・・」

カンマエが手を上げた。そしてピアノのまえにすわって短いフレーズを弾いた。

「吹いてみろ。」

ゴヌはその通りに吹いた。

おおお~~と声が上がった。

「もう一曲・・」少し早くて長い・・

それも同じく吹いた・・

おおお~~すごい!!

「問題があるなら楽譜を覚えます」といった。

「天才だ・・

本当に天才なのか??

楽想もテンポもアクセントも
聴いたまま覚えるという

すごい天才だ。」

「どおりで教えるのが上手いはずだ!」

これにカンマエは反応した。

「教える?」

ルミは
「ゴヌは自主練習の時は大活躍なんです。先生の説明を全部覚えてて教えてくれます。」とごまかした。

その夜、ゴヌは自主練習にいくまえにカンマエに聴かれた。

「一度聴いただけで他のパートも覚えるのか?」

「はい。」

「だから楽譜は必要ない。」

「はい。」

「楽譜どころか25歳になるまで才能にきづかず、交通整理をしてきたわけか。クラシックをはじめても思いいれも無く私の質問にも上の空で答えるだけ。才能も知らずに・・フン

豚に真珠だな。もったいない話だ

おまえは傲慢やろうか、バカヤロウのどちらかだ。」

カンマエがそこまでいうとゴヌは夜食を食いにいくといって出て行った。

カンマエは思い出した。
あの時、テンポが早いといったら
自分のテンポをまねてすぐ理解でした

おまえはすごいなどうりで教えるのも上手いはずだ

8分の一音だからこのくらいかなと

スコアならともかくパートも覚えるなんて

カンマエはゴヌのエピソードを思い出していた

一方この夜中に聖堂ではみんながそれそれの楽器で遊んでいた。

そろそろ練習しようぜ・・・

そういったので始めた

騎兵隊序曲・・・

テンポはカンマエより早い

その聖堂にある男が近づいてきた。

ヨンギはいった。「本当の指揮者はゴヌでしょ」

あはははは・・

「ヨンギさんはカンマエとの練習ではなにもいえないのに。」

「私も早いほうが好き。」

「公演では指揮者の指示にしたがわないと。」

「どっちでも良いから早く練習しよう。」

「カンマエが知ったら大変だ。」

「大変だってかまわないさ
ダメな指揮者が首になるのは当然だ。」

近づいてきた男はカンマエだった。

カンマエはドアを開けた

指揮台に立っているゴヌを見た

「夜食を買いに?皆で宴会か?何故驚く?秘密結社の会合か?」

「先生・・・」

ルミが立ち上がった

「そのままこっちへ」

ゴヌが出てきた。

「どうすればいいですか?」

カンマエはいった。

「首だ!!

指揮者はほかに居ない、トランペットならいるだろう。」

「わかりました。」

去ろうとするゴヌに、ルミは言った。「ここにいて。」

「ゴヌは残します。」

「なんだと?」

「皆をまとめて引っ張ってきたのはゴヌです。彼がいなければとっくに解散していま

す。」

「だったら私がやめる。」

「どちらかを選べというのならゴヌを選びます。」

「そうやっていい加減にするんだな。」

「とにかく公演をやりたいのです。いい加減ではありません。見下されて侮辱されるのは私が原因ですから耐えますが、団員達はもう限界です。
団員達とともに歩める人を望んでいます。

それがゴヌです。

先生ではありません。」

「それだけか。

私はもう帰りたい疲れた。」

「申し訳ありません。」

カンマエは去っていった

さてチョンヒョンさんは、

家庭が自分の居場所と思っていた。

夜中にでかけていたことについては

迷惑かけたわね、と家族に謝罪をしたが実は母親がいなかった事など誰も知らない。
気がつかない。主人でさえ気がつかない。「え?居なかったの?」というぐあいに。

だれも母親の存在など気がつかないのだった。それにショックをうけたチョンヒョン。

それより飯が柔らかすぎだと主人は怒った。

翌日チョンヒョンさんは八百屋で
フユアオイを探したがない。八百屋の奥さんにフユアオイがないのかとたずねたが返事もしてくれない。おまけに他の客の相手ばかりをしてちっとも話を聞いてくれない。

店にフユアオイがあるのを見て。なぜあることを知らないの?無視しないで、人の話を聞いてと怒った。

ルミの車で聖堂に着いたゴヌ。

楽譜を読む練習をしていたらしい。
遅刻である

カンマエはどこにいったかわからないとゴヌがいうが

聖堂にいた。

驚く二人

幽霊でも見たか?ときかれた

最後の日だ、仕上げをしないと・・・

ネッラファンタジア
モリコーネが作曲した曲だ。4分の4拍子

これは映画ミッションの主題歌だ

・・・楽想をいう

みんな鉛筆をうごかす

ゴヌはじっと聴いている

ヨンギは無理と書いた

団員の反応を見てストーリーを話して行く。

ピアノをひいて実際の演奏の仕方を指導する。

ヨンギは分かってきたと喜んだ。

「皆さん目を閉じて・・

テンポや音程は問題ではない

大切なのは観客に何を伝えたいか・・心だ
気持ちだ・・・

目を開けないで

どこからか鳥の声が聞こえる・・

小川のせせらぎも聞こえる

暖かい日差しも感じられる
シマリスが通り過ぎる
風もそよそよと吹いている
さわやかな木の葉のかおり・・・・・」

そして皆がそんな草原にいる・・・・・

「ネッラファンタジアの世界にようこそ」

音符や速さは必要ない
あわせばいいんだ。

そして演奏が始まった

あたらしい世界へいった人がみたものは??

メロディをつないで

だんだん大きく??

ファンタジアだ幻想的に

徐々に近づく

また遠くに消えていく・・・

終わった

皆はその感動に呆然とした

「お疲れ様」(カンマエ)

指揮一つでこんなにも変わるのか

吾に帰った団員は拍手をした

ブラボーカンマエ最高!!!

ところがカンマエは仕返しに出た。

「私はここまでだ。期待の新星カンゴヌがいる。
楽譜が苦手な怠けた天才だ

後は皆さんでやってください。」

そうだ・・・みんながカンマエはいらないと結論を出したからそれはなにもいえない。しかしこれほどまでにすごい指揮を見せ付けられて、去っていくのを見ているのもしゃくに障る。

「航空券を手配してくれ。」

そういって去っていった

「なぜ?
やめるの??待ってください!!」

どうする?という表情でルミはゴヌを見た。
どうにもできない

家に帰るとカンマエは荷物をまとめていた。
「後は送ってくれ

あ、本が一冊無いけどお前か?
お前にやるから覚えるといい

暗記して役立つかな

役立つだろうなお前は天才だから

音楽を感じてもらうための芝居は疲れる
ではもう寝る。」

「先生が嫌いです。」

ゴヌが言った

「強烈な別れの言葉だな

分かっている事をわざわざ言いに来るな。」

「平気で人を傷つけて自画自賛して意見を言えば、残酷に踏みにじる。許せません。先生の全てが嫌いです。」

「だが、こんなものいるぞ。

実力も無いのに他人に迷惑をかける奴
いつか私が懐かしくなるさ
嫌われて結構。」

そういってカンマエはドアを閉めた
その向こう側からゴヌの声がした

「でも指揮は最高だ
それは認めます
いいたくないけど生まれて初めて
感じた音楽があんなに美しいなんて
信じてもらえなくても本心です。」

「テンポを変えた間抜けのくせに からかうな。」

「指揮を続けてください

そして俺に指揮を教えてください。」

ドアを開けてカンマエはいった
「この状況で私がオッケーするとでも言うのか

どういうつもりだ、何かの冗談か

ま。面白くも無い冗談だが。」

「傲慢でした。

先生の指揮を見て自分が恥ずかしくなりました。」

「それが私が聴きたかった言葉だ。」

「俺では全然足りていない。」

「何が足りなかったのか言え
答え次第では考え直す。」

「全てでした。」

「わかっただが指揮はできない
謝罪と罰は別だ、自分たちで責任をとれ。」

その夜カンマエは自分を非難したルミの言葉を思い出していた

モーツアルトは貴族ではないわ。あの時代だとアンタはサリエリね

私は団員達を一緒に歩める人を望んでいます

彼女は何故謝罪をしない・・・・

さて市長は接待で飲んでよっぱらっていた。

車で接待所を去ろうとしたとき、そのまえにたちはだかったのかイドウンだった。

「なんだ、君は??」

「酔いがさめるようなお話があります。」

カンマエの元にルミが航空券を持ってきた。

「引き止めたいけど無駄でしょう。」

「なんにしてもこれでいい。これでマエストロカンと摩擦をおこしてお互いが疲れることが無い。」

そんな言い訳をぐだぐだとした。

「おまえにとって最高の指揮者は彼だろう。」

ルミにとって指揮者はゴヌでよかった。

「私が集めた団員が大切なのです。

しかしあのことは謝ります。先生の実力を見くびっていました。

勝手にゴヌを指揮者にして練習した事。
指揮をあまくみていたこと
交代して欲しいといった事。」

カンマエは航空券を取り上げた。

「最後に謝るとはただのいいわけだ。」

「多くのことを学びました。
お疲れ様でした。」

二人が背を向けたその時二人のケータイが同時になった。

そして詐欺事件がばれたのだった。

あのオーケストラは偽者か。

ルミの係長だった。

そして通報したのはイドゥンだった。
二人はお互い顔を見合わせた。

ことは収束に向っているわけではなかった。

第3話おわり

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